産後コラム

高齢出産のメリットとは?産後ケアも合わせてご紹介!

初産で35歳を過ぎた女性の場合「高齢出産」といわれますが、女性の社会進出やライフステージの変化などで増加傾向にあり、今や30%近くが高齢出産となっています。
また、初産の平均年齢も30歳を超えています。
高齢出産の準備をしたり、迎えたりする方に、前向きに取り組める情報をお届けします。

高齢出産のメリットは?
高齢出産のメリットは、社会経験などで成熟された精神を持つ母親になれることが挙げられます。
育児においてトラブルは付き物です。
高齢出産の場合、豊かな経験から柔軟な選択をし、すでに出産経験を終えた人からの適切なアドバイスを受けられます。
初めての育児でも冷静な対応ができるでしょう。

また、経済的に安定している傾向が多いのも、メリットのひとつでしょう。
高齢出産は社会的地位を築いた方が取り組まれることが多いです。
産休・育休などが取りやすく、時間に融通を利かせながら、継続したキャリアを保てる場合もあるでしょう。
経済的に豊かであれば、子供にかけられる時間や金銭的な余裕が生まれます。

一方で、高齢出産における流産や妊娠と併発しやすい病気などが起こりやすいといったデメリットもありますので、理解しておきましょう。
禁酒や禁煙、食事管理、体重管理など、基本的な体調を整え、産前産後にも体力をつける、医師の定期的な診察をおこなうようにしましょう。

また、注目したいのが、高齢出産による「若返りホルモン」です。
妊娠・出産による女性ホルモンの増加により、新陳代謝が活発になる、血流がよくなる、肌つやが増すなど、女性らしい美しさが磨かれるのです。
健康で綺麗な母親でいたいという思いが、より若さを保つ源となります。

高齢出産の産後ケア
高齢出産の場合、難産や帝王切開などをおこなう可能性があるため、産後の産褥期におけるケアには注意をし、産前から準備する必要があります。
産後は、安心して預けられるベビーシッターやファミリーサポート、託児施設などを検討しましょう。
ホテルなどが併設されている産後ケアリゾートなどでリフレッシュするのもおすすめです。
産後は、家族による育児支援も必要です。
産院や行政で行っている育児教室などに積極的に参加してもらうのもおすすめです。
骨盤安定せず歪みが生じている、乳房などに痛みがあるなど、体に不調を感じた時は、些細なことでも医師や助産師などの専門家に相談しましょう。
自分の体を労り、健康に気を遣うことが、赤ちゃんの健やかな成長にも大切だといえるでしょう。

まとめ
高齢出産はいまや日常のものとなり、その精神的なメリットや、金銭的なメリットも多くあります。
若返りホルモンで女性らしさを得て若々しくいられることが可能でしょう。
産褥期において無理は禁物ですので、赤ちゃんの発育のためにもご自身の体を労り、健康第一に過ごせる準備をしましょう。

産後を楽に過ごせるように筋肉をほぐすべき?

出産までも大変な道のりなのに、出産した途端に「母親」として忙しい日常が始まりますよね。
生活リズムは子供に合わせたものになり、いつのまにか筋肉が凝り固まってしまって、腰痛などに悩まされる方も多いのではないでしょうか?
今回は、筋肉を柔らかく保つことで、どんな良いことがあるのか?などをご紹介していきます。

筋肉が硬くなる原因とは?

デスクワークなどの仕事で長時間座ったままの姿勢を取る、飛行機等の乗り物に乗った際に腰が硬くなってしまった、などが筋肉が硬くなる原因ですが、産後の場面では、「抱っこ」が挙げられます。
例えば、抱っこをしたまま子供が眠りについた場合、その態勢をとったまま寝かせようと、それが辛い姿勢でも維持をしようと頑張ってしまいがちです。
そうなると腰に大きな負担がかかり、筋肉が硬く強張ってしまい、腰痛に繋がります。
それだけでなく、産後の広がったままの骨盤にも影響が及ぶと、骨盤がスムーズに動きにくくなります。
また、赤ちゃんの頭は重みがあり、抱えたままでいると手首にも負担がかかり、痛みが引かずに腱鞘炎になる方も少なくありません。
ゆっくり休んだり、ストレッチをしたりがなかなかできないので、赤ちゃんと暮らしている日常の中で筋肉が硬くなってしまうのです。

柔らかい筋肉は、どんな良いことがあるのか!?

