産後コラム
産後ダイエットには骨盤矯正
投稿日:2017.08.14
【産後の無理なダイエットは効果なし?】
妊娠前は普通体型だったのに、妊娠中は仕方ないとしても、出産を終えたあとは自然と元の体型に戻るかと思いきや、中々お腹がへこまなくて悩んでいる方もいます。
以前は当たり前のように着ていた服も、産後にはキツくて入らなくなってしまったり、特に全体的に太っているわけでもないのに、ぽっこりお腹だけは出たまま…なんてことも。
とは言え、産後は赤ちゃんのお世話で精一杯なため、無理なダイエットをして体を壊したりするのはとても危険です。
では、育児をしながらも続けられるダイエットとは何をすれば効果を得られるんでしょうか。
【産後のへこまないお腹の原因】
赤ちゃんを産んだ後も、お腹がぽっこりしているのは運動不足だけではありません。
単純に脂肪がついているからだけではないので、運動を頑張ってもお腹は中々へこむことはなく、ダイエットも諦めてしまいがちです。
そして、産後のお腹のたるみが気になる方で過度な食事制限は極力しないようにしましょう。
赤ちゃんに母乳を与えているママは、赤ちゃんに栄養をとられている状態なので、沢山の栄養が必要になり、栄養バランスの取れた食事をすることが大事です。
また、脂肪がつかないように過度な食事制限をしていると、栄養が不足してしまい体の回復が遅れてしまうことで、母乳の質が悪くなります。
無理なダイエットをしたりして体調を崩してしまう前に、しっかりと原因を知ることで改善の近道になります。
●原因その1:子宮が膨張しているため
まず子宮は筋肉でできています。
そのため、妊娠中は赤ちゃんの成長をきっかけに子宮が徐々に大きくなります。
鶏卵ほどの大きさだった子宮は、約5倍の大きさに臨月の時点で膨張します。
妊娠期間中は10ヶ月ほどかけて子宮は大きくなるので、出産後にすぐに元には戻りません。
●原因その2:関節、靭帯が妊娠中に緩んだため
出産する際に、産道をつくるため骨盤が広がり、リラキシンというホルモンが大量に分泌されます。
リラキシンは関節、靭帯を緩める働きがあるので、これにより腹圧が下がってしまい、胎児の成長と一緒にお腹が大きくなります。
緩んだ状態をそのままにしておくと、お腹がたるんでしまい、ぽっこりしたままです。
また、放置することで腰痛、ひざの痛みも伴います。
●原因その3:筋肉のバランスが崩れて内臓が下がるため
妊娠中に緩んでしまった骨盤は、筋肉だけで支えることになります。
しかし、お腹が大きくなると体を動かすことが難しくなるので筋肉のバランスが崩れてしまいます。
筋肉が極端に偏ったり、バランスを崩してしまい筋肉疲労が進むことで、骨盤の中の子宮や腸などの内臓が下がってしまいます。
そして、反り腰の姿勢を続けてしまうことで腹筋が伸ばされ、筋力が落ちてしまうため、さらにお腹がぽっこりしてしまいます。
こういった原因が重なることでぽっこりお腹になり、運動をしただけでは改善されません。
やはり大きな原因としては、産後の骨盤にありますので、その骨盤が開いた状態で放置しておくと骨盤が歪んだままになってしまいます。
ケアしないことでお腹に余計な脂肪がついてしまい、冷え性、腰痛の症状もでてしまう可能性があります。
ですので、さまざまな症状を防ぐためには改善策として骨盤矯正がオススメです。
【骨盤の歪み?骨盤矯正って?】
赤ちゃんを産むときに女性は、産道を作るために、骨盤が大きく開きます。
出産後の骨盤は、非常に靭帯が緩んだ状態になり、産後に数ヶ月間かけて骨盤は少しずつ元の状態に戻ろうとします。
しかし、骨盤は正常な位置に戻ろうとするも、妊娠中の運動不足により筋肉が衰えてしまったりするので、正常な位置に戻りづらくなります。
元々、9割の女性が骨盤が歪んでいると言われおり、それで出産をするのでさらに歪みが生じてしまい、骨盤の緩みは広がってしまいます。
緩んだ骨盤を、骨盤矯正によって整えることで、本来の姿に戻します。
産後に、なにもしないと確実に体型は変わり、一時的に戻ったとしても骨盤が歪んでいる限り、いつリバウンドが起こるかわかりません。
リバウンドしにくい身体づくりのためにも、骨盤矯正は効果的と言えるでしょう。
そして、骨盤の歪みによってポッコリお腹だった悩みも骨盤矯正をすることで予防と改善ができます。
【骨盤矯正でお腹をスリムに】
骨盤矯正は、骨盤を正しい位置に戻すことで筋肉のバランスを整え、余計な脂肪がつかなくなり妊娠前のくびれを戻すことができます。
ウエストのくびれを元に戻すだけではなく、基礎代謝も上がって妊娠中に起きた症状や肩こり、腰痛、むくみ、冷え性などの解消になります。
妊娠中に悪くなった姿勢も、骨盤矯正をすることで姿勢も良くなる人や、たるみがなくなり、妊娠線も薄くなったという人もいます。
また、崩れていた姿勢が良くなることで、バランスも整い見栄えも良くなる効果も期待されています。
骨盤の歪みで起こる症状は放置すると取返しのつかない病気になる可能性もあるので、産後の骨盤はしっかりとケアしましょう。
【骨盤矯正は整体が効果あり】
産後の骨盤の歪みに関して一人で悩みを抱えるよりも、しっかりと身体の状態、生活環境を問診してくれる整体院がオススメです。
ご自身の体調に合った施術を先生と一緒に相談をしながら、適切なケアを行いましょう。
わかば接骨院では、産後のへこまないお腹や骨盤矯正に関する相談・施術に対応しております。
産後、尾低骨が痛くなる原因
投稿日:2017.08.12
【尾低骨が痛みだす時期】
妊娠後期になると、リラキシンという女性ホルモンが作り出されるようになり、骨盤の周りを支えている筋肉が緩むようになります。
これは出産に備えて赤ちゃんが産道を通りやすくなるように体が準備をしているサインであり、お母さんの体は自然に変化していきます。
骨盤の周りを支えている筋肉が緩むということは、その周りの骨や筋肉も不安定になり、尾低骨や股関節の痛みを感じることもあります。
妊娠中は早産を避けるために腹圧をかけることは良くないので、足・腰の筋肉トレーニングを強化するわけにもいかず、筋力が落ちている各所にいつも以上の負荷がかかりやすい状態となっています。
