産後コラム

骨盤の歪み矯正は産後、前どっち?

【骨盤の歪みってどうして起きるの?】

 

骨盤が歪むと健康に良くないということは皆知っていますよね?

でも、そもそもなぜ骨盤がゆがむのでしょうか。

理由はたくさんありますが、その人の生活習慣に起因するものだけではありません。

女性にとって代表的な例としては、赤ちゃんを出産する時ではないでしょうか。

女性は出産の時に骨盤が開きますが、赤ちゃんを産む過程で無理な力がかかり、歪みが生じることもあります。

稀な例としては、子供の頃に腰に外的な強い力を受けたケガの経験があるとか、後は加齢や筋肉の衰えなどの要因もあります。

自分の歪みの原因を正しく知ってその原因を取り除き、さらに歪みがひどくならないように早めに対処したいですよね。

 

(歪みの原因の例)

○椅子などに座る時、いつも同じ方の足ばかりを上にして組む。

○いつも同じ方の肩ばかりに鞄をかけている。

○いつも同じ方の手で荷物を持つ。

○立っている時、いつも決まった片方の足に重心をかけて立つ。(休めの姿勢)

○畳や床に座る時、お姉さん座り(両足を片方に流す座り方)をよくする。

○仕事で毎日長時間、椅子に座りっぱなしの生活をしている。

○運動不足による腹筋、背筋の衰え。

○出産。

○肥満による腹部脂肪の増加。

○子供の頃の骨盤がまだ固まっていない頃に、腰を強く打つなどのケガをした。

○加齢による筋肉の衰え。

 

【骨盤が歪んでいるかチェックする方法】

 

骨盤はなかなか目で見て歪んでいるかどうか専門家でないとわからないですよね。

それでは、骨盤以外の場所を見て専門家でなくても簡単にわかる方法をお伝えします。

 

○何もないところでつまずく。

○片方の靴ばかり磨り減る。

○仰向けに寝た時に左右の足の長さが違う。

○仰向けに寝ると左右の足の開き方が違う

○X脚、O脚などである。

○歩いているうちに、スカートが回ってしまう。

○横向きやうつ伏せで寝る方が楽だと感じる。

 

【自分の癖を知って生活習慣をかえてみる】

 

骨盤の歪みは1日でなるものではないので、気が付いたら歪んでいたということになります。

骨盤が徐々に歪んで行く過程には、生活の中でのちょっとした癖も関係しています。

つい足を組んでしまうとか、先に挙げた例のように歪みが生じる原因になりそうな動作や姿勢はなるべくしないように気をつけると良いですね。

 

【女性は出産で骨盤が開く】

 

女性は出産で赤ちゃんを産む時に、赤ちゃんが産道を通りやすいように骨盤を開いて骨盤内の空間を最大限に広げます。

それは、出産が近くなると分泌される「リラキシン」というホルモンの働きによるものです。

リラキシンが出て骨盤底筋や、仙腸骨や股関節の靭帯を緩め関節を柔らかくします。

すべては出産に備えて赤ちゃんが出て来やすいように母体が準備を始めるためです。

 

【出産する女性は骨盤の歪み矯正はいつするのがいいの?】

 

産前は赤ちゃんを産む準備の為、リラキシンというホルモンが分泌されている為、関節は緩んでいます。

そのため骨盤矯正しようとしても、なかなか定まらないというのが実情でしょう。

 

骨盤矯正と言っても、出産前で、お腹の赤ちゃんに負担にならないようにしなければなりません。

産前でも使用できる骨盤ベルトを巻くとか、横向きに寝た時の骨盤の矯正というよりは歪みを防ぐ目的で、足の間に抱き枕を挟むなどが負担のないリラックスしてできるソフトな方法です。

足の間に抱き枕を挟むと、妊婦さんに優しい「シムスの体位」に自然となるため、骨盤の歪みを防止し、ママの安眠と血流を促し、赤ちゃんへの栄養供給にも良い効果をもたらします。

 

〈シムスの体位〉

左右どちらかを上側にした横向きの寝姿勢で、上側になった方の足の膝を軽くまげて抱き枕の上から抱き込むようにします。

同じく上側になった腕も抱き枕を抱き込むようにします。

妊婦さんは、右側を上にして寝ると良いでしょう。

大きなお腹で大静脈やリンパの流れを阻害しないですむので、むくみや静脈瘤を防げます。

この場合、右腕・右足が上側で、抱き枕を抱く格好で、左手は、背中の方にまっすぐ体に添わせるように伸ばすか、頭の下に枕のように置いても良いでしょう。

耳の下の枕の下に左腕を敷くと、腕自体も頭に直接押し付けられることがなく楽です。

左足は普通にまっすぐ伸ばします。

シムスの体位は有名ですので、産院で配布されるパンフレットに載っていたり、看護師さんから教えてもらえたりします。

一度、詳しく調べてみて下さい。

 

【産前の矯正と産後の矯正の違い】

 

産前は、赤ちゃんとママの母体にできるだけ負担をかけないようにしなければならないので、産前使用の骨盤ベルトやシムスの体位で乗りきります。

矯正力はさほどなく、むしろ歪み防止のためのサポートぐらいの感じです。

 

産後は授乳とともに子宮が収縮するので、お腹も小さくなっていきます。

出産前から出ていた「リラキシン」も、子宮の収縮とともに分泌がおさまり、次第に靭帯や骨盤底筋の弾力も戻ってきます。

 

すると、次第に出産で開いていた骨盤も元の位置に戻ろうとします。

この時、骨盤が閉じるにつれて大きなお腹に押されて下垂していた内臓も元の位置に戻ります。

骨盤は出産後閉じようとしているので、それを骨盤ベルトでサポートしてあげると更に戻りが良くなります。

産後はまだリラキシンの影響で関節が柔らかくなっていますので、すぐからでも骨盤ベルトで骨盤

矯正を始めれば目に見えて効果が感じられることでしょう。

産後ママが悩む腰痛やひざ痛予防にも効果的です。

ただ、自分で骨盤ベルトをしているだけでは、本当に歪みがどちら側にでているのか、どの部分を治せば良いのかわからないと思います。

 

骨盤矯正は産後の方が効果がでやすいので、産前にあきらめていた人も産後に始めるのがお奨めです。

 

わかば接骨院でも産後ママのための骨盤矯正の相談・施術に対応しております。

 

産後の骨盤矯正の詳細はコチラをご覧ください。

産後の腰痛を和らげる方法

【産後の辛い腰痛】

 

産後ママがよく腰が痛くなるのは皆さん知っていると思いますが、その原因って結構いろいろあるんです。

 

原因は決してひとつではないのに、「きっと赤ちゃんの抱っこやお世話が大変だから」と、決めつけていませんか?