柔軟性のある筋肉を維持できると、健康だけでなく美容にも良い効果があります。

①安眠できる
子供のお世話は夜中も続きます。
しばらくは夜泣きや授乳、おむつ換えなどで、細切れの睡眠になります。
そんな時は、短時間でも深い眠りで疲れを取りたいものです。
腰痛がないと背中がしっかりとベッドにつくので、ぐっすりと眠れるでしょう。
また睡眠は血行促進にも繋がります。
疲労が回復できるだけでなく、老廃物が排出され、美肌効果も期待できるでしょう。

②冷え性が和らぐ
柔軟な筋肉は血行を促すので、体の末端まで血の巡りが良くなり、冷え性の緩和が期待できます。

③むくみが改善される
筋肉が凝っていて硬くなっていると、リンパ管を圧迫し、血行不良になります。
そうなると、余分な水分を溜め込みやすくなってしまうため、むくむのです。
それらも、柔らかい筋肉ならば、リンパの流れも促され、むくみにくい体になるでしょう。

まとめ

子育てはただでさえ大変なのに、腰痛や肩凝りなどの体の不調に悩まされるとより大変です。
痛みや不調があれば、なるべく早く改善しましょう。
親の健康は、子供の成長にも大きく影響を与えるでしょう。
ストレッチなどを取り入れて、筋肉を柔らかく保ち、元気に毎日を過ごしましょう。

産後のむくみとは?原因と対処法をご紹介!

大変な妊娠期、出産を終え、徐々に体の調子が戻ると思っていた産後、むくみに悩まされる女性は多いのではないでしょうか?
新生児の世話に追われ産後のむくみを放置すると、肥立ちが悪くなり、時を経て更年期障害を引き起こすなど後悔する事態にもなりかねません。
今回は、産後のむくみについてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

産後のむくみの原因と症状とは?

臨月の母体は、羊水や出血などがある出産や母乳を作る準備のため、体内の水分を出来るだけ保持しようとします。
産後は女性ホルモンが急激に低下し、出産時の骨盤内のリンパの損傷もあり、体内はむくみやすい状態となります。
このような体内の状態に加え、新生児の頻繁な授乳や、オムツ交換などの出産直後の慣れない育児に対する緊張が、ストレスや睡眠不足を呼び、よりむくみやすい状況を生むのです。
指輪が入らなくなったり、靴が窮屈に感じたりした場合、妊娠による体重増加ではなくむくみの症状を疑いましょう。
特に足はむくみが出やすい箇所です。
くるぶしやアキレス腱がむくんで見えづらい、ふくらはぎを2、3秒指圧してみてなかなか跡が消えない場合は、むくみの可能性が大きいと思われます。

産後のむくみ解消の対処法

産後の体は疲労が大きく激しい運動をすることは適しません。
セルフケアによるむくみ解消を目指しましょう。
おすすめは足湯です。
ふくらはぎぐらいまでの深さのバケツにぬるめの湯を張り、20分程度浸かるとよいでしょう。
グレープフルーツなどのリラックス効果があるアロマオイルを足すと効果的です。
また、足首からふくらはぎにかけてのマッサージや、着圧ソックスなど生活に取り入れやすいものでむくみ解消をしましょう。

また、食事によるアプローチも大切です。
ラーメンや味噌汁などの塩分の多いスープは控えめに、きゅうりやカボチャなどのカリウムの多い食べ物を積極的に取り入れるとよいでしょう。