妊娠後期から尾低骨が痛みだすのはこのためです。
妊娠中の様々な部分の体の痛みは、出産へ向けての準備ですから、横になるなど休みながら上手に付き合っていきましょう。
妊娠中に痛み止めを服用するのは本当にやむを得ない場合のみです。
湿布などの貼り薬も子宮を収縮させる影響があると言われており、妊娠中はなるべく使わない方が良いとされています。
立ち上がる時に力が入らない、寝返りをするだけで痛みを感じるなど、日常生活に支障を来すほどまでに痛みが進行してしまった場合は、妊娠中でも骨盤やその周りの整体を行っている院もありますので、産院で許可がおりれば調整をすることも可能です。
妊娠後期の妊婦さんの多くが痛みまではいかなくても、尾低骨周りに何らかの違和感があると感じているようです。
稀に妊娠がわかった時点からお尻に違和感があるという方もいらっしゃいます。
【骨盤が広がるってどういう意味?】
骨盤が広がる・・・と一言で言っても、私たちが触ることのできるいわゆる腰骨の話とはちょっと違います。
赤ちゃんが通りやすくなるように緩むのは、骨盤を形作っている骨の集まりの中でも「恥骨」の周辺の筋肉や靭帯で、「恥骨結合」の部分が一番影響を受けます。
そのため、足の付け根が痛くなったり恥骨そのものが痛く感じたり、妊娠中は何かと痛みと向き合うことが多いのです。
普段は広がる機会のない恥骨結合が広がることで、股関節だけでなくお尻の周りもその不安定な状態を保護しようと筋肉が頑張ってくれています。
このように慣れない負荷がかかり痛みを感じやすいのが、お尻の筋肉と繋がりの深い尾低骨というわけです。
尾低骨が痛む方は、お尻のほっぺたの部分をほぐすと、凝っていると感じるのではないでしょうか。
妊娠後期から不安定になる恥骨結合と尾低骨痛の関係ですが、産後も尾低骨が痛む場合はこの恥骨結合の部分がきちんと閉じていないか、捻じれた状態で閉じてしまっていることが考えられます。
立ち上がる時や寝返りをうつ時などに足の付け根がぐらつく感じがするという方は、このどちらかである場合が多いです。
また尾低骨の痛みや違和感をかばうように、背中が猫背気味になったり腰から前かがみになったりして、腰痛を併発することもあります。
骨盤の中でも恥骨結合は体の中心部で支えになるべき箇所なので、この部分を安定させることでその周りの筋肉や靭帯に無理な負荷をかけることなく、本来の役割を取り戻し痛みが緩和されていきます。
そこで産後によく使われているのが骨盤ベルトです。
しかしこの骨盤ベルトも、使い方を間違えると骨盤の違う部分を締め付けることになってしまい、血行が悪化し下半身のむくみや便秘などを引き起こすこともあります。
使い方をきちんと教わり、少しでも良くない方向に体調の変化を感じたら、使うのをストップして早めに専門機関に相談しましょう。
【産後の骨盤矯正】
骨盤ベルトでは調整しきれないところを整えるために、産後の骨盤矯正が見直されています。
骨盤が広がる、歪む、これらは骨盤を形作っている小さな骨の集まりに起こっているトラブルです。
そして単純に歪むと言っても、恥骨が捻じれて定着していまっていることもあれば開いたままになっていることもあり、その症状は千差万別です。
場合によっては、それらの結合部の影響から妊娠中より出産後に多くのトラブルを抱えることがあります。
恥骨を正しい位置に整えて、本来の骨盤を支える働きができるように治療していくことで、尾低骨の痛みをはじめとする様々なストレスを軽減させることにも繋がります。
骨盤の支えがしっかりすると基礎代謝も上がり、特別なエクササイズなどをしなくても効率よく筋肉を使うことができるようになり、自然と体が引き締まっていきます。
出産後のxxx健診で経過が問題ないと診断され、外出が可能になったら、まずは骨盤の状態からメンテナンスをしてみるのはいかがでしょうか。
妊娠中から我慢していた体の痛みが、産後に悪化する場合ほとんどの原因が骨盤とその周りにあるということがわかってきました。
体に痛みを抱えながら、家事や育児に勤しむのは大変なことです。
わかば接骨院では、産後のお悩みに応じた骨盤矯正の施術を行っております。
産後、大尻になる原因
投稿日:2017.08.10
【妊娠~産後、身体の変化】
あるアンケート調査で、出産後に体型が変化した、と回答したお母さんがなんと約7割という結果が出ました。
産後の体型変化はそれだけ身近であり、多くのお母さんに共通した悩みであることを表しています。
では、妊娠中から産後にかけて、お母さんの身体はどのように変化していくのでしょうか?
妊娠=お腹が大きくなる、これはすぐに想像できますよね。
妊娠中は赤ちゃんを外の衝撃から守るため、脂肪がつきやすくなります。
そして、当然ながら体重もどんどん増えていきます。
骨盤は出産に備えてゆるんで開いていくので、体型が大きく崩れます。
産後、体重はすぐにストンと落ちた、と実感する人は多いですが、問題なのは体型がもとに戻らないことです。
妊娠前と大きく変わってしまった自分の体型にあせりを感じ、とくに「お尻が大きくなってしまった」ことを嘆いている人も少なくないでしょう。
それでは、なぜ産後はお尻が大きくなってしまうのでしょうか。
【大尻は骨盤のゆがみが影響している?】
大尻には、ずばり骨盤のゆがみが関係しています。
出産時、赤ちゃんが出てきやすいように骨盤の下の方がとても広がります。
これは、「リラキシン」という女性ホルモンの作用によって起きます。
通常は、逆三角形型をしている骨盤ですが、産後は台形のような形に変化します。
本来であれば、産後は「リラキシン」の分泌が終わって自然と骨盤が締まり、時間をかけてもとの形に戻っていくはずです。
しかし、骨盤まわりの筋肉を弱ったまま放置していると骨盤がうまく締まらないので、ゆがんだ状態で固定されてしまいます。
これが、四角く下に垂れた大きなお尻の原因となるのです。
【骨盤がゆがむNGな行動】
育児に追われ多忙な毎日を過ごすなかで、知らないうちに骨盤がゆがむ行動を取ってしまっていることがあります。
どのような行動が骨盤にとって悪影響を与えるのでしょうか?
