産後コラム

母乳にも影響する産後の肩こり

 

 

わかば整体院院長の須崎です。

 

ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

本日は『母乳にも影響する産後の肩こり』について書いていきたいと思います(^O^)

 

産後ママたちの声

 

「子どもを産んで初めて肩こりの感覚が分かりました。」

 

「スリングはとっても便利ですが、肩がこってつらいです。」

 

「肩こりがひどい時は頭痛もあって辛いです。」

 

出産間もないママからこんな相談を受けることは少なくありません。

 

多くの産後ママたちが慣れない子育ての大変さに加えて、体の変化、体調の変化に悩んでいます。

 

恥骨痛、頻尿、腰痛、産後太り。

 

実は「肩こり」も産後のママからよく聞くお悩みの1つです。

 

産後に肩こりがひどくなる原因

 

原因①骨盤

 

産後に肩こりがひどくなる原因はいくつか考えられますが、大きな理由は「骨盤」にあります。

 

出産時に赤ちゃんがママの体からスムーズに出てこられるよう私たちの体内では「リラキシン」というホルモンの働きによって関節や靭帯を緩ませて骨盤を開かせようとします。

 

「リラキシン」の影響は出産後半年ほど体に残りますが、弛んだ靭帯や開いた骨盤はその間に徐々に元の状態に戻っていきます。

 

元の状態に戻るまでの間、骨盤はグラグラの不安定な状態が続きます。

 

また、骨盤が不安定な間に足を組む、片方の肩だけに荷物を賭けるなど体のバランスを崩すような姿勢を取っていると、骨盤が開いたまま固まってしまったり、歪みが生じたりするのです。

 

骨盤は上半身を支えている、まさに土台とも言える骨であるため、骨盤に歪みやズレがあると上半身にも大きく影響し、骨盤に連動して動く肩甲骨もずれやすくなると言われています

 

グラグラした不安定さを筋肉でカバーしようとすると、肩の筋肉が凝り固まり辛い「肩こり」となるのです。

 

一方で骨盤が歪むと体のバランスが悪くなり、むくみ、冷え性 、便秘、自律神経の乱れ、女性ホルモンの乱れなどと同時に全身に血行不良がおこります。

 

血液の流れ(血行)が悪くなると筋肉は硬くなり、肩のこり、首のこりのように痛みとなって現われるのです。

 

原因②産後特有の動き

 

子育てでのママたちの動きを考えてみると、赤ちゃんを抱っこして授乳をし、おむつを替え、ベビーカーを押して、沐浴をさせるなどの動作は全て前屈みになり、背中が丸くなる動作です。

 

肩こりを放置して産後特有ともいえるこうした動作を続けていると、肩や首のこりが更に悪化するだけでなく、背中のハリや腰痛も出てきます。

 

また猫背の姿勢になっていることから、骨盤の歪みを悪化させ腰痛を引き起こし、おっぱいが垂れて赤ちゃんがくわえにくいだけでなく、おっぱい自体の血流も悪くなって母乳の量に影響することも考えられます。

 

原因③過度なストレス

 

慣れない子育てへのストレス、職場復帰でのストレスなど、ストレスは自律神経を刺激し、交感神経の働きを高めるので、体中の筋肉が硬くなります。

 

その結果ひどい肩こりが発生するのです。

 

産後の肩こり解消法

 

産後にひどくなる肩こりには特有の原因があるため、その原因を1つずつ取り除いていくことで、辛い肩こりが軽くなる可能性が高くなります。

 

◎骨盤矯正

 

産後の肩こりの大きな要因は骨盤のゆるみ、歪みです。

 

骨盤矯正をすることで骨盤のバランスが整うと、上半身が安定することから肩こりが軽減されます。

 

肩こりが軽くなるのと同時に肩や首の血流が回復し、母乳がよく出るようになります。

 

骨盤矯正に関しては医療機関で専門家のアドヴァイスの下行うことをおすすめします。

 

◎血流をよくする

 

忙しい毎日で、ゆっくりと湯船につかっている時間など取れないというママがほとんどだと思いますが、週1度だけでも家族にご協力頂いて、お風呂の中でゆったりとくつろぐことが大切です。

 

体が温まるだけでなく、心身もリラックスしてストレスから解放され、筋肉の緊張がほぐれると血行が良くなり、産後の肩こりも和らいでいきます。

 

どうしても時間の取れないときには、洗面器にお湯を張り足湯をするだけでも血流アップに効果があります。

 

赤ちゃんが寝ている少しの時間だけでも、洗面器のお湯にお好きな香りのアロマオイルをたらしてリラックスしてみませんか?

 

◎育児中の体の動きを意識する

 

育児中に多くなる「前屈み」の姿勢を意識し、「前屈み」の姿勢をとったら体を反らせるなど背中が丸い状態(猫背姿勢)が長くならないようにしましょう。

 

特にまだ抱っこに慣れていないままにとって、授乳の姿勢は注意が必要です。

 

安定しやすい胡坐(あぐら)の姿勢をとって、うつむきになるのは体を歪ませてしまう原因の一つになるので、気を付けましょう。

 

授乳を行う際はなるべくソファーや椅子に腰深くかけて、肩甲骨が下がっているかどうか意識をして行いましょう。

 

赤ちゃんの口元を覗き込むため猫背になることが気になる場合は、クッションや座布団を上手く使うことをおすすめします。

 

授乳をしながらの添い寝、赤ちゃんと一緒にお昼寝などで長時間横向き寝の姿勢をとっていると、左右どちらかの骨盤にのみ負荷がかかり骨盤の歪みを招く可能性が高くなります。

 

◎しっかりと栄養を摂る

 

赤ちゃんのことにはこれだけ一生懸命になれるのに、忙しい毎日の中でご自分のお食事については無頓着というママが少なくありません。

 

母乳育児をされるママはもちろん、疲れを早く取り全身の血行をよくするためにも食事から有効な栄養素をしっかりと摂り入れることが大切です。

 

・ビタミンB1(豚肉、うなぎ、卵など)

 

エネルギー源を体内でエネルギーに転換する時にビタミンB群が必要になります。

 

さらにタマネギやニンニクなどアリシンを含んだ食品と一緒にとると新陳代謝や疲労回復に効果がさらに高くなるとされます。

 

・ビタミンB2(レバー、乳製品、卵など)

 

エネルギーの代謝に必要なほか、粘膜の健康維持に必要です。

 

・ビタミンC(レモン、オレンジ、グレープフルーツなど)

 

抗酸化作用の高いビタミンCは疲れを取り除く他、ストレスの解消にも効果的です。

 

抗酸化作用で血管をやわらかくし、全身の血行促進に効果的です。

 

わかば整体院では産後のお悩みに特化した施術をしております。

 

詳細はこちらをご覧ください。

産後の腰痛を悪化させない寝方

 

 

わかば整体院院長の須崎です。

 

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本日は『産後の腰痛を悪化させない寝方』について書いていきたいと思います(^O^)

 

多くの産後ママが悩まされる腰痛について

 

赤ちゃんを抱き上げた時、おむつを替えようとした時、大きなマザーズバックを肩に掛けようとした時、腰に激痛が走ることはありませんか?