まとめ

産前産後の女性の身体はむくみやすい状態です。
むくみの症状が現れたら、放置せずにセルフケアをしましょう。
下半身の血流を良くするための足湯やマッサージがおすすめです。
食事も塩分過多に気を付け、カリウムの多い食べ物を積極的にとって、むくみ解消に取り組みましょう。

産後の不調と対処法について

「子供が産まれてから、自分の身体に不調を感じる」「出産前に比べて身体が思うように動かない」などの悩みを抱える方は多いのではないでしょうか。
産後は、自分の身体に何が起こっていて、どのような不調が出てくるのかきちんと知っておきたいですよね。
今回は、産後の不調と対処法について、まとめましたので、是非参考にしてみてください。

産後の身体に起こっている事

産後の身体に起こる不調を3点まとめました。

①出産による骨盤の変形
赤ちゃんがお母さんのお腹から出てくる時に通る産道には、「恥骨」という硬い骨があります。
これは骨盤下にあり、通常は閉じたトングの先のように2本の骨が合わさった状態で子宮を支えています。
妊娠から出産の過程で、この恥骨は赤ちゃんが産道を通れるように開きます。
この時開いた恥骨が、赤ちゃんの頭の大きさなどの要因で必要以上に開いてしまうと、痛みを感じる事があります。
出産後、恥骨は2ヶ月ほど掛けて徐々に閉じますが、痛みが続くこともあります。

②妊娠中と出産後の体幹の変化
妊娠中はお腹が出ている方へ重心が掛かるため、反り腰の姿勢になりやすいです。
出産後、赤ちゃんを支える必要がなくなった背骨、骨盤はそのギャップで体幹がずれ、ゆがむ可能性があります。
歪みは姿勢が悪くなるだけではなく、血流の悪化や、むくみ、便秘、生理不順を誘発することもあります。

③ホルモンバランスの変化
赤ちゃんをお腹の中で育てるために分泌されていたホルモンは、出産後急激に減少します。
ホルモン量の変化は、時にイライラや不眠の原因です。
特に、女性ホルモン「エストロゲン」は減少すると、肌荒れやシワを引き起こします。

不調への対処法

産後に上記が原因で不調になったときに対処法として、正しい姿勢の維持を心がけることが大切です。
骨盤矯正ベルトのような器具に頼るのも良いでしょう。
産後に乱れやすいホルモンは、バランスの取れた食事で改善していきます。
また規則正しい生活リズムを心がけることで、改善していきましょう。

まとめ

今回は、産後にあらわれやすい不調の原因と、不調への対処法をまとめました。
この記事を参考に、不調を対処し、健康な身体を取り戻しましょう。

産後の骨盤矯正って?

出産後、体型を元に戻すための施術方法として「骨盤矯正」があることをご存じの方も多いと思います。
そもそも骨盤矯正はなぜ必要なのでしょうか。
今回は産後に骨盤がゆがんでしまう理由や、産後骨盤矯正をするタイミング・効果についてご紹介します。

なぜ産後に骨盤はゆがむのか?

骨盤は上半身と下半身を繋ぐ腰の位置にあり、その内側には子宮があるため、出産には大きな関りをもつ部位です。
女性は妊娠をすると子宮が大きくなり、それが原因で心臓や肺が圧迫されるため、重心がズレてしまいやすいのです。
また妊娠中は胎児を支えるために骨盤周辺の負荷がかかるため、腰痛などの不調も引き起こしやすいといえます。

産後骨盤矯正はいつ頃おこなうもの?

骨盤は、妊娠3か月頃からホルモンの作用によって徐々に開き、出産時には赤ちゃんが産道をとおりやすいように骨盤下部分が大きく広がります。
出産後は反対に骨盤の内側の筋肉が収縮し、締めようとする作用が働いてくるでしょう。
ことのきにゆがんだ骨盤を治す施術が「産後骨盤矯正」です。
産褥期を過ぎてから6か月くらいまでの間は、ゆがんだ骨盤が正しい位置に戻りやすいといわれているため、この時期に産後骨盤矯正をするのがおすすめです。

産後骨盤矯正で得られる効果は?