○授乳時の姿勢
授乳をするときの体勢が、骨盤をゆがませる原因になってしまうことがあります。
産まれたばかりの赤ちゃんの体重はおよそ3kgで、けして重いわけではありません。
しかし、母乳またはミルクのどちらにしても、片手で赤ちゃんを抱っこして前かがみになり、さらに腰をひねった格好になります。
また、特に新生児のうちは赤ちゃんもうまく飲めず疲れてしまうので、数分飲んだだけで寝てしまうことがあります。
少量飲んだだけで満足できていない赤ちゃんは、またすぐに起きてお腹がすいた、と訴えるので頻回授乳になりがちです。
骨盤に負荷がかかる授乳を1日のうちに何度も繰り返していれば、骨盤のゆがみを悪化させることは避けられません。
○いつも同じ方の手で荷物を持つ
赤ちゃんが産まれる前は、小さなバッグ1つだけを持って外出していた人も、赤ちゃんと一緒に出かけるようになれば、いままでと同じというわけにはいきません。
コンパクトにまとめようと思っても、オムツや着替え、ミルクなど最低限の準備は必要です。
特に最初のうちはお母さんも勝手がわからないため、どうしても多めに用意したくなるので荷物が増えてしまいます。
しかし、赤ちゃんの荷物で重くパンパンになったバッグでも、無意識に持つと、つい同じ肩ばかりにかけていませんか?
重いバッグをいつも同じ方で持つ癖があると、片方ばかりに負荷がかかってしまい、骨盤をゆがませることになります。
○横向きの体勢で寝る
昼も夜も関係なく、産後のお母さんは赤ちゃんにつきっきりで、24時間体制でお世話をしています。
こま切れの睡眠しか取れていないお母さんはとにかく眠い!のひと言につきるのです。
そんなときは起き上がることもおっくうで、赤ちゃんの隣に寝たままで授乳したり、ぐずる赤ちゃんをあやすことがあります。
極限に眠い状態が続いているお母さんは、横を向いたままで気づいたら眠っていた、ということが多くあります。
これもまた、骨盤に負担をかけてしまう体勢のひとつです。
【大尻は骨盤矯正で改善できる?】
大尻は見た目だけの問題ではなく、腰痛を引き起こしたり、婦人系の病気につながったりと良いことはひとつもありません。
お母さんを悩ませる、そんな産後の大きなお尻。
その原因の多くはゆがんだ骨盤にあります。
ということは、骨盤のゆがみを治して正しい位置に戻せば、お尻の形も出産前のきれいな形に戻せると言えます。
セルフケアの方法としては、骨盤をひきしめるベルトやガードルなどの補正グッズがあります。
補正グッズはいまや、店舗にたくさんの種類が置いてあります。
また、ネットショップなどでも購入可能で、しかも身に着けるだけ、と手間もかからないので気軽に試すことができます。
しかし、間違った方法で行なってしまうと改善どころか、かえって悪化させてしまうこともあるので十分に気をつけなければなりません。
お尻を小さくするには、骨盤のゆがみ、傾き、開き具合、さまざまな角度からのチェックが必要です。
確実に効果をあげたい場合は、プロによる施術をおすすめします。
骨盤矯正を産後に行うメリット
投稿日:2017.08.08
【妊娠中のママの身体はどう変化する?】
妊娠を自覚する初期には、匂いに敏感になることや味の好みの変化など、体型面での変化はあまりありませんが嗜好の面では予期せぬ変化が待っているものです。
安定期に入るまでは悪阻や食べ悪阻に悩まされて、栄養のバランスよりもその日にどれだけ気分が悪くならないように過ごせるか・・・に苦心する方が多いのです。
妊娠後期になると、妊娠前は太りにくくどれだけ食べても太らない体質だった方が、妊娠中には皮下脂肪を蓄えることが優先されて体重がコントロールしにくくなる一面もあります。
このように様々な変化の中で、ホルモンバランスに起因する体質の変化は産後におさまる場合がほとんどなので今だけと思って上手に付き合っていきましょう。
しかし骨盤の状態に由来する体質の変化だと産後も続くので、支えたり調整したりすることが望ましいです。
【妊娠中の体質の変化】
・体のラインが丸くなる
妊娠すると月経期や排卵期などの周期がなくなり、黄体期が続くのでプロゲステロンが優位になり、筋肉の動きを抑える効果があることから胃腸など消化器官の働きが鈍くなりやすいのです。
そのため消化不良気味になり、逆流性食道炎になることもあります。
きちんと食べ物を消化吸収できないことで、脳が栄養不足と感じ、燃焼せずにどんどん体に溜め込もうとします。
ただでさえ妊娠中は赤ちゃんを様々な衝撃から守るために皮下脂肪がつきやすくなるので、妊娠していない時より体のラインが丸みを帯びるのはお母さんの身体としては当然のことなのです。
・足の形や姿勢が変わる
お腹が大きくなるにつれて気をつけておかないと、赤ちゃんや羊水の重みを支えるために反り腰になり重力を腰で支えようとしてがに股気味になります。
がに股になると膝が外側を向き、太ももが外側に張り出すので下半身に脂肪がつきやすく、どっしりとし見た目になります。
この姿勢と足の形は出産後に調整しておかないと、O脚やがに股のまま残ってしまうので、下半身が痩せにくくなり洋服が入らないなどのお悩みが出てくることになるのです。
またO脚になると体重が足まで真っすぐ伝わらず、途中の膝に負荷がかかることで、何年も経過した後に膝や腰の痛みとなって現れます。
・むくみやすくなる
妊娠中は羊水を循環させるために、体内の水分量は常にたくさん必要になります。
この水分が上手に循環できないと浮腫みの原因となり、溜まった皮下脂肪の周りで浮腫みが起き、リンパの流れが滞って老廃物を流しきれない悪循環に悩まされます。
むくみ始めると、だるさや体が重く感じるはずです。
むくんでいるかどうかの目安は、足首を手の指で押した時にどのぐらい指の跡が残るかへこみ具合で判断します。
・筋肉量が低下する
妊娠中の腹圧の面からも、運動は転んだ時の母体や胎児への危険性の面からも推奨できません。
そのため妊娠中は運動量が落ち、基礎代謝以外の部分でカロリーを消費する機会がなくなっていくので、筋肉量の低下と相乗効果でどんどん太っているような気がしてしまうものです。
しかし、運動をしていないからと妊娠中に無理な食事制限をすると、母子ともに栄養失調になってしまい、未熟児や早産などが懸念されます。
【骨盤矯正を産後に行うメリット】
出産後半年ほどは、骨盤の状態が柔らかいので不安定な反面、骨盤矯正をするには最適なタイミングです。
柔らかい分、施術もしやすく受けている方も痛みなどを伴うことはほとんどないでしょう。
骨盤が固まってしまってからの骨盤矯正は、施術する側も力を要しますし、股関節の可動域が狭くなって定着していることが多いので、慣れるまでは無理な体勢と感じることが多いです。
骨盤矯正を産後に行うメリットは、調整のしやすさだけではありません。
妊娠中に変わってしまった姿勢や足の形を整えておくことで、産後太りや冷え性、頭痛・腰痛などの緩和にも効果が期待できます。
骨盤矯正は1回では結果が出にくいため、妊娠にかけた時間と同じ時間をかけてゆっくり正常な位置に定着させるイメージで気長に取り組みましょう。
そして、骨盤矯正をしながら筋肉量も妊娠前と同じぐらいに戻せると、スリムな体型の維持にも骨盤の維持にも繋がります。
整体に通っているからと安心せず、毎日の生活の中でも適度な運動を取り入れながら、筋肉を動かすことを心がけましょう。
【わかば接骨院では】
骨盤矯正は産後、産院の健診で経過が良好だと診断が出たら施術を始めることができます。
産後すぐになかなか通えない場合、産後数年経ってからの施術でも問題ありません。
経過した時間の分だけ、施術が完了するまでに時間がかかることもありますが、こまめに整えておくことでさらに数年後の体調や体型に大きな差が出ます。
わかば接骨院では、産後のお悩みに応じた骨盤矯正の施術を行っております。
骨盤で見る産後の変化
投稿日:2017.08.06
【産後の骨盤の状態とは?】
産後の女性の体は大きく変化します。
例えばこんなケースは身に覚えありませんか?