 

産後間もない多くのママたちが腰痛に苦しんでいます。

 

妊娠中に分泌されるホルモン「リラキシン」の働きによる骨盤のゆるみ、出産や産後の生活が引き起こす骨盤の歪み、毎日頑張る慣れない育児、ママの腹筋の状態、精神的ストレス。

 

全てが出産間もないママたちの腰痛を引き起こす原因です。

 

腰痛に耐えながら忙しい毎日をお過ごしのママの中には、産後の腰痛を放置してしまう人がいます。

 

放置された腰痛は慢性的な腰痛となり、将来にわたって痛みに悩まされるようになるという可能性も出てきます。

 

また骨盤の歪みのようにバランスの崩れた体をそのままにしておくと、腰痛の悪化にとどまらず、肩から首にかけてのコリ、大きく張り出したお尻、太ももの太さが目立つ足、何をしても痩せない体型、様々な体の不調を引き起こすこともあります。

 

産後に腰に痛みを感じる場合はできるだけ早い段階で医療機関を受診しましょう。

 

頑張り屋のママも、赤ちゃんのために腰の痛みだけは我慢しないで下さいね。

 

産後の腰痛ママが「寝方」に気を付けなければいけない理由

 

ご存知のように妊娠中「リラキシン」というホルモンが分泌されて骨盤や関節、靭帯がゆるみやすくなっています。

 

このホルモンの働きのお蔭で、骨盤が開きお腹まわりの筋肉が緩くなって赤ちゃんはスムーズに産道を通ってママの体の外へ出てくることができるのです。

 

出産後23日でリラキシンの分泌は落ち着きますが、緩んでしまった関節、靭帯はその後半年ほど時間をかけて元に戻っていきます。

 

しかし、その半年間で戻っていく過程の中で悪い姿勢で過ごしていると骨盤が開いたまま固まってしまうことがあります。

 

また骨盤がゆるんでいる間に、赤ちゃんの抱っこをどちらか一方の腕ばかりでしたり、重いマザーズバッグを片方の肩だけに掛けたり、授乳の際に柔らかいソファーの上で胡坐を組んで赤ちゃんを覗きこむような姿勢を取り続けていると、骨盤自体に歪みが出てしまいます。

 

開き、歪んでしまった骨盤は腰痛だけでなく、全身の体調不良の原因となることがあります。

 

寝方を意識することで骨盤の歪みを防止し、産後腰痛の悪化を予防することができるのです。

 

夜間の授乳やおむつ替えなどで出産間もないママは「睡眠」の大切さを忘れている時期なのかもしれません。

 

理想的な寝方で、短時間でも上質な睡眠をとることは、1日も早く骨盤を正常な位置に戻すためにもとても大切なことなのです。

 

産後ママに理想的な寝方

 

寝方とは離れますが、ここで「よい立ち姿勢」について考えてみたいと思います。

 

①左右の目、耳の高さが水平 ②左右の肩の高さが水平 ③左右の乳首の高さが水平 ④骨盤の1番出っ張っているところの高さが水平 ⑤左右の膝の位置が水平 ⑥背中を壁につけた時両肩の後ろが壁に触れる ⑦背中を壁につけた時、腰と壁の間に手のひら1つ分のすき間ができる、以上の項目をクリアした姿勢が「よい立ち姿勢」とされています。

 

よい立ち姿勢をキープした状態で仰向きで寝るのが理想の寝姿勢とされていますが、この理想的な姿勢が産後腰痛に悩む出産間もないママにとっても理想的な寝方なのです。

 

仰向け寝は体のバランスがとりやすく、腰への負担が少ない寝方と言われています。

 

一方で骨盤が反った状態(反り腰)になっている場合は注意が必要です。

 

腰と布団の間にすき間ができる場合は、睡眠中浮いている部分への補助がない状態になってしまい周辺の骨に負担がかかり、筋肉に張りができてしまいます。

 

腰と布団の間にタオルを当てる、布団の上にさらにトッパーを置くなど対策が必要です。

 

仰向けになると腰に痛みを感じる場合は足を立てて曲げ、曲げた膝の裏側にクッションを挟んでおくと更に負担が軽くなります。

 

また、仰向け寝でも腰が沈み込んでしまうような姿勢だと逆に腰を痛めてしまうことがあります。

 

また、腰が沈み込んでしまったため、寝返りがしにくくなり腰痛が悪化すると言うこともあります。

 

体が沈み込んでしまう、柔らかすぎるマットレスや布団は使わないようにしましょう。

 

赤ちゃんの世話でまとめて長い時間の睡眠をとることが難しい時期です。

 

短い時間でも深く、上質な眠りに入れるように、眠る前に布団の中でスマホを見ることは控えましょう。

 

リラックスができるように、お気に入りの香りのアロマディフューザーを寝室に置くこともおすすめです。

 

産後ママが避けるべき寝方

 

〈うつぶせ寝について〉

 

寝方は人それぞれ違うので、うつ伏せ寝でないとぐっすりと眠れないと言うママもいるでしょう。

 

ただし、腰痛がある場合はさらに腰への負担が大きくなり、腰の痛みが悪化する恐れがあります。

 

又出産直後の下腹部や授乳中の乳房にも負担がかかるだけでなく、胸を圧迫することで呼吸が浅くなり眠りも浅くなる、首に負担がかかりやすいなどということが考えられるので、うつぶせ寝はおすすめではありません。

 

〈横向き寝について〉

 

横向きに寝ると左右の骨盤のどちらか一方だけで体重を支えることになるので、片側だけに負荷がかかり、骨盤の歪みを引き起こし腰痛悪化の大きな原因となります。

 

さらに横向き寝は肩にかかる負担も大きくなってしまいます。

 

添い寝をしながら赤ちゃんへの授乳をする場合は横向き寝の姿勢を取ることになりますが、腰にかかる負担を少しでも軽くするため、両足の間にクッションを挟むようにしましょう。

 

そのまま寝込んでしまわず、授乳が終わったら仰向けになって眠るようにすることも大切です。

 

産後腰痛は多くのママを悩ます産後特有の痛みです。

 

体の痛みや、痛みからくる精神的な疲れは1人で抱え込まず、医療機関に相談することで体も心も楽になれることがあります。

 

わかば整体院では産後のお悩みに特化した施術をしております。

 

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骨盤底筋を知って産後尿もれ解消

 

 

わかば整体院院長の須崎です。

 

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本日は『骨盤底筋を知って産後尿漏れ解消』について書いていきたいと思います(^O^)

 

産後の尿もれの原因

 

出産後は今までは考えもしなかった体の変化や不調に悩まされることが多くなります。

 

疲れやすくなった、抜け毛が増えた、だるい、腰痛、肌の調子が悪くなる…などいろいろな症状がありますよね。

 

その中でも多くの産後ママたちを苦しめる「産後の尿もれ」はまさにそうした体の変化の1つと言えるでしょう。

 

産後ママの中には「尿もれ」の症状について1人で悩んでいる方があるかもしれませんが、

妊娠中から産後にかけての「尿もれ」は多くの女性が経験する当たり前の体の変化なのです。

 

◎筋力の低下

 

私たちの骨盤は骨だけで出来ていると思いがちですが、実は「骨盤底筋」という筋肉が大きな役割を果たしていて、骨と一緒に子宮や膀胱、直腸を支えているのです。

 

さらに骨盤底筋には、尿が出てしまわないように尿道などを引き締める働きがあります。

 

産道周辺の関節や靭帯をゆるみやすくするため、妊娠直後から「リラキシン」という女性ホルモンが分泌されるようになります。

 

「リラキシン」の働きによって出産時に赤ちゃんはスムーズに産道を通ってママの体の外へ出てこられるようになるのです。

 

出産時は靭帯も緩める必要があるため骨盤底筋にも作用しますが、その際尿道の引き締め力が一時的に弱まってしまい、産後の尿もれの原因に繋がるのです。

 

半年ほどで「リラキシン」の影響は落ち着きますが、運動不足によって筋力が落ちてしまっている方の骨盤底筋は筋力そのものも弱くなっているので、産後の尿もれがずっと続いてしまい、一人で悩んでしまうママが少なくないのです。

 

また、骨盤底筋が緩んでしまうことから内臓が下降して、咳、くしゃみをした時など腹圧がかかると少量の尿が出てしまう「腹圧性尿失禁」も起こりやすくなります。

 

◎筋肉や靭帯の伸びや損傷

 

「リラキシン」の作用でゆるみが生じる靭帯ですが、出産時にゆるみ以上に大きく引っ張られるとやはり傷ついてしまうのです。

 

特に初産で長時間出産にかかった、難産だった、大きな赤ちゃんを出産した、経産婦さんの場合では骨盤底筋や靭帯の損傷が大きくなり、尿もれが避けられなくなります。

 

出産後、筋肉や靭帯の回復に伴って尿もれは改善されていきます。

 

産後の尿もれに悩んだママたちが高齢になって筋肉が衰えくると、出産によって筋肉や靭帯が傷ついた影響が出てくる可能があるので注意が必要になります。

 

「尿もれ」からの回復のために

 

出産で傷ついた骨盤底も、産後12ヶ月程度でほとんどが回復すると言われています。

 

少なくても6週間から8週間は、重い荷物などは持たないように心がけましょう。

 

2人目、3人目の出産後の方が骨盤底筋の受けるダメージは大きくなりますが、上のお子さんがいることから、出産後もゆっくりと体を休めず家事や育児に戻るママがとても多いのです。

 