 

確かに赤ちゃんは3㎏もあるのですから、その赤ちゃんを抱っこしたり、お風呂に入れたり、おむつを替えたり、検診に行く時は、赤ちゃんのおむつ等が入ったトートバック等も持参するなど、大変ですよね。

 

産後ママは赤ちゃんのお世話を全力でするうちに、知らず知らずのうちに腰を酷使しています。

 

でも、腰は肉体労働による酷使以外の原因からも、疲労を蓄積しているのです。

 

例えば、睡眠不足。

 

赤ちゃんは、生まれてすぐから3カ月位までは、一度にたくさんお乳を飲めないので、2~3時間おきに泣いてお乳を欲しがります。

 

ですから、この時期ママは夜中も赤ちゃんの泣き声で目を覚まし、お乳を与えているのですから、当然睡眠不足になっています。

 

実はこの睡眠不足にも腰痛になる原因があります。

 

【産後は睡眠不足】

 

赤ちゃんが無事生まれて「ほっ」とするのも束の間。

 

初乳をあげたらすぐに赤ちゃんのお世話が始まります。

 

生まれたての赤ちゃんは、出産で生まれて来る時に疲れているので、初乳を飲んだらスヤスヤと眠る場合もありますし、生まれる時に大変だった場合は、そのストレスから泣き続ける場合もあり様子はさまざまです。

 

生まれて一日経つと、一日のサイクルらしきものが出てきます。

 

だいたい赤ちゃんは最初からお乳をごくごくと上手には飲めませんし、飲む量も少ないので、2時間おきに泣いてお乳を飲もうとします。

 

最近の産院は、生まれてすぐに母子同室ですので、ママ達も産後の疲れを癒す暇もありません。

 

出産直後から、初乳、おむつ替えとママの仕事が始まります。

 

まだ産院に入院中は、ママの食事が自動的に出してもらえるだけ助かっていますが、産後の退院も以前と比べて平均5日目と短くなっていますので、退院したらすぐ赤ちゃんのお世話に自分達の食事作りなど始まります。

 

里帰り出産などで、実家のお母さんにお世話になれる場合は良いですが、帰ってもパパのお世話が増えるようでは、ゆっくり体力の回復もできません。

 

産後に腰痛が現れるのは、家庭の状況によりママ一人での育児状態となり、全然休めないということも影響しています。

 

睡眠不足が慢性化すると、産後ママは、夜の22時~翌2時に分泌されるという成長ホルモンの分泌がさえぎられてしまい、成長ホルモンによって傷ついた組織の修復をはかったり、疲労回復をしたりということができなくなってしまいます。

 

それで、産後ママには腰痛が出始めてしまうのです。

 

睡眠不足でママの疲労回復ができないようでは、翌日もまた赤ちゃんのお世話があるのですから大変です。

 

長い期間疲労を回復できずにいると、腰痛だけでなく、精神的にも疲労してしまい、産後うつを発症したりするリスクもあります。

                                                                                                            

産後ママは、赤ちゃんにとってもパパにとってもお嫁さんとしても娘としても皆から必要とされる大切な存在です。

 

遠慮せずに、夜中のおむつ替えや授乳はミルクにするなどして、パパやおばあちゃんに出番を作って任せましょう。

 

パパやおばあちゃんも赤ちゃんと接する機会ができて、堂々と抱っこができるので、きっと喜んでやってくれるはずです。

その間産後ママはゆっくりと睡眠をとるようにしてください。

 

睡眠をしっかりとることで、ママの体も成長ホルモンの恩恵を受け、腰痛も組織が修復されて翌日には、すっかり痛みが消えたりするものです。

 

睡眠がいかに大事か分かりますよね。

 

【母乳に栄養がとられてママは鉄分不足】

 

母乳をあげていると、食欲があり、つい食べ過ぎてしまう産後ママも多いようですが、量を食べて満足しないで、栄養バランスには気をつけてほしいです。

 

赤ちゃんの栄養も考えて、薄味の和食中心のメニューで頑張っているママが多いと思いますが、栄養バランスは赤ちゃんの為だけではいけません。

 

ママ自身の栄養摂取で、赤ちゃんにどのくらいとられてママ自身の摂取量が減っているのか、大雑把に知っておくことが大事です。

 

だいたいバランス良く食べているママでも、不足しがちなのが鉄分です。

 

ご存知のように、赤ちゃんの母乳はママの血液から作られます。

 

そのため、母乳は、「白い血液」とも呼ばれるくらいです。

 

つまり、血液を作るためには鉄分が必要で、母乳をあげている産後ママは、赤ちゃんにあげるお乳にかなりの鉄分を消費していることになるのです。

 

赤ちゃんが生まれる前や妊娠する前には、摂取した鉄分は全て自分の造血のために使えたのが、赤ちゃんが生まれると、母乳を作るために鉄分が必要になるので、産後ママは、赤ちゃんの分と自分の分の両方を満たす量を摂取しなければならないのです。

 

鉄分を多く含む食品を積極的に摂りましょう。

 

《鉄分を多く含む食品》

 

小松菜・ほうれん草・あさり・レバー・プルーン・高野豆腐など。

 

また、母乳には、カルシウムやたんぱく質も多くがわたってしまうため、小魚・チーズ・魚・赤身の肉等も多めに摂取しましょう。

 

【骨盤がまだ開いていて内臓が下がっている】

 

長い妊娠期間中、「リラキシン」というホルモンの作用で股関節の靭帯や骨盤底筋が緩んで開いていた骨盤です。

 

出産と同時にすぐ閉まるわけではなく、靭帯や骨盤底筋の弾力が戻ってきてから徐々に閉じていきます。

 

出産時に骨盤に歪みが生じている場合もあり、歪みがあると腰部の血流も悪くなって老廃物が流れにくくなり、腰痛の原因にもなります。

 

また、妊娠中についた腰周りの皮下脂肪が、冷えの原因となり、腰が冷えて血流が悪くなり腰痛が起きるということもあります。

 

いずれにせよ骨盤が歪んだまま固まってしまうのは、さまざまな病気の原因を作ってしまうので決して良くありません。

 

妊娠中分泌されていたリラキシンの影響で緩んでいる骨盤底筋や、仙腸骨・股関節の靭帯が柔らかいうちに、骨盤矯正するのがお奨めです。

 

骨盤矯正は、靭帯や関節の柔軟性のある産後6ヶ月以内位までが一番効果がでやすいとされているため早めの施術がお奨めです。

 

腰痛の悩みを骨盤矯正でしっかり治して、元気に楽しく育児をしたいですね。

 

わかば接骨院でも産後ママのための骨盤矯正の相談・施術に対応しております。

 

産後の骨盤矯正の詳細はコチラをご覧ください。

産後の尿もれは骨盤矯正で改善できる?

 

 【産後のトラブル 尿もれ】

 

出産という大仕事を終え、愛おしい赤ちゃんを抱っこして立ち上がろうとした時、くしゃみや咳をした時、尿もれで焦ったという経験をお持ちの方はいらっしゃいませんか?