・赤ちゃんを産んでから太りやすくなった、または妊娠中から体型が元に戻らない
・腰痛に悩まされる
・便秘が多くなった
・産前だけではなく産後も尿もれが続いているなど
さまざまなケースで悩んでいる方が多くみられます。
出産をして育児に専念したいのに、体調があまり良くないまま頑張りすぎてしまうと取返しのつかない状態にまで進行してしまう恐れがあります。
根本的な原因を掴むことで改善に繋がり、育児も楽しくできるので我慢をせずにしっかりと対策をしましょう。
【原因は骨盤の歪みにあった】
これらを引き起こしてしまう主な原因は「骨盤の歪み」にあると考えられます。
きっかけとして赤ちゃんを産むときに女性は、産道を作るために、骨盤が大きく開きます。
出産後の骨盤は、非常に靭帯が緩んだ状態になり、産後に数ヶ月間かけて骨盤は少しずつ元の状態に戻ろうとします。
しかし、骨盤は正常な位置に戻ろうとするも、妊娠中の運動不足により筋肉が衰えてしまったりするので、正常な位置に戻りづらくなると言われています。
とは言え、妊娠中の無理な運動は難産になる場合もあるので、骨盤を気にしすぎて過度な運動をしてしまったり、ストレスを溜め込んだりして負担をかけてしまうと逆効果になってしまいます。
また、妊娠中から産後の緩んだ骨盤は、足組み、猫背、あぐら、横座りなどは、更に骨盤を歪めてしまいます。
これらを自身で気を付けていても、日常生活の中では身体を動かすと同時にちょっとした刺激で骨盤への負担が大きくなってしまう可能性がありますので、日々の緊張感とストレスでも簡単に歪んでしまいます。
産後に骨盤の歪みを放置してしまうと、骨盤が正しい位置に戻らなくなり、身体のラインが崩れて骨盤周りの筋肉が弱くなってしまいます。
骨盤の歪みがあらゆる問題を引き起こし、内臓が垂れ下がったり、腰痛、恥骨痛、尿漏れ、股関節通、尾底骨の痛み、骨盤と股関節の不安定感などに悩まされてしまいます。
身体の辛さに伴い、ストレスを抱えてしまうことも多く、精神的な心の病気も引き起こしてしまうこともあります。
また、骨盤が開いたまま放置しておくと、健康状態も悪くなるので、不妊、もしくは次の出産の影響にもなるので、早産や流産のリスクを高めてしまいます。
これらの症状やトラブルは、病院で検査をしても原因を突き止めることは難しく、根本的な治療ができないケースがほとんどです。
そういった不安や、不調を解消するために、「骨盤矯正」が効果的と言えます。
【骨盤矯正をすることで得られる効果】
歪んだ骨盤の位置を正しく戻すことで、筋肉をちゃんと使えることができるので、身体も動かしやすくなります。
そうしますと、血行もよくなり筋肉も正常についてくることで基礎代謝が上昇し、脂肪の燃焼への効果も期待されます。
基礎代謝を上げることで、ダイエット効果だけではなく、肩こり、腰痛、むくみ、冷え性の解消にも繋がります。
また、妊娠中に悪くなった姿勢も、骨盤矯正をすることで姿勢も良くなる人や、中には妊娠線も薄くなったという人もいます。
そして、崩れていた姿勢が良くなることで、バランスも整い体形の見栄えもよくなります。
骨盤の歪みで起こる様々な症状も防ぐことができるので、産後の骨盤はしっかりとケアしましょう。
【骨盤矯正の方法とは】
骨盤の歪みは大きく分けて3種類に分かれると言われます。
〇骨盤の上側の歪み
骨盤の歪みは上側、下側、両側が開いている方に分かれます。
また、骨盤の上側は腰骨あたりと言われ、そこが歪んで開いてくると内臓がうまく収まらないため、お腹がポッコリ出てしまい、姿勢も悪くなります。
〇骨盤の下側の歪み
下側の歪みは、脚を動かしたときにちょうど動く連結部分で、ここが歪んで出てくると、太ももが太くなったり、横にはみ出る分の外側の筋肉が張ってしまい、脚が太いと感じる人は骨盤の下側が歪んでいる可能性が高いです。
この他に骨盤の歪み方は様々なので、骨盤矯正を自己判断で行うのも難しいと考えられます。
また、産後の骨盤矯正をスタートするタイミングは産後1ヶ月後の施術が適切と言えるでしょう。
産後の骨盤矯正として一般的な適用期間は産後1ヶ月~6ヶ月です。
【骨盤矯正をする前に自身で気を付けるべきポイント】
●産後の姿勢に気を付ける
産後のお母さんは、赤ちゃんを抱っこするときに姿勢が崩れてしまうので、骨盤の歪みに大きな影響を与えてしまいます。
どのような姿勢で過ごすかを意識するだけでも、骨盤の歪み具合は大きく変わってきます。
●目を酷使しないように気を付ける
目を酷使することで、肝臓に大きな負担がかかります。
目と肝臓は関係していてどちらも「血液」が共通点となります。
肝臓の働きは血液の流れを良くし、非常に重要な機能が多い臓器で、様々な毒素を排出してくれたりします。
目の酷使で、肝臓に負担がかかることで、働きが弱くなり、血液の質が落ちてしまいます。
そのうえ、産後の疲れも取れず、子宮の回復も遅らせてしまうことにもなるので、女性機能の低下にも繋がってしまいます。
なるべく目に負担がかからないように、テレビ、スマートフォン、パソコンからは離れましょう。
【骨盤矯正は整体がオススメ】
産後の骨盤の歪みに関して一人で悩みを抱えるよりも、しっかりと身体の状態、生活環境を問診してくれる整体院がオススメです。
ご自身の体調に合った施術を先生と一緒に相談をしながら、適切なケアを行いましょう。
わかば接骨院では、産後の骨盤矯正に関する相談・施術に対応しております。
尿もれが産後に多く起きる原因
投稿日:2017.08.04
【いろいろなタイプの尿もれ】
「尿もれ」は、尿もれする人によって、もれる理由が違うタイプに分けることができます。