ここで無理をすると、後々その影響が体に現われることがあります。

 

この期間は家族の協力を得て体をしっかり休めることが、これから先の将来にとっても大切なことなのです。

 

また、体型を戻すために出産直後からガードルをつけることもやめましょう。

 

ガードルはお腹まわりを締め付け、子宮や膀胱を正しい位置に戻すのですが、そうすることが骨盤底の筋肉や靭帯に負担をかけ、骨盤底筋の回復を遅らせることになります。

 

産後4週間以上は体型を整えるためのハードなタイプのガードルを避けて体を休めましょう。

 

同じようにこの時期の腹筋運動も尿もれを長引かせることになるので控えましょう。

 

骨盤底筋を鍛えるために

 

骨盤底筋の働きを簡単にまとめると

 

①内臓を支える

②骨盤内にある内臓(子宮、膀胱)を支える

③生理中の経血を体外に出す

④尿や便を体外に出す

⑤出産時に産道をひろげる

 

となります。

 

骨盤底筋が弱まると骨盤周辺の血流が悪くなり、足の冷えやむくみなどが「下半身太り」を引き起こしたり、生理痛や生理不順などの原因になったりするため女性にとっては日頃から意識しておくべき筋肉なのです。

 

腹筋などのように、鍛えることで目に見える変化がある筋肉ではないのですが、日頃から意識することで、高齢になってからの尿もれも予防することが可能です。

 

産後の尿もれがあるケースでは、大きな赤ちゃん(一般的に3,500g以上)を産んだ、出産まで長時間(一般的に5時間以上)かかった…などのケースでは骨盤底筋に大きな負担がかかり、筋肉や靭帯が伸びてしまっていることもあるので、骨盤底筋を鍛え直すことで尿もれにも効果が期待できます。

 

〈骨盤底筋を鍛えるための基本〉

 

①膣と肛門をキュッと締める感じで力を入れて3秒から5秒間キープする。

②ダラリとゆるめる感じに力を抜く。

 

①と②の繰り返しを10回から始めて、回数を増やしていく。

 

毎日欠かさず続けることで骨盤底筋は少しずつ鍛えられます。

 

会陰の痛みがなくなったら積極的に動かしてみましょう。

 

また、普段の生活の中で骨盤底筋を意識的に動かすことは、骨盤底筋の衰えを予防するために必要です。

 

・立つときも座るときも、肛門や膣周りを意識してお尻を引き締めるようにすると、体の内側の筋肉が引き締まり、いい姿勢がキープできる。

 

・外を歩くときには、ゆっくり歩くのではなく意識的に歩くスピードを上げてみる。

 

・食器を洗いながら、洗濯ものを干しながら、肛門を意識して5秒間力強くギュッと締めた後、10秒間力を抜いてゆるめるという動きを10回繰り返す。

 

続いてできるだけ素早く10回肛門をすぼめる。

 

産後の尿もれは、産後1か月から2か月でほとんどが回復していきますが、出産の進行が11人で全く違っていたのと同じように、尿もれの状態も11人で大きく違っています。

 

特に尿もれはデリケートな悩みでもあるので、誰にも相談できずに症状が改善しなかった、という方も多くいらっしゃいますが、産後の尿もれについて専門家に相談することで、早期の症状改善が期待できます。

 

わかば整体院では産後のお悩みに特化した施術をしております。

 

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母乳にも影響する産後の骨盤

 

 

わかば整体院院長の須崎です。

 

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本日は『母乳にも影響する産後の骨盤』について書いていきたいと思います(^O^)

 

骨盤のゆるみや歪みが母乳の出方にも影響している

 

大変な出産を経て天使の様にかわいい我が子と初対面。

 

ママになられたばかりの女性にとってその感動的な瞬間は、実は子育てスタートの合図でもあるのです。

 

初めてのお子様ならなおのこと、子育中ママたちは子育てについての様々な悩みを持たれることと思いますが、ママたちのお悩みの中でもよく耳にするのは「母乳」についてです。

 

「出産後は自然に母乳が出るようになると思っていたのに、赤ちゃんが吸っても全く出ず精神的にも落ち込んでしまった。」

 

「しばらくは順調に出ていたのに、急に出なくなってしまい赤ちゃんの体重も増えずどうしたらいいのかわからない」

 

「上手く授乳できず、赤ちゃんが泣きだしてしまい私も一緒に泣きたい気分・・・」

 

悩みを抱えるママたちは、痛みをこらえておっぱいマッサージに通ったり、水分が必要と聞けば毎日たくさんの水を飲んだり、家にいる間は締め付ける下着を外して過ごしたりと、

赤ちゃんが少しでもたくさんの母乳を飲めるように頑張っていらっしゃいます。

 

頑張るママさんたち、母乳対策に「骨盤矯正」を取り入れていますか?

 

母乳に骨盤が関係していると考える人は少ないかもしれません。

 

「母乳」がよく出る、出ないには様々な原因がありますが、骨盤のゆるみ、歪みといった「産後の骨盤」の状態も大きく影響すると言われているのです。

 

母乳の量にお悩みの方は、産後の「骨盤」を中心に自分の体を見直してみると、そこにお悩みの原因が隠れていることがありますよ!

 

骨盤と母乳の関係

 

妊娠中の女性には出産に向けてホルモンバランスが変わっていきます。

 

その中にあるリラキシンというホルモンの働きによって、骨盤がゆるんで出産時にお母さんのお腹から赤ちゃんがスムーズに出てくることができるのです。

 

このホルモンは妊娠後期にたくさん分泌されるようになりますが、それも出産が終わった23日で収まるようになり、もとの体へとゆっくりと変わっていきます。

 

出産時に骨盤は最大限にゆるみ、大きく開きますが、この妊娠出産を通して左右の骨盤にバランスの崩れが生じていると、元の正常な位置に戻りにくくなってしまいます。

 

またママの体に「リラキシン」の影響が残る間に、赤ちゃんの授乳やおむつ替え、毎日の家事などでも無理な姿勢を続けると骨盤の歪みはさらにひどくなり、リラキシンの影響が終わってしまった時点で、歪んだまま固定されてしまうこともあります。

 

骨盤に歪みが生じると体全体のバランスが崩れ体全体の歪みを引き起こします。

 

体の歪みから乳房の状態に無理な力や負担がかかった場合には、乳腺がねじれたりつぶれたりする恐れがあります。

 

そうした体の歪みは妊娠中からあったとすると、乳腺は妊娠中から発達を始めるので、乳腺自体が未発達の状態になってしまいます。

 

骨盤の歪みが乳房の裏側にある背骨の歪みに及ぶと、乳房周りの筋肉の働きが悪くなり、血液やリンパの流れが悪くなります。

 

血液やリンパ液の流れが悪くなることで母乳が滞り乳腺炎を引き起こすこともあるのです。

 

母乳は血液から作られるので、血行が悪い状態では作られる母乳の量が少なくなるばかりか質の良い母乳ができにくくなります。


また、母乳はホルモンの働きもとても大切で、骨盤の歪みが首の歪みを引き起こすと、脳からの指示が首にある神経に上手く伝わらずにホルモンの分泌が悪くなり、母乳の状態に影響を及ぼします。

 

それだけではなく体に歪みがある状態では、産後の体の回復が遅くなるばかりか、乳腺炎などのトラブルを引き起こすリスクが高くなると言われているのです。

 

産後の骨盤ケア

 

骨盤の歪みを引き起こす原因を知ることで、日々の生活の中で骨盤をゆがませない様に意識して過ごすことができます。

 

・スマホやタブレットを背中が丸まった姿勢で長時間見続ける

 

・椅子に座った時、浅く腰かけた状態で背もたれによりかかる癖がある

 

・どちらか一方の足を組んで座ることが多い

 

・どちらか一方の肩ばかりにバッグをかけている

 

・高いヒールをはく

 

・同じ方向ばかりを向いて寝ている

 

このような日々の何気ない行動が骨盤の歪みの原因になっています。

 

また赤ちゃんの抱っこに慣れないママは、赤ちゃんが安定する胡坐(あぐら)で授乳をすることもあるかと思いますが、胡坐をかいてうつむきながらの授乳は体の歪みを引き起こすので、授乳はイスに深く腰かけた状態ですることをおすすめします。

 

骨盤の歪みは母乳に影響するだけでなく、腰痛や股関節痛、冷え性、肩こり、体のむくみなど、体の不調を引き起こします。

 