 

トイレを我慢しているわけでもないのに、ふとした瞬間に尿もれを経験したことのある方は注意が必要ですね。

 

実際に妊娠後期に子宮が圧迫されて尿もれ気味になる方はたくさんいらっしゃいますが、産後も尿もれを仕方なのないものと放置しておくと、高年齢になった時に尿もれが酷くなることがあります。

 

産後子宮がすぐに元の大きさに戻ることはなく、12ヵ月かけて徐々に収縮していきます。

 

その間に尿もれが治まるようであれば問題ないと言えますが、12か月経過しても尿もれが続いている場合には、子宮の圧迫以外の原因が考えられます。

 

【尿もれの原因】

 

    子宮や内臓からの圧迫

 

妊娠後期からの尿もれの主な原因である子宮や内臓の下垂による膀胱の圧迫です。

 

尿道をふさぐ力よりも子宮方向から圧迫する力の方が上回って尿もれが起こります。

 

子宮の大きさは個人差があり、妊婦さんが必ず尿もれになるという意味ではありません。

しかし、妊娠中の尿もれは上手に付き合うという方法で乗り切ることになりますので、尿もれ用のおりものシートなどを活用して妊娠期間もストレスなく過ごしてくださいね。

 

    骨盤底筋の緩み

 

骨盤底筋は、その名前の通り骨盤の底を通っている筋肉です。

 

この筋肉は尿道をコントロールしている括約筋という筋肉と繋がっています。

 

陣痛の際にいきむという過程はとても大切な過程ですが、その際に骨盤底筋は一時的に緩められ出産しやすいように変化します。

 

出産後にこの骨盤底筋が元の弾力に戻れば尿もれの問題にはならないのですが、多くの場合骨盤底筋が緩んだまま括約筋のコントロールがうまくできず尿もれの原因になります。

 

    妊娠~産後のホルモンバランス

 

妊娠中に分泌される「プロゲステロン(黄体ホルモン)」という女性ホルモンには、利尿作用をすすめるという作用があります。

 

この女性ホルモンは妊娠を維持するためには必要不可欠なホルモンです。

 

黄体ホルモンはそもそも排卵日から2週間ほど分泌されていますので、生理の周期でも尿の習慣か変化する実感のある方がそのまま妊娠中にも尿もれに悩まされるというケースもあります。

 

プロゲステロンは他にも、出産がスムーズに進むように括約筋を柔らかくする作用があり、排便時にいきむ時に尿もれが続いて、産後もその状態が恒常化してしまいがちです。

 

妊娠中は便秘になりやすいこともあり、排便が困難になることも一因していると考えられています。

 

【尿もれと骨盤矯正】

 

産後の尿もれを改善するには、広がった骨盤を正しい位置に締め治し、そこについて行く筋肉の緩みを鍛えるという2本柱で取り組む必要があります。

 

自分でもできる骨盤底筋を鍛える方法はありますが、緩んだ骨盤のまま鍛えても妊娠前の骨盤の状態にはなかなか戻りません。

 

逆に骨盤矯正をしても骨盤底筋が緩んでいると、また骨盤が開いてきてしまう可能性もあるのです。

 

骨盤を正しい位置に治した後に続けていただきたいのは、2つのトレーニングです。

 

1つは、排尿の時に尿を止める括約筋を鍛えるトレーニングです。

 

コツが掴めたら、排尿の時でなくても日常生活の中で続けることにより尿もれの改善だけでなくヒップアップになるという嬉しい効果もあります。

 

赤ちゃんを抱っこしている時、台所に立っている時、入浴中などこまめに取り組むことでその筋力は持続力を増します。

 

2つ目は仰向けに転がりお尻を天井の方向へ持ち上げる、骨盤底筋を鍛えるトレーニングです。

 

お尻を引き締めるように意識することで、下半身痩せも期待できます。

 

また内臓の下垂が進行しないようにする効果もあるので、毎日続けることで骨盤底筋のトレーニングに加えて便秘の予防にも繋がります。

 

産後の尿もれは長期化していても、専門機関を受診していない方が意外と多いものです。

 

しかし産後の尿もれをそのままにしておくと、膣から子宮や直腸・膀胱などが出てくる骨盤臓器脱の原因にもなる可能性がありますので、早めにケアを始めるようにしましょう。

 

産後の尿もれが原因で他の病気になってしまうと、治療にはさらに時間もお金もかかります。

 

受診の目安は産後2ヵ月以上たって、産院では子宮がもとの大きさに戻っていると診断されているにも関わらず尿もれが続いているかどうかです。

 

日常生活に尿もれ用のシートが手放せない方、尿もれのせいで産褥期を過ぎても好きなファッションを楽しめない方、出産を経験したから尿もれになっても仕方ないと諦めず、まずはお気軽にご相談くださいね。

 

わかば接骨院では、産後のお悩みに応じた骨盤矯正の施術を行っております。

 

産後骨盤矯正の詳細はこちらをご覧ください。

産後の恥骨痛を治療する方法

 

 【産前・産後の恥骨痛】

 

つわりもおさまり安定期に入って、いよいよ限られたマタニティライフの時間を楽しもう・・・という矢先に体の様々な部分に今までに感じたことのない痛みを感じる妊婦さんはとても多いのです。

 

これは初産の方でも出産を経験された方でも言えることで、お一人目の時とは違う症状が出てきたというお悩みを持っていらっしゃる方もいらっしゃいます。

 

最近では臨月に入るまで働くという選択をされるお母さんたちも増え、通勤時になかなか座れないことや立ったり座ったりの移動が多いことで、特に腰や骨盤の周りのトラブルが増えているように感じます。

 

また、上のお子様が遊び盛りで目が離せない年代や、まだ抱っこを頻繁にしなければならない年代であったりすると、子育てしながらの妊娠後期の時間は体力的にもかなりの重労働ですよね。

 

その中で、妊婦さん自身のケアをすることが後回しにされてしまいがちなのが心配なところです。

 

腰痛や骨盤のトラブルと並んで皆さんが悩まれているものに「恥骨痛」があります。

 

痛みが起こるのは太ももの付け根辺りで、チクチクとした痛みから歩けないほどの激しい痛みまで個人差があります。

 

また、痛みの度合が変化する方も要注意です。

 

長時間歩くと痛みが増す、抱っこをする時に痛む、骨盤ベルトをすると痛みが和らぐ、という方は恥骨痛が始まっている可能性があります。

 

産院などで痛み止めや湿布薬などの処方だけでは不安な方は、産後の骨盤を見直してみてはいかがでしょうか。

 

【恥骨痛が起こるメカニズム】

 

恥骨痛というのは、骨盤を支える関節(恥骨結合)部分の炎症のことです。

 

骨盤が左右で高さや開き具合が違う、後ろ重心になって骨盤が前傾している、または猫背気味で骨盤が後ろに倒れているなど、骨盤に何らかの歪みを抱えて産前・産後を過ごすことで、恥骨は無理に引っ張られたり押さえつけられたりして炎症を起こします。

 

つまり、捻じれた状態で骨盤を支えていた恥骨結合に、出産という通常とは違う方向へ力がかかることで、恥骨の結合部が悲鳴をあげているとイメージしてみてください。

 

実際にあお向けに寝転がり恥骨の真ん中を触ってみると、恥骨結合の部分に何らかの症状がある場合もあります。

 

くぼみがある、指が入るほど隙間を感じるという方は、恥骨結合離開になっている可能性もありますので、産院にて早めに相談されることをお勧めします。

 

さて、この恥骨の炎症を起こさないようにするためにはまず、骨盤の歪みを正常に戻すことが重要になります。

 

産前までは痛かった恥骨痛が、出産を経て開いた骨盤が綺麗に戻った場合、痛みが治まるというケースもあります。

 

逆に骨盤が緩んだままになり恥骨にかかる負担が増えて、痛みが引かないもしくは悪化したというケースもあります。

 

骨盤ベルトは間違った使い方をしていると、骨盤が歪んだ状態で固定されてしまう危険性もありますので、きちんと使い方を教わるようにしましょう。

 

妊娠中で恥骨痛に悩まされている方は、産院にてどこまでの治療が可能か相談してみましょう。

 