子どもやお年寄りの尿もれは、尿をずっと我慢していて我慢の限界がわからずに、トイレに行きたいと思った時には、かなり膀胱が満タン状態で、トイレに行くのが間に合わずにもれてしまうというタイプの尿もれです。
それから子どものおねしょ(夜尿症)は、睡眠時、深い睡眠状態の子どもが目を覚ましてトイレに行くことがうまくできずに、朝気が付いたらもらしてしまっているというものですよね。
一般的にどの年齢層でも誰でも起きる可能性のある「尿もれ」は、咳やくしゃみ等で腹圧がかかった時に膀胱が収縮してもれてしまうというもので、風邪をひいて酷い咳やくしゃみをする場合や、喘息や気管支炎で咳き込んだ時に、人は尿もれの経験があるといいます。
「尿もれ」は実にさまざまな年齢層のいろいろな人がなるものなんですね。
【尿もれの時の体のメカニズム】
まず、どうして人は尿もれしてしまうことがあるのか。
「尿もれする時の体のメカニズム」を知って対処すると、かなり防げるのではないでしょうか。
つまり、尿もれは、尿道口の開閉がうまくできるかどうかにかかっています。
尿を我慢したい時に、尿道口がしっかりと閉じていればもれることはありません。
しかし骨盤底筋が緩んでいたりすると、尿道口を開閉する括約筋がうまく尿を堰き止めることができずにもれてしまうというしくみです。
【産後の尿もれの原因は何か】
尿もれするのは、子どもとお年寄りだけではありません。
実は、出産を経験した女性の約半数が軽い尿もれを経験しています。
子どもやお年寄りのように、尿を全てもらしてしまうわけではないのですが、しゃがんで座った時や完全にトイレの便座に座るまえに少しだけもれてしまうということが起きたりします。
では、産後の女性の「尿もれ」にはどんな特徴があるのでしょうか。
産後の女性は出産によって体にさまざまな負荷がかかって大きなストレスやダメージを受けています。
そのダメージのひとつが、骨盤底筋の筋肉疲労による緩みです。
妊娠中大きくなった子宮が膀胱を圧迫していたり、その影響で骨盤底筋に常態的に負担をかけてしまっているので筋肉疲労を起こし、尿道口の開閉を司る括約筋がうまく働かずに、「産後の尿もれ」をしやすくなるのです。
つまり、骨盤底筋の出産による筋肉疲労から来る緩みが、産後の女性の尿もれの原因と思われます。
出産時に赤ちゃんを産むためにいきむ力が骨盤底筋に筋肉疲労を起こし、その影響で尿道口の開閉を司る括約筋がうまく働かなくなってしまうという状態が起きます。
それで、尿もれを起こしてしまうのです。
ですから、この尿道口の開閉をする括約筋がしっかり働いてくれるようになれば、尿もれしなくてすむのです。
出産後しっかり休養したら、この括約筋を働かせるために、骨盤底筋を鍛えると尿もれ予防に有効です。
【尿もれをしそうな状態かどうかを調べる】
トイレで排尿する時に、意識しておしっこを止めてみてください。止めることができれば、尿道口の括約筋が正常に働いていますので、尿もれの心配はないと言えます。
逆におしっこを止めようとしても止まらず、尿が全部出きってしまうようだと括約筋が緩んで機能していないということです。
出産後は、「リラキシン」の分泌もおさまって靭帯も弾力を取り戻し、関節も固まって来るので、骨盤底筋や括約筋の働きが正常かどうかを見極めることができるようになってきます。
【尿もれの対処方法】
産後の尿もれ対策に「生理用ナプキン」を使用している方が多く見られますが、あまりお勧めはできません。
と、いうのも生理用はあくまでも月経用なので、吸い取る量が全く異なります。
するとナプキンから漏れてしまったり、さらにはべた付きや臭いが気になってしまう可能性があるからです。
出来れば、尿もれを頻繁に起こすのであれば専用のパッドを使用してください。
「尿もれパッド」と聞くともう少し高齢な方が使用するイメージがありますが、出産後に使用できるように、生理用ナプキンと似たデザインのものが多く出ていますので、そちらの使用を検討してみましょう。
しかし、尿もれパッドを使うだけでは症状が改善されることは基本的にはありません。
特にあまりにも尿もれの量が多かったり、日常生活に支障をきたすようであれば、専門機関で診てもらうことをおすすめします。
産後の尿もれは、骨盤矯正によって改善される可能性がありますので、お近くの専門機関や骨盤矯正ベルトなどを活用して、改善を目指していきましょう。
産後の女性であれば誰でも経験をしている事なので、恥ずかしがらずに一度相談してみることをおすすめします。
わかば接骨院でも「産後の女性のための尿もれ」に関する相談・施術に対応しております。
恥骨痛が産後に起きる原因
投稿日:2017.08.02
【産後の体調の変化】
出産という人生の大仕事を終え、しばらくは消耗した体力を取り戻すのが精一杯。
自分の体調のことまで気が回らないというのがお母さんたちの正直なところではないでしょうか。
それこそ生死をかけた難産を乗り越えたお母さんもいらっしゃることと思いますし、数時間でトラブル無く安産でしたというお母さんもいらっしゃいます。
しかし、安産だったからすぐに日常生活に戻って良いというわけではありません。
産後に無理をしたせいで、後から大変な痛みを伴うトラブルになることもあります。
出産を境に女性の体の中ではホルモンバランスが目まぐるしく変化し、どんなに出産を経験しても慣れることはありません。
それだけ出産は大きなリスクを伴いますし、女性の体はとってもデリケートにできているのです。
赤ちゃんのお世話に追われて、ついつい自分の体の調子を振り返るのが後回しになってしまいがちですが、お母さんの体あっての子育てです。
産後に腰痛は悪化していませんか?