骨盤矯正で骨盤を正しい位置に戻すことによって肩や頭部などの血液が循環になり、肩こりや腰痛などが改善されるでしょう。
また筋肉のバランスが良くなると代謝アップに期待ができるため、消費カロリーが大きくなり痩せやすくなります。
その他にも冷え性やむくみ・便秘解消などの改善に期待ができるため、ダイエットのサポートに繋がるといえますね。

まとめ

産後の骨盤は、出産時のホルモンの作用でゆがんでしまうことが多く、元に戻らないとさまざまな不調を引き起こす可能性があります。
放置しておくと体調不良に繋がってしまうケースも考えられるため、ゆがみが気になる方は産後骨盤矯正を利用してみるのも良いでしょう。

骨盤ベルトの役割

産科や母親教室などで「骨盤ベルト」の着用をすすめられたことがある妊婦さんは多いのではないでしょうか。
「付けてる人が多い気がするけど、自分もやったほうが良いのかなぁ」と、なんとなくよく分からないままの着用は不安ですよね。
骨盤矯正の観点から、骨盤ベルトの役割やメリットを勉強していきましょう。

妊娠中の骨盤ベルトの働き

「骨盤ベルト」という器具について、1度は目にしたり、かかりつけの産科で聞いたことのある方は、多いのではないでしょうか。
女性は妊娠すると、だいたい妊娠後3ヶ月ほどでお腹の膨らみが目立ってくるようになります。
お腹が膨らんだ分、赤ちゃんが大きくなっているわけですから、お腹に重心が集中します。
ちょうどその頃、骨盤も出産へ向けた準備をし始めます。
赤ちゃんを出産しやすくするために、関節や靭帯を緩める働きをするホルモンが体内で分泌されます。
関節・靭帯が緩むことで身体は、お尻の関節や腰の骨で赤ちゃんを支えようとします。
そうすると腰への負担が増え、腰痛を引き起こす原因になります。
そんな時が「骨盤ベルト」の出番です。
骨盤まわりに巻くことでお腹の赤ちゃんを支える手助けをしてくれるだけでなく、お腹が出っ張って反り腰になりやすい姿勢を補正してくれたりします。

骨盤ベルトはいつからつける?

骨盤ベルトはお腹が膨らんでくる妊娠後約3ヶ月から、腰に負担がかかりな頃につけるのが適当です。
とはいえ、腰への負担を感じる時期は人それぞれなので、妊娠初期から付けるのが良い妊婦さんも居ます。
ただし、ベルトを誤った使い方をしたり、無理に腰を圧迫すると血流が悪くなったりし、不調を招くことがあります。
そんな時は無理してベルトの着用をするのをやめ、心配な場合はかかりつけの産科で相談しましょう。

産後も活躍する骨盤ベルト

妊娠中、お腹の赤ちゃん支える手伝いをしてくれる骨盤ベルトですが、実は出産後にも使えるんです。
骨盤の下部の恥骨は出産直後、赤ちゃんが頭を通ってきたまま開いた状態になっています。
出産後、開いた恥骨は数ヶ月かけてまた元に戻っていきますが、この間、腰がガタついたりなど不調を感じる人も居ます。
そんな時にも骨盤ベルトは、骨盤周りから恥骨をホールドして腰をサポートしてくれます。

まとめ
妊娠・出産後の骨盤のこと、また骨盤ベルトの有用性についてお分かりいただけましたでしょうか?
お母さんのお腹の中で約3000グラムもの赤ちゃんを支える訳ですから、つらい時もありますよね。
そんな時は骨盤ベルトなどの器具を活用したり、産科、整骨院などで相談してみてくださいね。

