産後コラム

産後ダイエットの鍵は骨盤にあり

[`fc2` not found]
LINEで送る

 

わかば整体院院長の須崎です。

 

ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

本日は『産後ダイエットの鍵は骨盤にあり』について書いていきたいと思います(^O^)

 

産後ダイエット、食べずに頑張ってもやせない理由

 

可愛い赤ちゃんを迎えて初めての年末年始をお過ごしのママもいらっしゃることでしょう。

天使の笑顔を囲んで、家族や親せきが集まっての団らんもいつも以上に楽しく、にぎやかなことと思います。

そんな時にはいつも以上にお食事が美味しく感じられ、ついつい食べ過ぎてしまうというのはよくある話です。

 

この季節は産後ダイエットに励んでいた産後間もないママたちから「産後ダイエットの効果が現われないうちに、自己最高体重を超えてしまいました」などと困ったように報告を受けることが多くなります。

 

産後の体重がなかなか落ちないことにはいくつかの理由があります。

 

①食生活

 

妊娠中はつわりがひどくて食事を全く受け付けない人や時期がある一方で、ホルモンバランスの変化、血糖値の変化、栄養バランスの変化、赤ちゃんのためといった精神的な変化から食欲が高まることがあります。

 

妊娠中に高まった食欲を出産後も引きずり、妊娠中と同じような食生活をしていれば体重は増加する一方です。

 

母乳育児をしているママは母乳をあげている間は体重の増加は抑えられますが、食欲の高まりから塩分油分の多いスナック菓子、甘い物といった極端にバランスの悪い食生活が続くと母乳が出なくなり、体重増加が進みます。

 

②運動不足による基礎代謝の低下

 

妊娠中は赤ちゃんを守るためにそれまでスポーツを続けてきた人でも激しい運動ができなくなります。

 

また、大きなお腹をかばうように体を休めるため筋肉量は減少します。

 

運動不足が日常になり、出産後も体を動かさないママは少なくありません。

 

また、筋肉量が落ちてしまったことで基礎代謝が低下するので、食事の量が変わらないとしても使われるカロリーが少なくなれば体重は増加します。

 

実はこの他にもう一つ、産後ママ特有の「痩せない理由」があります。

 

それが産後ダイエットの鍵「骨盤」なのです。

 

産後の骨盤

 

産後ママなら女性ホルモンの1つ「リラキシン」の名前はどこかで耳にしたり読んだりしたことがあるでしょう。

 

ママのお腹の中から赤ちゃんが無理なく出てこられるように、出産が近くなるとこの「リラキシン」の働きによって産道周辺の関節や靭帯がゆるみやすくなります。

 

「リラキシン」の分泌は妊娠直後から始まり、妊娠後期、出産間近に最も盛んになります。

 

ホルモンの分泌によって、関節や靭帯の緩みやすい状態は産後半年程度続きます。

 

関節や靭帯を緩める「リラキシン」が赤ちゃんの出産時だけに作用すれば問題はないのですが、実際には妊娠初期から出産半年後まで続くため、その間ママの体には「リラキシン」の影響が続くことになります。

 

イスに腰かける時に足を組む、お姉さん座りと呼ばれる横座りをする、赤ちゃんへの授乳中に胡坐をかく、おむつやミルクの準備などを詰めこんだ重たいマザーズバッグをどちらか片方の腕ばかりで持っているなど、体のどちらか一方だけに体重をかけるような姿勢を続けていると、「リラキシン」の影響でゆるみやすくなっている骨盤はすぐに歪みが生じてしまうのです。

 

猫背の姿勢でスマホを覗きこんでいても、同じようにスマホを覗きこんでいる人に比べてリラキシンの影響下にあるママの骨盤は歪みを生じやすいのです。

 

恐ろしいことに歪んだ骨盤を産後そのまま放置してしまうと、骨盤は歪んだままの形で固定してしまいます。

 

骨盤の歪みは、体のむくみ、生理不順、腰痛、肩こり、便秘、冷え症など産後ママの体に様々な不調の原因となります。

 

体の不調だけではありません。

 