むくみは解消されましたか?
原因不明の頭痛に悩まされていませんか?
他にも、デリケートな場所だから言い出しにくいけれど、恥骨に関するトラブルは意外と多いものです。
股の部分に痺れるような違和感や、立ち上がる時、歩き始める時にピリッとした痛みはありませんか?
それはちょうど下腹部の下に位置している恥骨に何らかの異変が起きている合図です。
歩くのも困難になるほど悪化する前に、原因を突き止めて早めに対処しておきたいですね。
【恥骨のお話】
骨盤と聞くと一般的にお尻と腰の間にある大きな骨を思い浮かべる方も多いと思いますが、実は5種類の骨の集まりから成っています。
皆さんが骨盤として思い浮かべている所は腸骨と呼ばれる大きな骨です。
この他に、恥骨・坐骨・尾骨・仙骨というそれぞれ役割の違う骨が集まっているのです。
その中でも今回は恥骨についてのお話です。
恥骨は骨盤の中でも最下部に位置していて、門のように赤ちゃんの通り道を司っている大事な骨です。
妊娠中は女性ホルモンからの伝達で、子宮を守るために恥骨は閉じておくよう指示されています。
妊娠後期になると女性ホルモンのバランスも変化し、赤ちゃんが通れるように開きましょうという指示に変わります。
恥骨は赤ちゃんの通り道を準備するため最大限に開き、その周辺の靭帯も出産に備えて柔らかく伸びるようになるのです。
本来出産を終えれば、この恥骨もその開閉をコントロールしていた靭帯も元に戻って閉じるようにできているはずです。
しかしお産が急激に進んだりお母さんの体に対して赤ちゃんが大きかったりすると、恥骨の結合部分が追い付かず、開いたままになりその後のトラブルに繋がることもあります。
これが恥骨結合の乖離と呼ばれるものです。
恥骨が離れたままになっていると、骨盤の衝撃を靭帯が受け止めて本来の役割以上の働きをしなければならなくなり、やがて疲れが溜まり炎症を起こします。
恥骨に負担をかけないために産後に無理をしないというのは大切なことです。
正しい位置に骨盤ベルトをして、新生児より重たいものは持ってはいけないと言われるのはこのためなのです。
2人目や3人目といった場合、上のお子様を抱っこしなければならない状況もあるかもしれません。
しかし3~4キロが限界の産後の恥骨に、10キロを超える負荷がかかるのはまだ耐えきれないのです。
お子様にもお話しをして膝の上で抱きしめてあげるなど理解してもらい、産後の経過はお母さんとお子様が過ごしていく大事な時間を形作るものだということを忘れないでくださいね。
【恥骨痛の改善する方法】
産後の女性の骨盤や靭帯は柔らかいため、歪みを起こしやすいのも事実ではありますが、逆に骨盤の矯正によって改善が期待できます。
外出の許可が下りたら、産後2~6ヵ月頃の骨盤が柔らかいうちに矯正を始めることで、効率良く骨盤矯正の効果を得られることがわかってきました。
授乳のタイミングやご家族の方の協力など、色々な条件によりなかなか外に出ることが難しいかもしれませんが、骨盤を正しい位置に定着させることで解決できるトラブルも数多くあるのです。
骨盤矯正は接骨院だけでなく骨盤矯正ベルトや、自分で行うストレッチなどがありますが、自分にあった改善方法を見つけるためにも、まずは専門機関で診てもらいましょう。
人に言いにくい場所なので、なかなか打ち明けにくい恥骨ではありますが、この痛みをそのままにしておくと、歩くのも困難になってしまうこともあります。
そして、恥骨のトラブルは産後のお母さんたちには少なくありませんし、特に歩行が困難なほど痛みがある場合は、我慢をしてはいません。
恥骨に限らず、違和感があるけれど原因の特定できない方も、産後のトラブルはお一人で悩まずにまずはお近くの専門機関で相談をしてみましょう。
わかば接骨院でも産後の女性のための骨盤矯正に関する相談・施術に対応しております。
大尻は産後の骨盤が原因!
投稿日:2017.07.31
【産後のお悩み 体型の変化】
妊娠・出産を経てしばらくは、赤ちゃんのお世話に追われてお母さん自身の体型を気にするのは難しい期間が続きます。
そして、ふと改めて鏡を見た時に皆さんはご自分の体型のどこが気になりますか?