また、おしりが大きく垂れ下がったり、お腹のたるみを引き起こしたりなど、産後の体形崩れ、産後太りの原因にもなってしまいます。

 

日々の生活の中で上記のような骨盤を歪ませる座り方や姿勢に注意することが大切ですがその他にも出産後すぐのママが繰り返しがちな行動として

 

◎赤ちゃんを抱っこする時には体の正面で抱っこするようにし、スリングを使うときには必ず左の肩に掛けたら、次は右の肩といったように、体のバランスが崩れない様左右交互にかけるようにしましょう。

 

◎赤ちゃんの口元を覗き込むためどうしても猫背になりがちな授乳時には、クッションや座布団を上手に使って姿勢が悪くならない様に気を付けましょう。

 

◎添い寝で横向きの姿勢を取り続けることは歪みの原因となってしまいます。

 

◎おむつ替え、赤ちゃんの沐浴時など中腰の姿勢を取り続けるのは歪みを引き起こすだけでなく、ぎっくり腰を招く場合もあるので、中腰ではなく腰を据えるようにしましょう。

 

産後の骨盤についての悩みには医療機関において専門家の助言の下で行う骨盤矯正、自宅でのケアと様々な解決方法があります。

 

悩みを1人で抱え込まずに、状態や症状に合った骨盤矯正を見つけていくことがとても大切です。

 

 

わかば整体院では産後のお悩みに特化した施術をしております。

 

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産後腰痛を引き起こす3つの原因

 

 

わかば整体院院長の須崎です。

 

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本日は『産後腰痛を引き起こす3つの原因』について書いていきたいと思います(^O^)

 

産後ママを苦しめる腰痛の原因はこの3

 

「腰痛がひどくなり、赤ちゃんおおむつ替えさえも苦しいです」

 

産後ママからの「腰痛」についてのご相談はとても多く、腰痛をこらえての慣れない子育てが続くママたちにとって「腰痛」が単なる体の痛みだけではなく、精神的な疲れの原因になっていることも少なくありません。

 

産後にひどくなる腰痛には3つの原因が考えられます。

 

①妊娠・出産を通しての骨盤のゆるみ、骨盤の歪み

 

出産時にママのお腹の中から赤ちゃんがスムーズに出てこられるように、妊娠をした女性には特別なホルモンが分泌されるようになります。

 

それが「リラキシン」です。

 

このホルモンの働きによって、出産のときには硬く閉まっている骨盤にもゆるみがでてきます。

 

ホルモンの分泌は産後23日でとまりますが、「リラキシン」の影響はその後も半年程続くので、体を土台として支えている骨盤がゆるんでいることで安定せず、いつも以上に腰に負担がかかり腰痛の引き起こすのです。

 

また骨盤がゆるんでいる間に、片方の肩にばかり荷物を持つ、足を組んで座る、悪い姿勢を続けるなど体のバランスが崩れるような動きが続くと、骨盤自体に歪みが生じてしまい、そうした歪みが腰の痛みにつながります。

 

②育児中の姿勢

 

赤ちゃんのおむつを替える、沐浴をさせる、ベビーカーの中の赤ちゃんを覗く、このような時とき、ママたちはどんな姿勢をとっているか思い浮かべてみてください。

 

子育て中は思いのほか「中腰」の姿勢をとる場面が多いことに気づきませんか?

 

前かがみや中腰の姿勢は腰に負担がかかりやすいと言われていて、重い物を持ち上げようとして突然発症し、動けなくなる程の激しい痛みに襲われるいわゆる「ぎっくり腰」を起こしやすいのもほとんどが中腰の姿勢を取っている場合です。 

 

慣れない育児中についとってしまう不自然な姿勢により、腰に負担がかかって腰を痛めてしまうことが多いのです。

 

③体幹を支える腹筋の状態

 

妊娠中にドンドンと大きくなる子宮を支え続けた出産後間もないママの腹筋は、筋肉が伸びきった状態になっています。

 

伸びきった筋肉では体を上手く支えることができないのでお腹に力が入らず、ママは赤ちゃんを自分の腰の骨で支えることになり、腰痛に起こしやすいと言われています。

 

また、腹筋の中でも特に妊娠の影響を大きく受ける筋肉がお腹の前面を覆っている「腹直筋」です。

 

腹直筋は姿勢を維持し、体を前屈させ、排便や咳・出産時のいきみなどに腹圧をかけるなどが主な働きですが、妊娠中に子宮が大きくなるにつれて左右の腹直筋の間にある白線と呼ばれる部分が裂けるように分かれていきます。

 

10cm以上のすき間が空いてしまう状態を「腹直筋乖離(かいり)」と言いますが、こうした状態になると腹直筋本来の働きが出来なくなってしまいます。

 

腹直筋は出産後の子宮の収縮と共に元に戻っていくのが普通ですが、乖離が大きくなると元に戻るのに1年以上の時間がかかったり、元に戻らずお腹を触ってみるといつまでも大きなくぼみができていたりというようなケースも出てきます。

 

腹直筋に乖離がある状態でもママたちはおむつを替えたり、赤ちゃんを抱っこして授乳をしたりという姿勢を繰り返します。

 

腹筋によって支えられていない体は前屈みの姿勢をとることが多くなり、さらに体のバランスを崩すばかりか骨盤の歪みを招き、腰痛を悪化させてしまうのです。

 

この他にも、産後のママが慣れない子育てや赤ちゃんの世話をしながらの家事に疲れてしまい、精神的ストレスが腰痛の原因になっていることがあります。

 

精神的ストレスによって自律神経が乱れてしまうと体内の血行が悪くなり、腰痛の他、肩こり、首のコリ、頭痛など体調不良を引き起こしてしまうのです。

 

こうした傾向は家事も子育てキチンとしようとする頑張り屋さん、努力家のママにより多く見られます。

 

体の疲れや体の痛みは1人で抱え込まずに家族や医療機関に相談をしてみましょう。

 

産後の腰痛ケア

 

毎日の生活が忙しいからと痛みを我慢して産後の腰痛を放置しておくと、腰痛は治りにくい慢性的な腰痛になり、年齢を重ねた将来のあなたを苦しめることにもなりかねません。

 

骨盤の歪みやバランスの崩れた体をそのままにしておくと、腰痛だけにとどまらず、肩こりや首のコリ、肥満やプロポーションの崩れ、体調不良の原因にもなってしまいます。

 

産後の腰痛は医療機関で専門家の助言の下、できるだけ早い段階での対策が必要です。

 

ただし産後ママの体の回復を最優先させるべき産後約68週間の産褥期には、外出や運動を控えなくてはなりません。

 

しっかりと体力を回復させてから、無理をせず、自分の症状や体調に合った腰痛対策を始めましょう。

 

毎日の生活の中で腰痛をやわらげる

 

[腰をいためない授乳]

 

授乳の中、ママの乳首と赤ちゃんの口の高さが同じになることが、ママが不自然な姿勢にならないためには大切です。

 

赤ちゃんの位置を高くするためママが足を組んだり、反対にママが背中を丸めて赤ちゃんの位置に合わせたりすると、日に何度も行う授乳中は骨盤の歪みにつながるような悪い姿勢になり、腰痛の原因になります。

 

赤ちゃんの位置をママのおっぱいに合わせるためには授乳クッションを上手く利用してください。

 

また、ママのお尻の下にクッションを挟むことでママの猫背が解消され、骨盤にも負担がかかりません。

 

[体を温める]

 

女性は男性よりも筋肉量が少ないので代謝が低く冷えによる悪い影響を受けやすいと言われています。

 

産後はなるべく体を冷やさないで、温めるように心がけると血流が良くなり辛い腰痛が和らぎます。

 

例えば飲み物を暑い時期でも冷たい飲み物は飲まないようにしたり、首やお腹、足首を冷やさないように気を付けましょう。

 

また、生野菜は基本的に体を冷やす働きがあるため、なるべく加熱をした野菜を摂取するようにしてください。

 

わかば整体院では産後のお悩みに特化した施術をしております。

 

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産後の下半身太り解消に骨盤ケア

 

わかば整体院院長の須崎です。

 

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本日は『産後の下半身太り解消に骨盤ケア』について書いていきたいと思います(^O^)

 

ママになったら下半身が痩せない!