また、普段から股関節を柔らかくしておくことで、重症化するのを防ぐことにも繋がりますので、体調によってはマタニティヨガを取り入れることも有効な手段です。

 

【接骨院での恥骨痛治療という方法】

 

いくら骨盤の歪みが恥骨痛に関係があると聞いても、妊娠中に骨盤の位置を変えるのはどこか抵抗を感じる方もいらっしゃると思います。

 

そういった方は、産院での検診等で外出の許可が出て、赤ちゃんとお家の方との都合がつくタイミングで、骨盤を正常な位置に戻して固定するということが最優先事項です。

 

骨盤は一度では正しい位置に戻るものではなく、きちんと定着するまでには時間がかかることもあります。

 

それは日頃の歩き方や、寝方、カバンを持つ時の癖など様々な場面で知らず知らずのうちに骨盤に負担をかけているからです。

 

接骨院にて骨盤を正しい場所へ定着させると同時に、姿勢やストレッチ方法、骨盤ベルトの正しい巻き方などを習得していただき、施術をしなくてもだんだん自分の力で骨盤を歪みのない状態に維持できるのが理想的ですね。

 

産後は骨盤が柔らかい状態なので、治療のチャンスとも言えます。

 

歪んで固まる前に、柔らかい時から骨盤をケアしていくことで、恥骨痛以外にも下半身太りや冷え性などを未然に防ぐことにも繋がります。

 

医療機関では恥骨痛を訴えても安静にしているように言われている方、検査しても異常が無いと診断された方でも、接骨院での施術には様々なアプローチ方法があります。

 

自分の体が思うように動かないままでの子育ては、ストレスも多くなり疲れやすくなってしまいます。

 

恥骨痛の痛みをそのままにしておくと悪化して、立ち上がるのも困難になることがありますので、まずはご相談くださいね。

 

わかば接骨院でも産後の女性のための骨盤矯正に関する相談・施術に対応しております。

 

産後骨盤矯正の詳細はこちらをご覧ください。

産後の恥骨痛の原因と症状について

 

 

【産後に現れる恥骨痛とは?】

 

出産後は、女性の体にさまざまな不調が起こりますよね。

 

特に初めての出産を経験した人は、思ってもみなかった体のトラブルに戸惑うことも多いようです。

 

出産後に多い不調の一つに「恥骨痛」があります。

 

痛みが起こるのは太ももの付け根辺りで、チクチクとした痛みから歩けないほどの激しい痛みまで個人差があります。

 

恥骨は、デリケートな場所でもあり、痛みがあっても病院を受診することをためらう女性も少なくありません。

 

しかし、痛みがあるのに病院にも行かず放置していると、どんどん痛みがひどくなっていくケースもあります。

 

産後に恥骨が痛くなるのは珍しいことではありません。

 

他にも恥骨の痛みに悩んで病院を受診する人はたくさんいますし、症状に合わせた適切な治療を受けた方が早く楽になります。

 

治療をした多くの女性が「我慢せずに、もっと早く相談に行けばよかった。」と思うようですよ。

今回は、恥骨痛の原因と症状をご紹介します。

 

【恥骨は何のためにあるの?】

 

恥骨は、骨盤を形成する骨の一つです。

 

恥骨は、太ももの付け根より少し上の部分にあります。

 

骨盤の重要性については耳にすることが多いかもしれませんが、恥骨が何のためにあるのかはあまり知らない人が多いのではないでしょうか?

 

恥骨には、以下のような役割があります。

 

●骨盤を安定させる

恥骨は、骨盤の位置を安定させる役割があります。

 

恥骨に問題が起こると、骨盤の歪みを引き起こす可能性があります。

 

●内臓を守る

骨盤は、内臓を包み込むように存在する骨で、外部の刺激から内臓を守る働きをします。

 

恥骨は骨盤の前部分にあり、壁のように子宮や膀胱などを守っています。

 

●妊娠・出産をサポートする

恥骨には、骨盤の開閉をコントロールする役割もあります。

 

妊娠したら、胎児がちゃんと育つまで体から出てこないように骨盤全体を締めます。

 

そして、出産の段階になると産道を赤ちゃんが通れるように、スペースを広げる働きをするのです。

 

【どうして産後に恥骨が痛くなるの?】

 

恥骨は左右に一つずつあり、その間には左右の恥骨を繋ぐ恥骨結合という軟骨があります。

 

実は、恥骨痛は骨そのものが痛んでいるわけではなく、この軟骨部分に痛みが出ているのです。

 

産後に恥骨が痛くなるのは、妊娠で体が変化し、出産で体に大きな負担がかかることが原因です。

 

〇妊娠による体の変化

 

妊娠すると、「リラキシン」という女性ホルモンの働きによって、女の人の体は赤ちゃんを産める体にするために少しずつ靭帯を緩めていきます。

 

靭帯は短時間で緩めることはできないので、妊娠した時から出産に備えて徐々に緩めていく必要があるのです。

 

しかし、靭帯には内臓を支える役割もあるので、それらを支える力が弱くなってしまいます。

 

今まで靭帯が支えていた分の負荷が、骨や筋肉にかかることになり、痛みが現れます。

 

特に、恥骨は骨盤の中央で内臓を支えているので、影響を受けやすい部分なのです。

 

そして、赤ちゃんがお母さんのおなかの中で成長していくと、子宮はどんどん大きくなります。

 

周囲の臓器を圧迫するほどの大きさになり、恥骨も強く圧迫されるようになります。

 

このように、妊娠中から恥骨結合には負担がかかっているため、妊娠後期から恥骨の痛みを自覚し始める人もいます。

 

〇出産が与える恥骨への影響

 

出産時は、赤ちゃんを外に出すために最大限にまで骨盤が開きます。

 

しかし、本来はくっついている筋肉や靭帯が強い力で引っ張られることになるので、その部分に炎症が起きて痛みが現れます。

 

また、出産後に緩んだ骨盤を放置しておくと歪みが生じて、そのまま固まってしまいます。

 

すると、歪みによって恥骨結合部が無理に引っ張られて痛みが発生するのです。

 

【恥骨痛の症状とは?】

 

恥骨痛の症状は、以下の段階で進行していきます。

 

できるだけ早い段階で対策をした方が、治療にかかる時間も短くて済みますし、長い間痛みに耐える必要もありません。

 

◆初期

 

恥骨痛の初期段階では、太ももの付け根あたりに違和感があります。

 

歩いたり走ったりしたときに、引っ張られるような感覚があることが多いです。

 

そこからしばらくすると、今度は針で刺したようなチクチクとした痛みが出てきます。

 

激しい痛みではなく、ふとした瞬間になんとなく気になるような軽い痛みが初期段階の特徴です。

 

体を動かした際に痛むことが多く、少し休むと楽になるのでそのまま放置してしまいがちです。

 

◆中期

 

症状が進行していくと、寝ているときにも恥骨が痛むようになります。

寝返りを打った時に、ズキッと痛んで目が覚めてしまうケースもあります。

 

また、朝起きて立ち上がったときに恥骨に痛みが走ることも多いです。

 

ここまで症状が出てくると、睡眠不足になったり朝起きるのがつらいといった日常生活への支障が出てきます。

 

◆後期

 

重度の恥骨痛になると、立ち上がる時に、「ズキン」と強い痛みが出ます。

 

スムーズに動くことができず、何かにつかまったり人の手を借りないと普通の動作ができません。

 