なんとか体重は妊娠前と同じぐらいに戻ったとしても、お肉のついている場所が前と違う・・・
そんな経験のある方がほとんどだと思います。
妊娠中は特に、お腹の赤ちゃんを守るために皮下脂肪がつきやすく、本来の体質とは大きく変化すると言われています。
子宮が大きくなるにつれて骨盤も広がるために、妊娠中からお尻が大きくなる傾向にあるのです。
妊娠中から産後数か月は、体を締め付ける下着や洋服を着ることは体に良くないので、本来の体型を認識しにくいという点もあります。
また常に抱っこをしているので腕はたくましくなりやすく、抱っこやおんぶをしたまま家事をすることが多いので足もむくみやすくなります。
産後のダイエットはほとんどのお母さんたちに共通のお悩みだと思いますが、かといって急に自己流で食事制限をすると体力がなくなったり体調を崩しやすくなったりするので、あまりおススメできません。
【骨盤の歪みと大きなお尻】
赤ちゃんの通り道を準備するために、骨盤は最大限に開くようにその周辺の靭帯も出産に備えて柔らかく伸びるようにできています。
産後、骨盤は徐々に妊娠前の状態に戻っていくのですが、産後にバランスの崩れやすい姿勢などを続けていると骨盤は歪んだまま定着していまい、正常な位置に戻りにくくなります。
骨盤が歪んだまま定着することで骨盤の中の血流が悪くなり、老廃物が排出しにくくなることでお尻のまわりに脂肪がつきやすくなります。
脂肪が増えるとその部分の基礎代謝が落ちていき、ますますお尻やお腹に贅肉がつきやすくなるのです。
それに加えて、あぐらやお姉さん座りなどの座り方を長時間していると、太腿の付け根の骨が外側に張り出すようになり、ももの周りにも脂肪がつきやすい骨格になります。
そういった骨盤の歪みや開きを助長しないように、膝を揃えて骨盤を起こした姿勢で座ることを、日常生活の中でも気をつけていただきたいですね。
最近では骨盤ベルト以外に、骨盤ガードルというものも市販されているようです。
骨盤ベルトは間違った使い方をすると、骨盤を支えるどころか歪んだまま定着させることになり兼ねないので、その使用方法は簡単なようで難しいものです。
その点、骨盤ガードルは下着のように履くだけでとても簡単です。
なおかつ、骨盤全体が温まるので基礎代謝のアップにも効果を期待することができます。
これからの季節は、赤ちゃんのあせも対策に冷房の入った部屋で過ごすことも増えると思いますので、冷えの予防にも最適です。
太腿からお尻、下腹までサポートしてくれるタイプのものを選ぶと、洋服を着る際にも邪魔なラインが出ずすっきりとした印象になります。
こういった骨盤ガードルを選ぶ際に気をつけたいのが、あまり締め付けの強過ぎるものを選ばないようにするというところです。
矯正下着のように圧迫されるものは、産後のお母さんの体には負担がかかります。
早めに骨盤をケアしたい気持ちもわかりますが、程よいサポート力のものを選ぶという点を忘れないようにしましょう。
【大尻を改善する方法】
大尻を改善するには、骨盤矯正が効果的だと言われています。
外出の許可が下りたら、産後2~6ヵ月頃の骨盤が柔らかいうちは普段より効果を早く実感しやすいので、矯正を始めることで、妊娠前よりもお尻の周りがスッキリする方もいらっしゃるほどです。
授乳のタイミングやご家族の方の協力など、色々な条件によりなかなか外に出ることが難しいかもしれませんが、正しい位置に定着することで得られる健康やスタイルは育児をするお母さんたちの強い自信になるはずです。
産後から何年もたっていて、子育ては落ち着いたけれど体型の悩みが気になるという方も、長期的に骨盤をケアしていくことでお尻や太ももの周りがスッキリさせたいという方は、一度検討してみてもいいかもしれませんね。
また骨盤が歪んだまま2人目、3人目と妊娠すると、下半身太りだけでなく恥骨痛や尾骨の痛みに発展することもあります。
そういった骨盤周りのトラブルを未然に防ぐ意味でも、産後少し余裕ができたところで骨盤矯正のメンテナンスをされるのも一つの方法です。
産後の大きくなったお尻にガッカリする前に、骨盤矯正という方法を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?
専門機関にて骨盤を正しい場所へ定着させると同時に、姿勢や骨盤ベルトの正しい巻き方などを習得していただき、最終的には施術をしなくてもだんだん自分の力で骨盤を歪みのない状態に維持できることが理想的ですね。
わかば接骨院でも産後の女性のための骨盤矯正に関する相談・施術に対応しております。
産後尿漏れに悩まずに過ごす治療法
投稿日:2017.07.29
【妊娠中から始まる尿漏れ】
実際に妊娠をして初めて直面するトラブルはたくさんありますが、その中でも尿漏れは妊娠中から出産後まで続くこともあるプレママ&ママを悩ませる身近なトラブルです。
妊娠から産後の体のお悩みは、たいてい人に言えないデリケートな部分でのお悩みが多く、他の人も悩んでいるようには見えず不安を抱えられている方も多いのではないでしょうか。
ただ、安心していただきたいのはほとんどの体調や体質の変化は骨格とホルモンバランスの変化に伴うものであり、産後になれば十分ケアしていけるものだということです。
悪阻も含めて、妊娠中は次から次へと予想していなかった体の変化が起こり、後になって振り返ると1日として気が休まらなかったというママもいらっしゃいます。
特に尿に関して言うと、妊娠中は膀胱が圧迫されるために、ただでさえ頻尿になる傾向があります。そして尿漏れとなると、予期せぬ時に起こるために準備していないと困ってしまいますよね。
最近ではかなり薄型でもある程度の水分量を吸収してくれるおりものシートも出ておりますので、妊娠中は様々なトラブルと上手に付き合っていくという、おおらかな気持ちが大切になってきます。
【妊娠中期・後期の尿漏れの原因】
①膀胱が子宮に圧迫されて過敏になる
赤ちゃんが大きくなり、それに合わせて子宮も大きくなると、子宮の周りの臓器がいつもとは違う位置に押しやられたり圧迫されたりします。
特に膀胱は子宮の下側に位置しているため、その変化の影響をとても受けやすい部分です。
本来は、尿を我慢する力が勝っているので不意に出てしまうということはほとんどないのですが、子宮が大きくなると少しの尿でも膀胱が圧迫されて漏れ出してしまうようになります。
妊娠中は頻尿になり、少しの尿意でも気になってトイレに行ってしまうことも、膀胱が常に圧迫されていることと関係があるのです。
何気なく立ち上がった瞬間や座る時、歩いて移動している最中でも尿漏れは急にやって来ます。
花粉症を持っているプレママは薬を飲むことも難しく、くしゃみや咳、鼻をかむにも尿意が気になり尿漏れに悩まされる方が大変多いです。
②膀胱の筋力が弱まり尿道をコントロールしづらくなる
妊娠を維持するのに必要な女性ホルモンの中に「プロゲステロン」と呼ばれる黄体ホルモンがあるのですが、このホルモンには骨盤の周りの筋肉を柔らかくする作用があります。
そのため、尿道をコントロールしている尿道括約筋の筋肉もコントロールが利きにくくなり、尿漏れになりやすい傾向にあるのです。