 

産後数か月が過ぎても妊娠前の体重に戻らないどころか、自己最高の体重を更新してしまったというママたちのお悩みを聞くことがあります。

 

「体重が少し落ちても、お腹周りや背中の肉は全く変わらない」「下半身が太くてスカートがはけない」などというように、産後は体重の増加だけではなく、体形の変化を気にしていらっしゃる方が少なくありません。

 

実は同じ様に「ダイエット」と言っても、妊娠前と同じようにやっても以前の体とは「違い」が出ているので、その「違い」を理解せずにダイエットをしていても、体重が落ちにくかったり、体重は元に戻っても、体形が崩れたままだったりということが起きてしまうのです。

 

産後の体重が落ちにくい理由

 

①食生活

 

妊娠中に高まった食欲で、出産後も同じような食生活をしていれば体重は増加する一方です。

 

母乳育児をしているママは母乳をあげている間は体重の増加は抑えられますが、スナック菓子、甘い物ばかりといった極端にバランスの悪い食生活が続くと母乳は出なくなり、体重増加に拍車がかかります。

 

②運動不足による基礎代謝の低下

 

妊娠中は体を休めることが多かったり、それまでスポーツを続けてきた人でも激しい運動を避けるようになったりで、筋肉量が減ってしまいます。

 

筋肉の量がおつてしまうと基礎代謝も一緒に減ってしまうので、食事の量は変わっていなくても体重が増加することになります。

 

運動不足を感じているママは、体に無理のない範囲で、生活に運動を取り入れると、妊娠前の基礎代謝に戻すことが可能です。

 

③骨盤のゆるみ、歪み

 

赤ちゃんを出産するために、特別なホルモンが分泌されて体の関節や靭帯にゆるみが生じるようになります。

 

赤ちゃんが産道を通りやすくするために、妊娠前は硬く閉じていた骨盤が拡がると、それまで骨盤に支えられていた内臓が下がって働きが低下し、それによって体の代謝が低下します。

 

筋肉量の低下の場合と同様に代謝が落ちることが体重の増加を引き起こすのです。

 

出産後半年程度でホルモンの働きによる関節や靭帯のゆるみは元の状態に戻るのですが、骨盤が開いている間に、良くない姿勢や骨盤に負担がかかるような姿勢を取っていると体に歪みが生じ、この歪みが痩せない体や下半身太りの原因となってしまいます。

 

バランスの悪い食事や食べ過ぎ、運動不足によって太ってしまうことは妊娠、出産に関係のない時にでも起こることですが、「骨盤」のゆるみや歪みによって、体重が増加したり、下半身太りを引き起こしたりということは産後の大きな特徴と言えます。

 

「骨盤」について理解することが、産後ダイエットを成功させる第1歩になるのです。

 

産後ダイエットの鍵は「骨盤」

 

ホルモンの影響でゆるみが生じた骨盤の周りには脂肪がつきやすくなります。

 

更には腰、お腹まわり、お尻、太ももにも脂肪がつきやすくなるために、産後のママたちが下半身太りに悩まされるのです。

 

ホルモンの影響で開いた骨盤は産後半年程度で元の状態に戻るとされていますが、この間に骨盤に歪みが生じ骨盤が開いたまま固まってしまった場合は、骨盤周りにさらに贅肉が付いてお尻が垂れて大きくなるなど、体型自体が崩れてしまいます。

 

骨盤が広がると、同時にその横にある太ももの骨の位置が外側へずれて、太ももが横に広がって視覚的にも更に太ったように見えることがあります。

 

骨盤がゆるみ、歪み起きたことで下半身太りを招いて体型を崩してしまうのです。

 

そうならないためにも、産後ダイエットでは「骨盤」を妊娠前の「正しい状態」に戻すことが何よりも大切です。

 

①産後ダイエットではまず「骨盤」を整える

 

②食事の見直し

 

③適度な運動で筋肉量を増やして基礎代謝を上げる

 

産後ダイエットで満足いく結果を出すためにはこの3点を意識する必要があります。

 

産後の骨盤ケア

 

産後の骨盤の歪みを放置しておくと、下半身が太ってしまうだけでなく全身の血流が悪くなり老廃物が貯まりやすくなるので、肩こりや腰痛、むくみ、さらには次のお子さんを妊娠しにくくなるなど婦人科系トラブルの原因になることもあります。

 

「リラキシン」の影響が残って、関節や靭帯にゆるみがあるうちに骨盤矯正を始めると、その効果が出やすく、骨盤が元の状態に戻りやすくなります。

 

骨盤が正しい位置に戻ることで、体のバランスが整います。

 

すると全身の筋肉が上手く使え、その結果「筋肉量を増やす」という、「骨盤」以外の産後ダイエットの目標もクリアしやすくなります。

 

産後ママにとって重要な「骨盤矯正」なので、一刻も早く始めたいと考えるママも多いかと思いますが、産後約68週間は体が回復しきっておらず、出産の疲れや出産による傷などの影響が残る「産褥期」です。

 

この間に無理をしてしまうと、体に後々まで悪い影響があるとされます。

 

もちろん、体の回復には個人差がありますが、少なくとも産後1ヶ月ほどはしっかりと体を休め、十分に回復してから産後の骨盤矯正を始めましょう。

 

ただし出産直後から腰や恥骨、お尻にひどい痛みがあり、痛みが治まらない場合は医療機関での早目の受診をおすすめします。

 

◎骨盤ベルト・骨盤矯正下着

 

骨盤ベルトや骨盤矯正下着を着用する骨盤サポートを使用することで、痛みが和らぎます。

 

◎骨盤を歪ませる猫背に注意する

 

猫背が習慣になるとお腹に脂肪が増えるとされます。

 

授乳中やスマホやタブレットを長時間見ていると、気づかないうちに猫背の姿勢になりやすいので注意が必要です。

 

◎適度な運動をする

 

赤ちゃんと一緒に散歩するなど、適当な運動を見つけて体を動かすようにする。

 

◎バランスの取れた食事を心がける

 

特に体を温める食事をバランスよく摂取するようにしましょう。

 

◎ストレスを発散する

 

産後の子育てや家事に追われた毎日を過ごすうちにストレスからホルモンバランスが崩れて血行が悪くなり、産後太りだけでなく、体の不調やむくみを引き起こすこともあります。

 

子育てには家族の協力を得て、ストレスを発散する時間も大切です。

 

気分がスッキリとすると体を動かせるようになり、産後太りの解消につながるのです。

 

わかば整体院では産後のお悩みに特化した施術をしております。

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産後頻尿、水分はしっかり摂って

 

 

わかば整体院院長の須崎です。

 

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本日は『産後頻尿、水分はしっかり摂って』について書いていきたいと思います(^O^)

 

産後に頻尿がおこる理由って何?

 

頻尿と聞くと、お年寄りの方がなるイメージがありませんか?

 

実は、この頻尿で困っているのがお年寄りの方だけではなく、若いお母さんでも悩んでいる方がたくさんいるのです!

 

「頻尿」は恥ずかしいし、なかなか人には相談できない、それなのに妊娠中にも多くの妊婦さんを悩ませる困った症状です。

 

そんな妊娠中の頻尿の原因はなんだと思いますか?

 

実は出産によってお母さんの体が受けるダメージが引き金になっているのです!

 

◎原因①骨盤底筋、筋力の低下・衰え

 

骨盤の1番底から子宮・膀胱・直腸などを支えている筋肉の総称を「骨盤底筋」と呼んでいます。

 

骨盤底筋の役割には、尿道などを引き締める働き、つまりある程度トイレを我慢できするのにとても大切なのです。

 

出産時に近づくと、お母さんの体に出産できる体へと変わっていきます。

 

特に出産時は、赤ちゃんが出てきやすいように、産道周辺の関節や靭帯(じんたい)は妊娠直後から少しずつ「リラキシン」というホルモンが出るようになります。

 

この「リラキシン」は骨盤底筋にも作用し、臓器と骨盤底筋を繋ぐ靭帯も緩めることから、尿道を引き締める力が弱まることで、産後の頻尿が引き起こされるのです。

 

「リラキシン」は産後半年ほどでなくなるとされていますが、妊娠中に運動を控えたり、体を動かしたりすることを避けたために筋力が弱まっているお母さんたちは、骨盤底筋の筋力そのものも落ちていることから、産後の頻尿を避けることができないのです。

 

◎原因②筋肉や靭帯の伸びや損傷

「リラキシン」の働きにより筋肉や靭帯の緩みは出産時にピークに達しますが、それでも出産によって引っ張られ、筋肉や靭帯は傷を負ってしまいます。

 

特に3500g以上の大きな赤ちゃんの出産、長時間にわたる難産、経産婦さんの場合などは骨盤底筋や靭帯が負う損傷が大きくなることから、更に尿道を引き締める力が弱まり、頻尿の原因となるのです。

 

体に負ったダメージと同様に、筋肉や靭帯の傷も徐々に回復し、回復に伴って頻尿も改善されていきますが、何十年か先、お母さんが高齢になって筋肉が衰えてきた時に、筋肉や靭帯が傷を負った影響が出てくる可能があるので、要注意が必要です。

 

「頻尿」とはどういう症状なの?