産後太り、なかなか戻らないお腹のたるみ、体形の崩れなど、妊娠前のスタイルに戻ることが難しくなります。

 

そのまま太りやすい体質になってしまって、2人目、3人目と出産するごとに体重が増えてしまうという悪循環が始まってしまうケースもあります。

 

「食事を減らして頑張ったとしても、骨盤に歪みがあるうちは思うように痩せることができない。」

 

これが産後ダイエットのキーポイントであり、これまでのダイエットと同じ意識で進めていても産後ダイエットの成功はありません。

 

骨盤の歪み(ゆがみ)をセルフチェック

 

骨盤の歪みについて詳しくは医療機関で診断を受けることをお勧めしますが、ご自分でも簡易的にチェックすることができます。

産後ダイエットが上手く進まないとお悩みの方は是非トライしてみてください。

 

<その場で足踏み>

 

足元の床に印をつけておきます。

付けた印の真上に立ち、目を閉じたままでその場で50回足踏みを行います。

 

50回の足踏みの後、目を開けて床に付けた印からどのくらい動いているかをチェックします。

 

印より右に動いていた場合は右側に骨盤が歪んでいる可能性があります。

 

同じように印からずれていた方向(左側、前側、後ろ側)に骨盤が歪んでいる可能性があります。

 

印より1m以上離れてしまった場合は骨盤の歪みがひどい場合があるので要注意です。

 

・左右の肩の高さ

 

鏡で自分の姿勢を確認した時に、左右の肩の高さがそろっていない場合は左右どちらかの骨盤が歪んでいる可能性があります。

 

右肩の位置が左肩より高い位置にあれば、骨盤の右側が左側より上がって骨盤が傾いていることが分かります、

 

・両足の開き

 

両足を前に出して、床の上に座ってみます。

 

力まずリラックスした状態でつま先の角度に注目してください。

 

基本的につま先は「V」字を作りますが、同じ角度になっているか確認しましょう。

 

開き過ぎてしまったり、閉じすぎてしまったりしている方の足と同じ側の骨盤に歪みがあることが分かります。

 

産後の骨盤矯正について

 

リラキシンンの影響から関節や靭帯にゆるみがある産後は「骨盤が歪みやすい時期」ですが、その一方で骨盤を矯正するためにはベストなタイミングでもあります。

「骨盤リセット期」とも呼ばれる産後半年までの間は、開いた骨盤がゆっくりと元に戻っていく時期なので、筋肉も骨もやわらかくほぐれていることから矯正の効果が出やすく、骨盤矯正には最適な時期なのです。

 

産後間もないママはまずは自分の体を十分に休め、出産による傷や痛みを癒すことを第一に考えましょう。

 

出産直後の骨盤矯正は、産後すぐの装着が可能な柔らかいタイプの骨盤ベルトを付けることなどから少しずつ始め、産後1か月の健診で問題がなければ体調と相談しながら運動を含めた本格的な骨盤矯正を少しずつ始めることが可能になります。

 

骨盤矯正について数多くの症例を診ている専門家の診断を受けると、自分の体調や骨盤の状態に適した骨盤矯正を受けることができます。

 

産後ママが骨盤矯正を始めると血流の促進で新陳代謝が活発になり、脂肪が燃えやすくなりやせ始め、老廃物が排出され新しい細胞が活性化されるので、全身の肌もきれいになります。

 

脂肪が燃えやすくなることでスタイルもよくなり、体の動きがスムーズになることから筋肉への負担も少なくなり、疲れにくい体になります。

 

ダイエットに効果のほか、恥骨痛、腰痛、股関節痛、尿漏れ、便秘、内臓下垂による代謝の低下などの改善にも効果がみられます。

 

また血流の促進により、冷え症やむくみの改善に加えて、肩こりや頭痛、腰痛なども解消されます。

 

産後の骨盤矯正はダイエット効果だけでなく美容面への効果、赤ちゃんと一緒に健康に過ごすための体調維持にも重要な鍵となるのです。

 

わかば整体院では産後のお悩みに特化した施術をしております。

 

詳細はこちらをご覧ください。

 

[`fc2` not found]
LINEで送る