ここまで進行していると、かなり炎症がひどくなっているので、治療にも時間がかかります。

 

わかば接骨院でも産後の女性のための骨盤矯正に関する相談・施術に対応しております。

 

産後骨盤矯正の詳細はこちらをご覧ください。

産後ダイエットを効果的にする方法

 

 

【産後の体型の変化】

 

出産をする時お母さんの体は、赤ちゃんの通り道を用意するために骨盤が自然に開くようにできています。

 

入院中もゆっくりしている間もなく、経過によってはトイレに行くのも大変だったり母乳をあげる練習のためにまとまって寝る時間も取れなかったり、産後の生活は想像以上にハードなものとなり、なかなか自分の体型のことにまで気が回らないものです。

 

乳児はまだ首が座っていないこともあり、長い授乳の時間は楽な姿勢をするためにお姉さん座りと呼ばれる横座りや胡坐の姿勢になることも多く、産後の開いた骨盤には引き続き負担がかかることが多いです。

 

そのため、授乳の間隔も開き、離乳食も始まってお母さん自身の体について考え始める頃には、開いた骨盤の回りの血流が滞って下半身太りが始まっている・・・ということが起こります。

 

体重はもとに戻ったのに体型は出産前に戻らないといった声は非常によく聞きますが、産後にすぐ体型が戻る人との違いは骨盤の開き具合と筋肉量に関係しているようです。

 

骨盤の開き具合と体型は密接な関係があり、骨盤は他にも腰痛や首のヘルニアなどとも深いつながりがあるので、産後に下半身太りや冷え性・便秘・腰痛などの症状が悪化したという方は、早めに骨盤のケアをするようにしましょう。

 

【産後に理想的な食生活】

 

    ビタミンやミネラルを多く含む野菜や果物

    脂肪分の少ないタンパク質

 

母乳は白い血液と呼ばれているほど、お母さんの身を削って赤ちゃんへ届けられる栄養たっぷりの栄養源です。

 

母乳へ優先的にお母さんの体内の栄養素が行き渡るようにできているので、必然的に母体への栄養は不足する傾向にあります。

 

そのため貧血にもなりやすく、母体にはビタミンやミネラルなどを多く含む野菜をたっぷり摂ることが大切です。

 

また野菜や果物には血糖値を緩やかに上昇させる働きがあり、よく噛まなければならないので、過食を防ぐことにもつながります。

 

脂肪分の多い食事は母乳が詰まって乳腺炎になってしまう可能性もあり、血液をサラサラに保つことを意識して様々な種類の野菜や果物をまんべんなく摂ることが、産後すぐのお母さんの仕事の一つとも言えます。

 

    脂肪分の少ないタンパク質

 

産後は母乳に栄養が必要となるので、肌や髪の毛にまで栄養分が行き渡るのが難しくなります。

 

また運動不足になるので筋肉量も低下する傾向にあり、張りのある体型を維持するためにタンパク質は忘れてはならない栄養素です。

 

特に魚類から摂れるタンパク質、良質な油分は授乳期の母体に欠かせないものですね。

 

鶏肉もヘルシーなタンパク質としてよく知られています。

 

野菜とお肉が豊富に摂れて、授乳期の忙しく疲れたお母さんの手間がかからない料理として、鍋の料理は大変有効です。

 

鍋料理の中でも、塩分の高いものだと水分が溜まってむくみやすくなるので、産後はなるべく薄味の味付けを意識すると良いです。

 

小さなお子様のいらっしゃるご家庭でも、鍋料理を大人が食べる前に離乳食として使うことができますので、一石二鳥で栄養のバランスの良い食事と言えます。

 

    適度な炭水化物

 

炭水化物は糖質が多いので摂り過ぎると当然痩せにくい側面があります。

 

しかし、全く炭水化物を摂らないという無理な制限をしてしまうと、ストレスで食べ過ぎてしまいダイエットどころかリバウンドにつながってしまいます。

 

そして適度に炭水化物を摂り入れることで、体内の脂肪が燃焼しやすくなるというデータもありますので、野菜とタンパク質をしっかり食べた後でお茶碗1杯分ぐらいの炭水化物を摂るようにしましょう。

 

炭水化物の中でも蕎麦にはタンパク質が多く含まれているので、ダイエットに向いている食材と言えます。

 

うどんやそうめん・パスタなどには塩分も多く含まれているので、食生活を意識しているのに効果を感じられないという方は、炭水化物を見直してみることをおすすめします。

 

 

【ダイエットと骨盤矯正】 

 

産後、赤ちゃんのお世話と家事や炊事に追われて、骨盤のケアまでする余裕がなかなかないかもしれません。

 

しかし産後に開いた骨盤を正しい位置に戻すだけで、体型の維持になるだけでなく、腰痛や頭痛などの症状も緩和されるケースは数多く見られます。

 

また産後の骨盤が徐々に固まっていく期間に合わせてケアしておくと、定着しやすいという利点もあります。

 

結果的に産後何年もたってから骨盤矯正をするより、産後半年以内の方が短い期間で済むこともあるほどです。

 

また早めに骨盤矯正をして、筋肉も正しい位置に戻して日常生活を送れば、特別なトレーニングをしなくても日々の散歩だけで十分な運動効果があることもわかってきました。

 

これは骨盤が歪んだ状態や緩んだ状態のままでトレーニングを始めても、ダイエットの効果が十分に発揮されないという意味でもあるのです。

 

わかば接骨院では、産後のお悩みに応じた骨盤矯正の施術を行っております。

 

産後骨盤矯正の詳細はこちらをご覧ください。

産後ダイエットは成功しやすい?

 

 【産後ダイエットって難しいの?】

 

初めての出産を経験したママは、赤ちゃんのお世話で精一杯で、ダイエットしたいけれど、何から始めれば良いのかわからないという人が大半です。

 

産後ママは早く元の体型に戻りたいと思う人が多いのですが、そのためには何に気をつけて、ダイエットをすればよいのかわからないという人もいます。

 

それは出産後のダイエットは赤ちゃんもいますし、授乳の関係で栄養バランスも考えなくてはなりませんから、つい難しく考えてしまうのです。

 

そういった意味では、通常の時に行うダイエットに比べて確かに考慮しなければならない点が多いかもしれません。

 

産後ママは出産でとても頑張ったのですから、1カ月検診までは産後ママはゆっくり体を休めることを考えて生活しましょう。

 

【産後ママの脂肪は落ちやすい?】

 

果たして産後ダイエットは難しいのでしょうか。

 

決してそんな事はありません。

 

産後ママの体は妊娠中から徐々に脂肪に覆われて行き、出産まで大きなお腹を支えるために骨盤底筋が頑張っています。

 

そしてめでたく赤ちゃんが生まれると、子宮は収縮していきます。

それに伴って、妊娠中は子宮に押されて下に下がっていた臓器も通常の位置に戻りお腹周りがすっきりとしてきます。

 

実は出産で開いた骨盤が、だんだん元の位置にもどる産後6カ月の間は、ダイエットに適している期間なのです。

それはなぜかというと、妊娠によって体についた脂肪は、水分を多く含んだ流動性脂肪であるため、定着してしまう前なら割合簡単に落ちやすい性質をもっているからです。

 

この6カ月の間であれば、脂肪は比較的落ちやすいのです。

 

あと他の理由としては、授乳は以外にもかなりのカロリーを消費するので、運動をしたのと同程度の消費量が見込めます。

 

赤ちゃんに母乳を与えると、1日約600キロカロリーを消費すると言われています。

 

つまり産後ダイエットは、その置かれた状況の特徴を知り、ちゃんとした方法で取り組めば、決し難しいダイエットではないということです。

 

むしろ、通常時よりもカロリーの消費量は多く、脂肪も柔らかく落ちやすい脂肪です。

 

安心して、産後ダイエットのコツを知り、楽しくダイエットしましょう!