産後の肩こりに必見!育児の合間にできるセルフケア

妊娠と産後を機に、ホルモンバランスの急激な変化などで体のさまざまなところに不調がでてしまいがちです。
また、ホルモン分泌の変化だけでなく、育児に伴う生活環境の変化も乱れやすくなる原因になることがあります。
出産のダメージもまだ回復していないところに、授乳や赤ちゃんのお世話で睡眠不足になります。
こうしたことで起こるホルモンバランスの乱れに体はすぐには対応できず、体調不良として体のあちこちに様々な症状が出てきます。
今回は、産後の肩こりの原因から解消法を説明していきます。

産後の肩こりの原因

産後に肩こりになってしまう原因は、以下のようなことが考えられています。

・赤ちゃんの授乳や抱っこによる身体的負担
・授乳時の冷えや姿勢の乱れ
・運動不足
・妊娠と出産による骨盤の歪み
・精神的なストレス

多くの母親を悩ます肩こりは、授乳や抱っこをしたり、ホルモンバランスの変化したりなど、避けて通れないことが原因となるでしょう。

産後の肩こり解消におすすめなセルフケア

・普段の姿勢に気をつける
・適度な運動をする
・からだを温める
・ストレス発散をする
・温かい飲み物を飲んでからだの内側から温める

日常の生活習慣を改善して、肩こりを予防・改善することが大切です。

肩こり・首こりを緩和できる簡単な方法をご紹介します。

・産後の肩こり対策「ストレッチ」
あぐらをかいて胸の前で合掌ポーズをします
背中を伸ばしながら、両手を頭の上にあげます。胸を大きく開くイメージでやると良いです。
合掌をほどき、腕をおろしていきます。
首をゆっくり回します。
この一連の流れを10回ほど繰り返します。

是非、実践してみてください。

まとめ

今回は、育児の合間にできるセルフケアをまとめました。
現在肩こりに悩まされている方は、原因を知り、セルフケアを実践し、肩こりを予防・改善していきましょう。

産後の骨盤!産後の骨盤ケアの重要性

今回は、産後の女性の身体についてお話しようと思います。
出産後に変わってしまった体型、腰痛や肩こりなどの産後の不調に悩まされる方は少なくありません。
妊娠前の体型に戻して健康も取り戻したいですよね。
解決策としてポイントとなるのが骨盤矯正です。
骨盤矯正はダイエットだけでなく腰痛など体のトラブル解消にも役立つので、健康的で美しい体を目指しましょう。

不調の原因は骨盤の歪み

産後の不調の悩みのほとんどは骨盤の歪みによるものです。
端的に言うと、骨盤のゆがみというのは、「骨の結合部のズレ」です。
骨盤がゆがむと、肩こりや腰痛、冷えや便秘、むくみやX脚及びO脚、代謝が悪化し太りやすい体質になる、などの症状があります。
ひどい場合は、立つ歩くなどの日常生活に支障をきたす恐れもあります。
骨盤のゆがみは、骨盤を支えている腰回りの筋肉が固まってしまうことや、骨盤の位置が左右でズレていることが主な原因です。
腰の筋肉が硬くなることによって骨盤の動きに違いが出ている状態を言います。
「腰回りの筋肉の柔軟性を回復させる」こと、及び「骨盤の位置を矯正する」ことで、治すことができます。

骨盤の歪みの予防方法

腰回りの筋肉が減ったり硬くなってしまったりすることは、骨盤を歪ませる一番の原因になります。
腰回りの筋肉のストレッチや運動を行い、柔軟性を向上させていきましょう。
骨盤周辺の筋肉をストレッチし、柔軟性を高めるメリットとしては、以下の6点が挙げられます。

・肩こり、腰痛の改善
・姿勢の改善
・股関節の可動域の向上
・ヒップアップに繋がる
・冷え性が緩和する
・むくみの解消、肌がきれいになる

自宅で日常のケアとしてストレッチも良いですが、自己流で行うよりもプロの方にお願いしたいという方は、お近くの整体院や整骨院に相談してみてください。

産後はしっかりと休んで体を回復させよう!