 

皆さんも一度チェックしてみましょう!

 

・トイレの回数が1日に8回以上

 

・夜中でもトイレで目が覚めてしまう

 

当てはまる症状はありましたか?

 

これが「頻尿」と呼ばれる状態です。

 

ビールなどの利尿作用が高い飲み物を飲んだ時に、トイレから帰ってきて間もなくまたトイレに行きたくなるなどという経験はありませんか?

 

頻尿の場合も同じように、トイレに行っても又すぐに行きたくなるような状態なのですが、利尿作用の高い飲み物を大量に飲んだ時は、再びトイレに行くと通常と同じ排尿量がありますが、頻尿の状態では膀胱に正常時と同じ尿の量をためておくことができないので、排尿量が減ることが特徴的です。

 

産後間もないお母さんたちを悩ませる「産後の頻尿」ですが、妊娠・出産の経過によって通常起きやすいことではありので、不安がる必要はありません!

 

しかし、この頻尿で気を付けたいポイントが2点あります。

 

残尿感と排尿するさいに痛みがあるかどうかです。

 

この2点の症状がある場合は、膀胱炎や子宮脱など病気の危険性も考えられるので、すぐに泌尿器科など専門の医療機関に受診する必要があります。

 

産後の頻尿の改善には?

 

産後の頻尿に悩むお母さんから「トイレに行きたくなるから、水分はできるだけ我慢します。」という話をよく聞きますが、それは「絶対にやってはいけない!」NGな行動なのです。

 

頻尿なんだから仕方ないのに…と思われそうですが、出産後のお母さんは赤ちゃんに必要な母乳を1日約800ml前後も作ります。

 

そのためには、毎日普段よりも1リットルより多い水分を摂取する必要があります。

 

それでなくても水分不足になりやすいお母さんが、頻尿をどうにかするために更に水分を我慢したら体はどうなってしまうでしょう?

 

・水分不足から母乳が出にくくなる。

 

・水分不足で尿が作られず、尿によって排出される細菌が膀胱内に溜まり膀胱炎になる。

 

・体の水分不足から肌が荒れる。

 

・血液中の水分不足から脳梗塞などの可能性が高まる

 

・便秘がひどくなることで腸内に溜まった便が膀胱を圧迫・刺激し、更に頻尿が深刻になる。

 

体の水分が不足すると体にはさらに様々な困った症状が現われます。

 

夏は発汗により体の水分がいつも以上に奪われます。

 

辛い頻尿ですがお母さんの体のためには、こまめに十分な水分を摂ることを避けることは絶対にいけません。

 

水分を摂って体に無理のない範囲で「骨盤底筋の筋力を高める」ことが産後の頻尿改善をしていくためには重要です。

 

産後の頻尿自体は骨盤底筋の筋力の低下と損傷による症状で、病気が隠れていない限り、時が経てば自然と改善していくので必要以上に心配しなくても大丈夫です。

 

より早くすっきりと改善するためには、産後1か月が過ぎた頃から、自分の体調と相談しながら無理のない範囲で骨盤底筋を鍛えるストレッチを始めましょう。

 

その他精神的な不安を持つことでより頻尿が悪化してしまうこともあるので「私の体大丈夫かな…」「こんなんじゃ外に出れない…」と必要以上に不安に思わないことが大切です。

 

また、産後の頻尿を改善するには骨盤矯正も有効だと言われているのを知っていますか?

 

開いた骨盤は骨盤底筋の働きを悪くしてしまうので、より頻尿が酷くなってしまうことがあるのですが、骨盤の開きを元に戻すことで症状の改善が期待できます。

 

1人で産後の頻尿に悩んでいるお母さんも少なくありませんが、骨盤が下がることが過活動膀胱を引き起こし頻尿の症状が出ているケースなど、1人1人状態が違っています。

 

産後の頻尿について様々な症例をみてきた専門家に相談することで、早期改善が期待できます。

 

わかば整体院では産後のお悩みに特化した施術をしております。

 

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産後の便秘の原因と解消法とは

 

 

わかば整体院院長の須崎です。

 

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本日は『産後の便秘と解消法』について書いていきたいと思います(^O^)

 

産後のつらい便秘について

 

出産という大仕事を終えたお母さんの体には、産前とは違ういろいろな変化が起こります。

 

それがいい変化であればいいのですが、ほとんどの変化が悪い問題であることが多いですよね。

 

そんな問題ある変化は、普通であれば産後半年経過する頃には妊娠前の体の状態にほぼ戻る…と言われていますが、産後の不調がそのまま残ってしまい、長期に渡って「産後の不調」に悩まされる人も少なくありません。

 

妊娠中や出産の症状ばかりが注目されますが、実は出産後も女性の体はとても大変なのです!

 

出産後の症状の中でも意外と多いのが「便秘」です。

 

出産後に慢性的な便秘に陥ってしまう女性は少なくなく、なかなか他人に相談しづらい内容なので、一人で抱え込んでしまう傾向がありますが、もちろん我慢は禁物です!

 

産後の便秘はよくあることですから経験者に相談したり、必要に応じて専門機関に相談することも必要です。

 

産後に便秘になりやすいのはなぜ?

 

ではなぜ、産後のお母さんの体は便秘になりやすいのでしょうか?

 

その理由は、大きくわけて5つ考えられます。

 

①水分が不足している

 

身体の水分が母乳を作るために1800ミリリットルも水分が使われることがあります。

 

いつも以上に水分が1リットルは摂取する必要があるので、あまり水分を摂取しない方は腸の水分が不足してしまい、便秘になってしまうことがあります

 

②出産時にできた傷口への不安感

 

踏ん張ってしまうことで出産の時にできた傷が開いてしまうのでは?という不安から排泄をためらい、結果便秘になることがあります。

 

③疲労とストレス

 

慣れない赤ちゃんのお世話をこなすため、夜寝られない・ゆっくり休めないなど生活が不規則になり、ホルモンバランスが乱れてしまい、腸内環境が悪化して便秘になることがあります。

 

④便意を我慢する

 

赤ちゃんのお世話が忙しく、便意を感じたとしても赤ちゃんが泣いているから…と、我慢し続けて便秘になってしまうことがあります。

 

⑤運動不足

 

育児に悪戦苦闘したり、産後の体を休めるために外出を全く控えている状態では運動量が不足して腸の働きも低下します。

 

実は運動も腸の動きと大きく関係していて、運動量が著しく減る産後は便秘になりやすいのです。

 

これかもしれない、という心当たりがあれば、出来る限り原因となるものを改善し始めると、便秘の症状が緩和されます。

 

と言っても忙しいので時間が取れないという方も多いのではないでしょうか。

 

こういった現実的な問題が、産後の便秘を悪化させてしまうのです。

 

産後の便秘を放置するのはNG

 

便秘が悪化すると、腸内にある便からどんどん水分がなくなり、硬くなってしまいます。

 

無理に出そうとして痔になってしまったり、便が硬くなりすぎて自力で排出できなくなってしまうケースもあります。

 

授乳期でも使用できる薬もありますので、便秘だと感じたら一度担当医に相談してみましょう。

 

また、産後の忙しい生活の中では自分が便秘なのかどうか、いつ便を排出したのかも分からなくなってしまうかたもいるので、便秘気味になったら記録を取っておく後々役に立ちますよ!

 

便秘にも種類がある?