 

【骨盤ベルトは手軽で強力なアイテム】

 

産後ダイエットを成功させるポイントとして、「骨盤の位置をもとに戻す」ということがあげられます。

 

出産時、赤ちゃんをスムーズに通すために骨盤は開きますが、出産後は、授乳とともに子宮が収縮して骨盤も閉じていかなければなりません。

 

骨盤が閉じることで、開いた骨盤の中で下の方へ下がってしまっていた臓器をもとの位置に戻し、それによって下腹のぽっこりだったお腹もすっきりとしてきます。

 

骨盤の歪みが、ポッコリお腹にしてしまうので、ポッコリお腹を治せば良いのです。

 

ただ、骨盤を放っておいて自然と元の位置にもどるのを待つよりも、産後すぐからでも付けられる骨盤ベルトがあるのでお勧めです。

 

骨盤ベルトでしっかり骨盤を引き締め、歪みをなくして正常な位置にもどるようサポートするのが産後ダイエットで大切になってきます。

 

骨盤ベルトは骨盤の引き締めと同時に、出産で緩んでしまった骨盤底筋の回復も手助けします。

 

また、腰周りの筋肉が弱くなっていた産後ママの腰痛予防にも効果がある優れものです。

 

出産のため広がっていた骨盤が固まる産後6ヶ月を迎えるまでに、骨盤ベルトを使用して産後ダイエットに役立てるとよいでしょう。

 

まだ体調が完全に戻っていないママは激しい運動は禁物ですが、骨盤ベルトなら手軽に簡単巻くだけダイエットです。

 

 

【産後の食生活と授乳に工夫】

 

〇頻繫に授乳する

 

母乳を頻繁に赤ちゃんに吸ってもらうことで、赤ちゃんにもママにも、幸せホルモンと呼ばれている脳内物質「セロトニン」を増やすことができます。

 

頻繁に授乳することで、最初は母乳の飲み方に慣れていなかった赤ちゃんも次第に上手になって来ます。

 

ママの方も、頻繁に赤ちゃんに授乳することで母乳の生産サイクルの調子が整ってきます。

 

そしてたくさん母乳を飲んでくれるようになり、赤ちゃんもママも脳内にセロトニンが増えます。

 

このセロトニンが良く眠れるようにしてくれたり、ダイエットの手助けもしてくれるのです。

 

勿論、産後の体調により授乳できるママばかりではないので、授乳はダイエットのひとつの効果的な方法というだけです。

 

〇和食中心の食生活

 

産後ママの食事制限は当然ながらあまり好ましくはありません。

 

赤ちゃんにあげる母乳の質を低くするので、食事はバランス良くとることが大切です。

 

脂質が高い揚げ物などよりも、高たんぱく低カロリーの魚や赤身の肉等と便秘予防のためにも、繊維質の豊富な根菜類も含めたたっぷりの野菜を摂りましょう。

 

脂質を抑えることで、乳腺炎予防になりますし、母乳の量や質もよくなります。

 

たくさん授乳してお腹がすいて、ついついお菓子に手が伸びてしまうようなら、高脂質な洋菓子は控え、ナッツ類やフルーツなどを摂ると、バランスが良いです。

 

出産後のダイエットで骨盤の引き締めと母乳育児、和食中心の食生活が大事だとお伝えしてきました。

 

特に、出産後に緩んだ骨盤を放置しておくと歪みが生じて、そのまま固まってしまうのはよくありません。

 

わかば接骨院でも産後の女性の相談・施術に対応しております。

 

産後骨盤矯正の詳細はこちらをご覧ください。

産後に起こりやすい尿漏れについて

 

 

 

【尿漏れってどんな症状?】

 

産後に尿漏れが起こりやすいということを知っている人も多いのではないでしょうか?

 

「尿漏れ」という言葉を聞いたことがあっても、具体的にどのような症状が出るのかはよくわからないという方もいますよね。

 

尿漏れは大きく分けると、以下の4つのタイプに分類できます。

 

①腹圧性尿失禁

 

腹圧をかけたときに、尿が漏れてしまうタイプの尿漏れを「腹圧性尿失禁」と言います。

 

例えば、くしゃみや咳をした時・思いっきり笑った時、重い物を持ち上げたときなど、お腹にぐっと力を込めると尿が漏れます。

 

膀胱に溜まった尿が、腹圧によって外に押し出されてしまうのです。

 

普通は膀胱に腹圧がかかっても、骨盤底筋や尿道括約筋といった筋肉が尿道を締めたり膀胱を支えてくれているのですが、何らかの原因でこの筋肉の働きが弱まると腹圧性尿失禁が発症します。

 

尿意とは関係なく起こり、トイレを我慢している時じゃなくても尿が漏れるのが特徴です。

 

産後の尿漏れで一番多いタイプの尿漏れであり、日常生活の何気ない動作で頻繁に尿が漏れるので、困っている女性が多いです。

 

②切迫性尿失禁

 

切迫性尿失禁とは、激しい尿意に突然襲われて、トイレまで間に合わず漏れてしまう尿漏れのことです。

 

切迫性尿失禁は、膀胱の動きが活発になりすぎる過活動膀胱が原因で発症します。

 

頻繁にトイレに行きたくなる、我慢ができないほどの強い尿意があるのが過活動膀胱の特徴です。

 

日本では、40歳以上の男女に多い尿漏れで、女性の場合では骨盤底筋が弱まっていることで発症します。

 

また、一般的な尿意は「なんとなくトイレに行きたいな。」というところから始まり、だんだん尿意が強くなっていきますが、切迫性尿失禁になっている人は”突然”強い尿意が起こります。

 

トイレまで向かう余裕もないほどの尿意があり、尿が漏れます。

 

③溢流性尿失禁

 

尿意が無く、自分で尿を出す力が無いにもかかわらず、膀胱に溜まっている尿が少しずつ体外に出てしまうのが溢流性尿失禁です。

 

神経障害や前立腺肥大が原因で起こることが多く、女性よりも中高年以降の男性に多いタイプの尿漏れです。

 

また、糖尿病の患者さんや脳血管障害がある人は膀胱が収縮する力が弱まって、尿が漏れてしまいます。

 

昼夜を問わず、常に尿が少しずつ漏れている状態なので、日常生活に支障を来します。

 

④その他のタイプ

 

上記以外の尿失禁は、事故や病気が原因で尿意を司る神経に影響を及ぼし、脳から「尿を出したい。」という信号がうまく伝わらないために起きることが多いです。

 

また、服用している薬の副作用で、尿が出にくくなるなどの排尿トラブルが起こることもあります。

 

薬が原因となっている場合は、薬自体が体に合っていない可能性もあるため、いちど処方してくれた医師に相談することをおすすめします。

 

【産後に尿漏れが起こりやすい人とは?】

 

産後に尿漏れを感じる人が多いですが、出産した人が全員尿漏れになるわけではありません。

 

尿漏れの発症には個人差があり、中には「全く尿漏れにならなかった」という人もいます。

 

以下条件にあてはまる人は、産後に尿漏れが発症しやすい傾向にあります。

 

・帝王切開ではなく、自然分娩で出産している

 

2回以上自然分娩をしている

 

・生まれた赤ちゃんの体重が3500g以上だった

 

・妊娠しているときに妊娠高血圧症になった

 

・難産だった

 

・同じ姿勢を続ける仕事をしている

 

・重い荷物を持つことが多い

 

・喘息もちである

 

35歳以上で初めての出産を経験

 

・便秘がちである

 

【なぜ産後に尿漏れが起こるの?】

 

出産を経験した女性の多くが尿漏れの症状に悩まされます。

 

なぜ産後は尿漏れが起こりやすいのでしょうか?