妊娠・出産を経て我が子と会える喜びはとてつもなく大きなものです。
たくさんの人に祝福され、幸せでいっぱいになります。
そして、産後は経験したことのないような体の疲れも感じます。
そこで今回は、産後に起こりやすい身体の症状について説明していきます。

産後に起こりやすい症状

具体的な症状は、以下の通りです。

・体力が落ちた
・すぐ風邪をひく
・不安やイライラ、憂鬱など心が不安定
・腰痛、肩こり
・抜け毛
・肌荒れ
・尿漏れ、便秘

産後6~8週間までは「産褥期」と呼ばれる時期で、この期間は無理をしてはいけません。
特に産後2週間は、授乳の時以外は赤ちゃんとゆっくり横になったり、身内や産後ケア事業など人の力を借りて安静にしましょう。
よく寝て、ストレスを溜めないことが大切です。

食事内容に気をつけよう

産後は体がエネルギー不足な上、母乳をつくるため栄養が欠かせません。
以下のポイントに留意して栄養バランスのいい食事を心がけてください。

・たくさん咀嚼し、ゆっくり食べる
・タンパク質は動物性と植物性をバランスよく摂る
・タンパク質の吸収率を上げるためにビタミンB6を摂る
・レバーなどの赤いものや、ひじきなどの黒いものを食べて鉄分を摂る
・鉄分の吸収力を上げるためにビタミンCを摂る

筋力アップを図ろう

産後は筋力が低下しています。
そのままにしておくと、尿漏れ・便秘・肩こり・腰痛・むくみ・体重が増えるなどの症状の原因となりますので、無理のない範囲でストレッチなどをして筋力アップを心がけましょう。

お灸もおすすめ

セルフケアとしておすすめなのが、お灸です。
「もぐさ」はよもぎでできており、その中に含まれるチネオールという精油成分は心を安定させます。
煙が出るタイプ・出ないタイプ・貼るタイプなどさまざまな種類が販売されているので、お好きなタイプを使用してください。

産後の生理について

産後のママさんたちは、赤ちゃんのお世話でバタバタしていると思いますが、「生理はいつから始まるのが正常なの?」と悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、産後の生理についてご紹介していきます。

授乳をしている時期

産後、赤ちゃんがおっぱいを吸っていると、体の中でプロラクチンというホルモンが大量に分泌されます。
プロラクチンには、卵胞ホルモンの分泌を減らし、排卵を抑える傾向があります。
そのため、赤ちゃんが母乳を飲んでいる時期には、生理が始まらないことが多いです。
授乳中でもプロラクチンの分泌は徐々に減り、体が排卵の準備を始めます。
そのため、授乳中でも出産後半年から1年くらいで排卵が再開し、月経が始まることがあります。
産後の月経の時期は、個人差が大きく産後1年くらいをめどにすると良いでしょう。

生理の変化はどう受け取るべき?

月経が再開すると多くの場合、ホルモンは妊娠前と同じ状態に戻ります。
しかし、育児疲れやストレス、睡眠不足や生活習慣の乱れなどから月経が再開しても、しばらくは月経不順に陥ることがあります。
月経不順でも、再開後半年くらいは、様子をみて大丈夫です。
ただし、痛みが酷かったり、量や周期、期間など気になる点がある場合は、産婦人科医に相談してみましょう。
生理痛が酷い場合は、掛かりつけの産婦人科医を持ち、気軽に相談してみると良いでしょう。
規則正しい生活、栄養バランスの整った食事、下腹部や下半身を冷やさない工夫などを心掛けることも大切です。
生理痛が酷い時には、無理しないで家事を家族に任せたり、保育園の一時預かりを利用したりして体を休める時間を作りましょう。
市販の鎮痛剤は、母乳には影響しないので市販薬を飲んでも構いません。

まとめ

生理再開には、個人差が大きく影響しますので、あまり深刻に悩まずに一年をめどに判断してみて下さい。
生理がはじまっても生理不順になったりする場合があるので心配な時は、産婦人科医に相談してみましょう。