 

便秘の種類は3種類あります。

 

①痙攣性便秘

 

強い便意と、痛みがあり特に辛いと感じる方が多くいます。

 

腹痛の割に排出される便の量は少なく、うさぎのようなコロコロしたフン状のものしか出ず、残便感が残ったり、下痢と便秘を繰り返してしまうこともあります。

 

②弛緩性便秘

 

便意はあるものの、腹部が張って苦しくなってしまう便秘です。

 

慢性的な便秘は弛緩性便秘であることが多く、便があまり硬くないのも特徴です。

 

③直腸性便秘

 

若い女性に増えてきている便秘で、直腸まで便が下りてきているのに便意を感じづらいのが特徴です。

 

便は大きく、コロっとした硬いものが排出されます。

 

いかがでしょうか?

 

どの便秘のタイプでも、長期に渡ることで体に悪影響を与えていることは間違いありません。

 

では、どのように解消すればいいのでしょうか?

 

産後の便秘解消法って?

 

産後の便秘は以下のような方法で改善が期待できます!

 

①水分をしっかりと摂る

 

当たり前ですが、水分はいつも飲む量に加えて1リットルは摂取するようにしてください。

 

産後は頻尿に悩まされている方も多く、トイレに何度も行くのが嫌で水分を摂らない!という方もいるのですが、それでは便秘が悪化してしまうだけです。

 

また、一気に水分を摂取しても体に取りいれられず、すぐに外に排出されてしまうので、少量を時間をかけて摂取するようにしてください。

 

②疲れを取る

 

育児で忙しいのは分かりますが、体調に影響を及ぼしているのであれば、ゆっくり休息を取るのも大切です。

 

特に睡眠不足による疲れが蓄積されると自律神経の乱れが起きてしまい、腸の機能が落ちてしまうこともあります。

 

③便秘解消におすすめの食事をする

 

便秘には食物繊維がいい!と聞いたことがあると思いますが、水溶性と不溶性の2つに分けられます。

 

便秘解消にはこの両方をバランスよく摂取する必要があります。

 

不要性食物繊維は主に

 

・切り干し大根

・パセリ

・ごぼう

・乾燥きくらげ

・干し柿

 

水溶性食物繊維は主に

 

・リンゴ

・昆布

・わかめ

・大豆

 

などに多く含まれています。もちろん水溶性食物繊維を摂取することも大切ですが、便秘であれば不溶性食物繊維に注目して摂取してみましょう。

 

④どうしても改善しないなら薬に頼る

 

先生と相談して、なかなか便秘が治らないのであれば薬に頼るのも悪いことではありません。

 

もちろん、先生の許可なく勝手に飲むのではなく、専門機関で処方してもらった薬を飲むようにしましょう。

 

⑤骨盤矯正をする

 

産後の体は骨盤が開いて、なおかつ安定していない状態にあります。

 

骨盤が開いてしまうと、その分腸が下に落ちてきてしまいます。

 

本来あった位置より下に落ちてしまうことで、腸の機能が下がってしまい結果便秘になってしまうことがあります。

 

ただし、産後の骨盤は安定がまだしていないので、正しい骨盤矯正をすることで高い改善が期待できます。

 

専門機関で相談して許可をもらえる時期になったら、骨盤矯正を試してみるのもおすすめです♪

 

わかば整体院では産後のお悩みに特化した施術をしております。

 

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産後の肩こり、夏の冷えに注意

 

 

わかば整体院院長の須崎です。

 

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本日は『産後の肩こり、夏の冷えに注意』について書いていきたいと思います(^O^)

 

産後肩こりを引き起こす骨盤の歪み

 

出産後、お仕事に復帰されたお母さんはなおさらのこと、赤ちゃんを育てるお母さんの毎日はとにかく忙しいものです。

赤ちゃんの抱っこやおむつ替えなどで体に負担のかかる無理な姿勢を長時間続ける、夜間の授乳による睡眠不足、どんどんたまってくる育児による疲労感、自分の時間が取れないことからの運動不足やストレスの蓄積。

 

こうした毎日に産後女性に特有の「骨盤の歪み」が加わると、お母さんの体には様々な体調不良の波が押し寄せます。

 

その1つが「産後の肩こり」。

 

妊娠後期から末期にかけて分泌が増える女性ホルモン「リラキシン」は、産道周辺の関節や靭帯(じんたい)をゆるませ、柔らかくするので、その作用により赤ちゃんがスムーズに出てこられるようになります。

 

骨盤の靭帯や関節がゆるむ時期に、妊娠中の後期ではお腹はどんどん大きく重くなるので、その負担からやわらかくなっている骨盤が歪んでしまうことは少なくありません。

 

「リラキシン」の関節や靭帯 をゆるませる働きは産後半年ほど続くので、子育てで大変な毎日を過ごす中では、骨盤を意識するのが難しく少しずつの積み重ねで骨盤の歪みはどんどん進んでしまい、歪んでしまった骨盤の位置で固定されて、元の正常状態に戻らなくなってしまうのです。

  

骨盤が歪むと体のバランスが悪くなり、むくみ、冷え性 、便秘、自律神経の乱れ、女性ホルモンの乱れなどの症状が現れますが、血行不良による肩こりも骨盤の歪みが原因の辛い症状です。

 

血液の流れ(血行)が悪くなると筋肉が硬くなり、肩のこり、首のこりのように筋肉の痛みになって現われてきます。

 

血液の流れを悪くする「体の冷え」は肩こりの大敵なのですが、気温が高いこの夏にこそ、体を冷やす様々な要因が潜んでいるのです。

 

血行不良を引き起こす「夏の冷え」に注意!

 

女性は男性に比べ体温の4割をつくりだすと言われる筋肉量が少ないため、もともと「冷え症」は女性に多い症状です。

 

妊娠中、筋肉がつくような激しい運動を控えたり、出産後の忙しさから運動不足になっている女性はさらに筋肉量が落ちているので、冷えを感じやすくなっています。

 

◎冷房による「夏の冷え」

 

自宅、オフィス、通勤中の電車、車の中、スーパー、コンビニなど、夏の間はどこに行っても冷房で気持ちよく冷えています。

 

暑い外から冷房のよく効いた場所に入ると、とても心地いいのですが、その心地いい場所も長時間いるとその室温が苦痛になってくる場合があります。

寒さを感じた体は体温を維持するために血管を収縮させるので、血行が悪くなり体の端にある手足に血液が十分に行き届かなくなることから手足が冷えていくのです。

 

また、気温の高い室外から冷房の効いた場所に入ると、「あー涼しくて気持ちがいい」と感じますが、実は体自体はその温度差に上手く対応できないことがあり、自律神経が乱されることから血行が悪くなり、やはり手足から冷えが体中に拡がっていくことがあるのです。

 

◎食べ物による「夏の冷え」

 

夏に美味しいよく冷えたそうめん、かき氷、アイスクリーム、暑い夜にはよく冷えた生ビール。

 

夏に旬を迎えるよく食べる野菜や果物、きゅうり、トマト、ナス、スイカなどにも体の熱を冷やす働きがあることをご存知でしょうか?

 

夏に美味しい食べ物は、体を内側から冷やしてしまうものが多くあります。

 

また夏はどうしても水分をたくさん摂るようになりますが、成人が1日に必要な水分量とされる1.21.5ℓを上回り、上手く排出ができなかった水分は体内に残り、その水分が体を冷やしてしまうのです。

 

夏の冷えから体を守って、産後の肩こりを軽くしよう

 

◎筋肉量を増やして冷え防止

 

筋肉量が増えることで、体内でたくさんの熱を作ることができるようになるので「冷え症」の根本的な改善になります。

 

筋肉の70%が下半身に集中しているのでスクワットなどで太ももやお尻などを意識的に動かすことは効果的ですが、エスカレーターをやめて階段を使う、いつもより少しだけ離れたスーパーまで歩いてみる、洗物をしながらつま先立ちをしてみるなど、日常生活の中でできることを少しずつ取り入れて毎日続けていくことが確実な筋肉量の増加につながります。

 

◎湯船につかって冷え防止

 

子育ての間はゆっくりと湯船につかっている時間など取れないというお母さんがほとんどだと思います。

 

しかし週1度だけでも家族にご協力頂いて、ゆったりとくつろげる時間を設けることは

体が温まるだけなく、心身がリラックスでき、筋肉の緊張がほぐれ血行が良くなると産後の肩こりも和らぎます。

 