 

ここでは、産後の尿漏れの原因をご紹介します。

 

〇子宮による圧迫

 

妊娠中は、子宮が大きくなるのでその大きさと重みで膀胱を圧迫して、尿漏れが起こります。

 

出産を終えても、子宮はすぐに元の大きさに戻るわけではありません。

 

しばらくの間、子宮は大きいままなので膀胱は圧迫され続けます。

 

尿道を締める力よりも、圧力の方が強いために尿漏れが起こるのです。

 

〇骨盤底筋の緩み

 

骨盤底筋は、子宮や膀胱、大腸といった臓器を支え、尿道を締める働きをしています。

 

分娩時にこの骨盤底筋に大きな負荷がかかり、骨盤底筋が緩んでしまうのです。

 

すると、尿道の締りが悪くなり、膀胱に溜まった尿がちょっとした刺激や腹圧で漏れるようになってしまいます。

 

さらに、赤ちゃんが産道を通る時に神経組織が傷つき、知覚障害が起きて尿意を感じにくくなったり、尿が出にくくなるといったトラブルが起こります。

 

さらに、妊娠・出産の影響で骨盤が歪んでしまうことがあります。

 

骨盤が歪むと、骨盤底筋も正常な働きができなくなり、尿漏れの発症につながってしまうのです。

 

骨盤矯正を行うことで、骨盤が正しい位置になり、歪みも改善します。

 

さらに、骨盤底筋を締める効果もあり、尿漏れ防止にもなります。

 

わかば接骨院でも産後の女性のための骨盤矯正に関する相談・施術に対応しております。

 

産後骨盤矯正の詳細はこちらをご覧ください。

 

産後の恥骨痛の解消方法

【産後の恥骨痛はがまんしないで】

 

出産は、赤ちゃんにとってもお母さんになる女性にとっても、大仕事です。

 

出産によって女性の体にさまざまな負荷がかかり、変化するのはある程度自然なこととも言えます。

 

恥骨痛もそのひとつですが、この恥骨痛って、実は珍しいことではないのです。

 

結構多くの妊婦さんが、妊娠後期から少し痛みを感じ始め、出産後も恥骨痛を経験しています。

 

出産前は、「赤ちゃんが生まれたら自然に治る痛みなのかな?」と思っていたのに、出産後も痛みが続くようだと、「どうして?」と思ってしまいますよね。

 

でも、女性はお母さんになると、自分の事は二の次になりがちです。

 

「いつまでも痛いけれど、赤ちゃんのお世話もあるし…病院へ行くほどでもないのかな…」と、つい後回しにしてしまいがちですが、痛みがあるのにそのまま放置していると自然にはよくなりません。

 

自分の体の調子が今ひとつだと、赤ちゃんのお世話もつらくなります。

 

早く痛みを解消して、赤ちゃんのお世話を楽しくしたいですよね。

 

がまんしないで安静にして休養し、なるべく早く専門機関で診てもらいましょう。

 

 

【恥骨痛を解消するにはどんな方法があるの?】

 

恥骨は、骨盤の位置を安定させる役割を持っています。

 

産後の恥骨痛の解消には、まず産後1カ月は無理をしないことです。

元気だからと言って前と同じように家事を頑張ってしまったり、重い物を持ち上げたりしていると、出産で負荷をかけた骨盤にまた負担をかけてしまいます。

 

骨盤は出産で開いたままになったり歪んだりしていて、恥骨結合部も損傷したり靭帯が緩んだままになっていることから恥骨痛が発症していると考えられます。

 

それなので、この骨盤の歪みを治して正常な形に戻してあげると痛みもひくと考えられます。

では骨盤の歪みを治すには、どんな方法があるでしょうか。

 

《骨盤ベルトの着用》

 

出産で、赤ちゃんが産道を無理なく通れるように開いたままになってしまっている骨盤を、引き締め安定させる意味で骨盤ベルトは最適です。

 

まだ自分の筋力で、内臓を元の位置にしたり、開いた骨盤をもとの形に戻したりというのが難しい時期ですので、骨盤ベルトの力に頼るのも良いでしょう。

 

骨盤の位置がベルトによって安定しますので、歪みを自然に矯正する力があり、またそれによって痛みも軽減します。

 

骨盤ベルトの巻き方は、正しく巻けていないと、血流を悪くする恐れもあるので、産院で助産師や医師に巻き方を指導してもらって正しく巻きましょう。

 

妊娠中から恥骨痛のある妊婦さんなどは特に、産後恥骨痛に悩まされないようにと、出産後翌日から骨盤ベルトを使い始める人もいます。

 

産後ママは忙しいので、手軽に巻ける骨盤ベルトはとても嬉しい存在ですよね。

 

  • 骨盤ベルトのサイズの選び方

 

自分のサイズに合った骨盤ベルトを選ぶことが大事です。

 

妊娠中の体重増加が8キロ程度の人は、以前の自分のサイズを選んで良いでしょう。

 

体重の増加がそれ以上だった人は、以前よりもひとつ上のサイズを選ぶと無理がないでしょう。

 

  • 骨盤ベルトの巻き方

 

骨盤ベルトの巻き方のポイントは、恥骨から左右にたどっていくと、出っ張った硬い骨があります。

太ももから少し上に行ったところです。

 

これは「大転子(だいてんし)」という骨ですが、左右のこの骨を通るようなラインにして、ベルトを締めると骨盤が安定し、恥骨痛の軽減にも効果的といえます。

 

骨盤ベルトを、きつく締めすぎると動作しにくく、血流も滞らせてしまいますが、反対に緩すぎると、骨盤を締める矯正力が弱い場合があります。

 

適度に締めることが恥骨痛によいのです。

骨盤ベルトの種類には、産後につけるタイプと、妊娠中から着用できるタイプがありますので、購入時期に応じて選べます。

 

《産褥体操と産後の骨盤矯正体操》

 

  • 産褥体操

 

産褥期とは、主に出産直後から6~8週目頃までの期間をいいます。

 

出産を終えて産後ママの体が妊娠前の状態に次第に戻っていく期間で、母体の回復のためには比較的安静にして過ごすと良いとされている期間です。

 

ただ、安静にと言っても寝たきりで過ごしては、筋肉も体力も回復しませんから、体に負荷のかからない程度の軽い体操などは良いとされています。

 

その産褥期間にすると良いとされているのが、産褥体操です。

 

産褥体操は体に負荷があまりかからないので出産翌日からでもすぐに始められます。

 