これはほとんどの妊婦さんが経験されることなので、過剰に気にせず、尿漏れをするから水分を控えるなどの節制は逆にママの体に負担となりますので気持ちを楽にして付き合いましょう。
妊娠中はむくみやすくなると言われており水分を控えがちになりますが、水分が足りないと人間の体はさらに溜め込もうとしてむくむ傾向にあります。
水分は血液を保つにも羊水を保つにも大切な存在です。
妊娠中は何度もトイレに行くということを周囲にも理解してもらいながら、水分補給にストレスを感じないようにしましょう。
【産後の尿漏れ】
妊娠後期に悩まされた尿漏れが、産後にはおさまる方もいらっしゃいますが、産後さらに気になるようになったというケースもまたあります。
それは、妊娠中に緩みやすくなる尿道括約筋は骨盤底筋に繋がっている筋肉であり、出産を経て骨盤底筋が伸びたままになると尿道括約筋も同じように影響を受けるからです。
分娩時間が長いとその分骨盤底筋にも負担がかかりますので、良い陣痛とタイミングの良い「いきみ」が理想的な背景には、安産の他にも産後の回復が早く見込めるというメリットがあるためなのです。
また知らないうちに分娩の際に膀胱の周りの神経組織に傷がつき、尿意そのものに気づきにくくなるということもあります。
これは神経が修復することで徐々に回復しますので、尿漏れパッドや生理用品を上手に利用して、まずはママの体の回復を優先してあげるようにしましょう。
【骨盤のケアで尿漏れ解消】
赤ちゃんが大きくなるにつれて、抱っこをするたびに尿漏れをするのが気になるという場合は、骨盤を正しい位置に整えて尿道括約筋に繋がる骨盤底筋を元に戻すという治療も視野に入れると良いでしょう。
骨盤が定着していない間に重たい荷物を持つなどの負担になるようなことは避け、出産から退院後も赤ちゃんのお世話以外のことは無理をしないことが大切です。
産後、多くのトラブルには骨盤の緩みや歪みが関係しています。
尿漏れや腰痛など直接的に関係するトラブルもあれば、骨盤内の血行不良による冷えなど二次的な要因のトラブルもあります。
出産を終えて授乳のサイクルも整い、ママの外出が可能になったら、まずは骨盤の状態からメンテナンスしてみるのはいかがでしょうか。
わかば接骨院では、産後のお悩みに応じた骨盤矯正の施術を行っております。
産後太りが起きる原因
投稿日:2017.07.27
【妊娠中の体質の変化】
食べても太らない体質だった方が、妊娠を機に水を飲むだけでも体重が増えるように感じるというお話を聞き、その体質の変化には予想をはるかに超えるものがあります。
水を飲むだけでも太る気がするという印象は、あながち間違っているわけではなく、妊娠をすると水分を溜め込むように体が変化します。
これが浮腫みの原因となり、妊婦さんの健診の時に浮腫みを触診されるのはそれが悪化しないように注意をしておきたいからでもあります。
浮腫みは特に手足など末端に現れることが多く、浮腫みが進行すると今まで履いていた靴も履けないほどです。
主な原因は水分を上手に排出できていないところにあり、意外と水分が足りていない時にも起こります。
浮腫みやすいから水分を控えるというのは実は逆効果で、水分が足りないとさらに水分を溜め込もうとするので、浮腫みが気になる時は積極的に水分を摂って排出する循環を作ることが大切です。
水分不足を感じた脳は、全身の水分を排出しないように指示を出すのですが、その指示が解除されるまでに48時間を要すると言われているので、続けて水分を摂るようにしましょう。
また、浮腫みの大敵は塩分の高い食事です。
塩分と水分が結びつくことで体内に残留しやすくなります。
妊娠中に足をつることが多いのも、浮腫みと関係があると考えられているほどです。
また浮腫みは妊娠中毒症の要因になるだけでなく、皮下脂肪を溜め込むことにも関係があります。
【浮腫みと皮下脂肪】
皮下脂肪がつきやすくなるメカニズムにおいて、老廃物とセルライトの関係に置き換えることができます。
太腿やふくらはぎ、二の腕、お尻などにポコポコと浮き出るセルライト。
これは脂肪細胞が大きくなったものと言われてきましたが、実は細胞と細胞の間を流れるリンパが滞ってできた老廃物の池のようなものだということが定説となってきました。
淀んだところに溜まった本来は排出されるべき老廃物。
これこそセルライトができる過程であり、浮腫むと太りやすくなったように感じる原因がここにあります。
妊娠中は皮下脂肪や水分を溜め込み浮腫みやすく、産後もそのまま淀んだ池に老廃物が溜まり痩せにくくなるというサイクルにより、体型にも変化が見られます。
妊娠中は定期的に有酸素運動をすることが難しく、場合によっては入院期間が長引くこともあるので、筋肉は衰えやすい傾向にあります。
筋肉が衰えて、老廃物が流れていかないことで、産前から産後は痩せにくい体質になっていることがほとんどなのです。
浮腫みを解消するには、まず体内に十分な水分が足りていることが大切になります。
脳が体内に水分が足りていると認識することで、水分を摂り込んで排出する働きが正常に作用するようになります。
老廃物をリンパに乗せて排出するためには、細胞の間が詰まらないようにする必要があり、これはセルライトの気になる所をさすって流すだけでも効果が見られます。
しかし、リンパの流れは細胞と細胞の間だけの話ではないのです。
リンパが流れている重要な関所で流れがストップしてしまっていると、それ以上流れていくことができなくなります。
その重要な関所が上半身だと鎖骨や脇の下、下半身だと骨盤や腰椎などに存在しています。
これらの関所で血流やリンパがスムーズに流れていくと、太りにくく栄養を効率良く体内に摂り入れられる健康的な体の土台を作ることに繋がります。
【産後太りと骨盤】
妊娠中に溜め込みやすくなった体質を改善するためには、体の中の流れを良くする必要があります。
産後に産院で許可が下りたら、入浴やウォーキングなどの有酸素運動も効果的です。
それでも思うように体質に変化が見られない場合、骨格のどこかに歪みがあり、流れを阻んでいる可能性があります。
産後に歪みやすい骨格の一つでよく知られているのは骨盤ですね。
ホルモンバランスの変化にも影響を受けやすく、出産と直接関りがあるので、産後の骨盤はとてもデリケートな状態が続きます。
骨盤を正しい位置に整えて、本来の体を支える働きができるように治療していくことで、血行不良や冷え性、痩せにくい体質などを改善することに繋がります。
骨盤や筋肉、靭帯が元に戻らずに緩んだままにしておくと、体型も緩みやすくなるのです。
これらの位置を正しい場所に整えることで、基礎代謝も上がり、特別なトレーニングをしなくても効率よく筋肉を使うことができるようになり、自然に体が締まってきます。
出産後の健診で経過が問題ないと診断され、外出が可能になったら、まずは骨盤の状態からメンテナンスをしてみるのはいかがでしょうか。
産後に自分の体型に自信を取り戻して、妊娠中は着られなかったファッションを楽しむことが、忙しい家事育児の合間のリフレッシュとなることでしょう。
わかば接骨院では、産後のお悩みに応じた骨盤矯正の施術を行っております。