就寝1時間程前の入浴は、温まった体が冷めていくタイミングで眠ることができ眠りの質がアップします。

 

しっかりと眠ることで体の疲れをしっかりと取ることができ、筋肉の緊張がほぐれて肩こりを和らげることが可能です。

 

◎ファッションでの冷え防止

 

気温が高くなる日ほど、冷房で冷やされた室内との温度差が大きくなります。

 

暑い日こそ、外出にはカーディガンやストール、レッグウォーマーを持ち歩き、冷えが入り込みやすいとされる首、手首、足首を守りましょう。

 

また肘(ひじ)の冷えは肩こりや首回りのこりを引き起こすと言われています。

 

肘の冷えが気になる場合は、七分袖や長袖の衣類を着ることも気になる産後肩こりを軽くすることにつながります。

 

◎体を温める食べ物で冷え防止

 

冷たいものが美味しい季節ですが、常温または温かいものを食べるように心がけることが産後肩こりの解消のためには大切です。

 

体を温める食材として、りんご、さくらんぼ、ごぼう、にんじん、れんこん、ショウガ、漬物、チーズ、タラコ、ちりめんじゃこ、鮭、カニ、卵、赤身の肉や魚、黒豆などがあげられます。

 

冷たいそうめんは冷たいざるそばにする、冷奴に薬味としてショウガ・ねぎをのせるなど、工夫次第で夏の冷たいお料理も体を冷やさずに食べることができるのです。

 

わかば整体院では産後のお悩みに特化した施術をしております。

 

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長引く産後恥骨痛、その原因は?

 

 

わかば整体院院長の須崎です。

 

ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

本日は『長引く産後恥骨痛、その原因は?』について書いていきたいと思います(^O^)

 

改善しない産後の恥骨痛、原因は「骨盤の歪み」だった!

 

痛みがひどく歩くのさえ辛い

 

痛みが辛くて赤ちゃんを抱っこできない

 

咳やくしゃみが出るとしばらく声が出せないほどの痛みが走る

 

立ちあがったり、座ったりという動作が痛みで素早くできない

 

買い物に出かけても、荷物を持ち上げることが怖い

 

産後間もないお母さんの多くが「恥骨痛」に関する様々な悩みを抱えていらっしゃいます。

 

「恥骨痛」を引き起こす原因は、妊娠直後から分泌が始まる「リラキシン」というホルモンの働きです。

 

「リラキシン」には出産をスムーズにするために産道付近をゆるめる働きがあります。

 

とくに、恥骨部分の「恥骨結合部」という部分もゆるめます。

 

恥骨結合部や骨盤が開いてもしばらくしすれば元にもどるのですが、それまでの間が骨盤が不安定になり、恥骨にかかる負担が大きくなると、恥骨には痛みが生じてしまいます。

 

「リラキシン」の分泌は出産が近づく妊娠後期に最大になり、出産後2日から3日で止まって、関節や靭帯の緩みやすい状態も産後半年程度をかけて少しずつ元の状態に戻っていきます。

 

関節や靭帯の状態が妊娠前の状態に戻るのと同時に、「恥骨痛」についても産後1カ月を過ぎる頃から徐々に消えていくのが一般的です。

 

産後半年を経過するにも関わらず「恥骨痛」が続く場合は、隠れた本当の原因を探す必要があります。

 

長引く「恥骨痛」を引き起こしている原因の多くが「骨盤の歪み」なのです。

 

妊娠直後から分泌されるホルモン「リラキシン」が出産時だけに作用すれば全く問題はないのですが、実際には分泌が始まる妊娠初期から産後半年後までの間はお母さんの体に影響を及ぼし続けます。

 

「リラキシン」の働きで関節や靭帯が緩んでいる間に、

 

・椅子に座るときにどちらか一方の足ばかりを組んでいる。

 

・赤ちゃんの授乳の時にいつも胡坐をかいてしまう。

 

・荷物を持つときにどちらか片方の腕や肩ばかりで持ってしまう。

 

・お姉さん座り(横座り)がくせになっている。

 

・気が付くと、体のどちらか一方にだけ体重をかけるような姿勢で立っている。

 

などというような体に悪い姿勢をとっていると、「リラキシン」の影響で、不安定な骨盤は簡単に歪んでしまうのです。

 

歪んだ骨盤をそのまま放置すると、「リラキシン」の影響がなくなった体に歪んだままの形でしっかりと固定されてしまうのです。

 

その「骨盤の歪み」が「恥骨痛」の原因となります。

 

下腹部をチクチクと刺すような痛みからおもりを付けられたようにドーンと重く感じる痛み、歩いているうちに段々とひどくなる痛みがある。

 

また、夜寝ているうちに痛みが強くなり、朝起き上がることができないなどの症状が産後1月以上経過した後も続くようであれば、安易な自己判断をせずに、すぐに医療機関での受診が必要です。

 

「恥骨痛」は妊娠中から痛みを感じる人もあれば、産後数週間が経過してから急に痛み出すケースもあります。

 

また、初めての出産よりも、2回目、3回目の出産時の方が体への負担が大きく、恥骨痛が出やすいと言われています。

 

恥骨痛をやわらげるために

 

恥骨痛は妊娠中や産後女性の特有の症状です。 しっかりと適切なケアをすることで症状は必ず改善し、痛みに恐れることなく赤ちゃんを思いっきり抱っこしてあげることができますよ。

 

◎骨盤ベルトをつける

 

骨盤を正しい向き、正しい位置へと少しずつ戻していく効果がある骨盤ベルトを装着して恥骨周辺を締め固定すると、痛みが軽減され、体も動かしやすくなります。

 

◎とにかく無理をせず、安静にする

 

産後1ヶ月間程度は特に無理をしないことが産後の恥骨痛の対処法としてとても大切です。

 

出産後体力や体調が回復する期間に、妊娠前と同じように仕事に復帰をしたリ、家事をしたりすると、歪んだ骨盤に更に負担をかけます。

 

2人目、3人目の出産の場合、ゆっくり休んでいられないという頑張るお母さんがたくさんいらっしゃいますが、頑張りすぎは恥骨痛を悪化させてしまいます。 産褥期と呼ばれる産後1か月までの間は特に安静を心がけることが大切です。

 

◎正しい姿勢を心がける

 

どんな時でも、背筋を伸ばして骨盤を立たせるイメージを持つと姿勢がよくなり、骨盤の歪みも少しずつ取れていくと言われています。

 

妊娠中、大きなお腹を支えるために、「反り腰」といってお腹を突き出したような姿勢になっている女性が少なくありません。

 

反り腰は腰痛の原因にもなりやすいので、注意が必要です。

 

反り腰の他にも、横座り、どちらか一方の足だけを組む、立った姿勢で長時間抱っこをする、胡坐や足を開いた状態での授乳は骨盤をゆがませ、恥骨痛の悪化につながるので気を付けましょう。

 

◎適度な運動を心がける

 

産後ヨガや骨盤矯正体操は歪んだ骨盤を元の位置に戻す効果があります。 恥骨痛の痛みがひどい時は無理をしないように注意しながら、少しずつ体を動かすことも大切です。 ◎睡眠は「仰向け寝・うつぶせ寝」がおすすすめ

体のどちらか一方に負担がかかる横向きの姿勢で寝ることは恥骨痛にも骨盤の歪みにもよくありません。

 

仰向け寝・うつぶせ寝がおすすめですが、仰向けの姿勢は反り腰の状態となって腰周りの筋肉に負荷をかけてしまう恐れがあります。

 

産後腰痛をお持ちの方などは、膝の下にクッションを入れて軽く膝を立てた状にすると、腰に負担がかからず楽な姿勢を摂ることができます。

 

帝王切開の場合には傷口に負担がかかるので、うつぶせ寝は避けましょう。

 

添い寝などでやむを得ず横向きの姿勢をとる場合には、両ひざをそろえて横向きになると

恥骨痛がやわらぎます。

 

定期的な骨盤矯正で、骨盤の歪みを解消

 

骨盤矯正について数多くの症例を診ている専門家の診断を受けると、自分の体調や骨盤の状態に適した骨盤矯正を受けることができます。

 

産後恥骨痛の原因になっている骨盤の歪みは、プロの手に任せることで、安全で確実に元の状態に近づき、恥骨痛も解消されていきます。

 

 

わかば整体院では産後のお悩みに特化した施術をしております。

 

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