産褥体操をすることで、骨盤矯正にも役立ち、恥骨痛の軽減にもつながるのです。

体操のしかたは、助産師さんや医師の指導に従ってください。

 

  • 産後の骨盤矯正体操

 

産後に骨盤矯正をするといいと聞いたことのある産後ママは多いと思います。

 

出産で開いてしまった骨盤を正常な位置まで戻すことで、通常の位置より下がってしまっていた骨盤内の内臓(子宮・膀胱など)も正常な位置に戻すことができます。

 

また、骨盤の底から内臓を支えている骨盤底筋も緩んでいるため、骨盤を引き締め元の位置に戻すことができれば、次第に恥骨痛もおさまってきます。

 

産後3カ月目までは、自然に体が元に戻ろうとする時期ですが、産後6ヶ月を過ぎると徐々に骨盤の位置も定着し、開いていればそのままの形で落ち着こうとしてしまいます。

 

できれば、骨盤の位置が固まらないうちに骨盤矯正しておきたいですね。

 

骨盤矯正がうまくいけば、次第に恥骨痛もおさまりますので、是非骨盤矯正体操は試してみたいところです。

 

体操のしかたは、産院や整骨院などで紹介していますので、訪ねて指導してもらうと良いでしょう。

 

《整体の施術を受ける》

 

自分で、骨盤矯正ベルトを巻いたり体操をしても、恥骨痛が治まらないという時、整体の施術を受けてみるのも良いでしょう。

 

自分ではどうにもならなかった骨盤の矯正が整体の施術でうまくいく場合があるからです。

 

わかば接骨院でも産後の女性のための骨盤矯正に関する相談・施術に対応しております。

 

産後骨盤矯正の詳細はこちらをご覧ください。

産後で悩む尿もれの改善方法

【産後に尿もれになるのはなぜ?】

 

一般的な尿もれは、咳やくしゃみなどで、腹圧がかかった時に膀胱が圧迫されて尿がもれてしまう現象です。

 

出産した女性でなくても、普段から鼻炎や喘息で咳やくしゃみをよくする人は尿もれの経験があるといいます。

 

また、便秘をすると同様に膀胱を圧迫するため、尿もれを起こすことがあります。

 

そして、実は多くの出産した女性が、出産後に尿もれを経験しています。

 

よく聞く症状なので、あまり深刻に捉えることもなさそうだと思う人もいるでしょう。

 

放っておいても自然に治るものだとあまり深く考えずに日常生活を送っていたりします。

 

しかし、こと出産後の女性の尿もれに限って言えば、なんらかのケアが必要な場合があります。

 

出産で、女性の体にはさまざまな負荷がかかり、大きなストレスやダメージを受けています。

 

出産で大きくなった子宮が膀胱を圧迫していたり、出産前にかなり太ってしまい肥満の状態になると、内臓や骨盤底筋に負担をかけてしまうので尿もれしやすくなります。

 

つまり、尿もれは、子宮や膀胱、直腸などの臓器を支えている骨盤底筋の筋肉疲労による緩みが関係しているのです。

 

【産後の尿もれを予防するには】

 

産後の尿もれを予防するには、まず尿もれになりにくい体を作ることです。

 

  • 産後太らないように気をつける

 

出産で、大きかったお腹も通常に戻り、次第に以前の体型に戻っていくのですが、産後太りでお腹に脂肪がつくと、内臓の位置が重くて下にさがり、骨盤底筋や膀胱を圧迫してしまいます。

産後太りしないように気をつけましょう。

 

  • 便秘をしないようにする

 

便秘をすると、大腸が膀胱を圧迫してしまうので、なるべく便秘にならないようにします。

 

  • 骨盤底筋を鍛える

 

出産時にいきむことで負荷がかかり、骨盤底筋が筋肉疲労を起こして緩んでしまっているので、

尿道の開閉をする括約筋がうまく働かず、尿もれを起こしてしまっています。

 

ですから、この括約筋がうまく開閉できるように、骨盤底筋を鍛えることが有効です。

 

【尿もれに関係する骨盤底筋の緩みを確かめる方法】

 

骨盤底筋が、尿もれに関係していることはわかりました。では、その骨盤底筋が緩んでいるかどうかはどうやって調べればよいのでしょうか。

 

その方法は、意外と簡単です。

 

おしっこをする時に、自分の意思で尿を止めてみて下さい。止まるか、尿の出方が遅くなるようであれば骨盤底筋は正常です。

 

もし、尿が止めようとしても関係なく全部できってしまうようなら骨盤底筋が緩んでいるかもしれません。

 

【尿もれの改善に役立つ骨盤底筋体操】

 

妊娠することによって「リラキシン」という女性ホルモンが分泌され、女性の体は赤ちゃんを産みやすい体になるために少しずつ靭帯を緩めていきます。

 

骨盤底筋もそのひとつです。

 

大きくなった子宮を支えることになった骨盤底筋は、出産時にも大きくいきむことで、負荷がかかり緩んでしまいます。

 

出産後1カ月は子宮の収縮とともに負担が減り、筋肉の疲労も次第に回復していくでしょう。

 

でも、出産後も骨盤底筋が緩んだままになっていると、尿もれなどを起こしてしまいます。

 

先ほど紹介した「おしっこを自分の意思で止めてみる方法」を試してみて、骨盤底筋が緩んでいるらしいとわかったら骨盤底筋体操を始めましょう。

 

【骨盤底筋体操】

 

骨盤底筋体操の1回の所要時間は、10分です。

 

これを、1日朝晩2回行います。

 

1回の体操のうち、次のような引き締めとリラックスを1分で行いそれを10回やって10分になります。

 

1分間のうちの最初の10秒は、骨盤底筋を締めるために、肛門・膣・尿道口に力をいれます。

この時、お腹に力が入るといきんだ状態になってしまうので、お腹に軽く手をあて、力が入らないように注意して行います。

 

次に、残りの50秒間は、力を抜いてリラックスします。

 

この10秒の引き締めと50秒のリラックスで1回です。

 

これを、10回繰り返して10分になります。

 

これを朝晩1回ずつ行うと骨盤底筋が鍛えられるのです。

 

この骨盤底筋体操を行う姿勢は、次の3種類ありますので、その日の体調によってやりやすい姿勢のものを選んですると良いでしょう。

 

初めての場合は、無理のないあおむけに寝て行う体操から始めることをお勧めします。

 

◆あおむけに寝て行う骨盤底筋体操

 

あおむけに寝て、足を肩幅に開き、ひざを曲げて立て、さきほど紹介した10秒間肛門・膣・尿道口の引き締めを行い、50秒間力を抜いてリラックスします。

 

◆椅子に腰かけて行う骨盤底筋体操

 

背もたれのある椅子に腰をかけて、背もたれに軽くよりかかって肩の力を抜いて、さきほど紹介した10秒間の肛門・膣・尿道口の引き締めと50秒間のリラックスを行います。

 

これを10回で10分です。

 

◆机に手をついて行う骨盤底筋体操

 

机のそばに足を肩幅に開いて立ち、手も肩幅に開いて机につき、上体の重みを腕にかけて、10秒の肛門・膣・尿道口の引き締めを行い、50秒間は力を抜いてリラックスするのを10回行います。

 

わかば接骨院でも産後の女性のための尿もれに関する相談・施術に対応しております。

 

産後骨盤矯正の詳細はこちらをご覧ください。