産後コラム

産後尿もれに悩む原因

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【妊娠中にも起こる尿もれ】

 

読んだり聞いたりしてはいても、実際に妊娠をして初めて直面するトラブルはたくさんあります。

 

その中でも尿漏れは妊娠中から出産後まで続くこともある身近なトラブルです。

 

妊娠から産後の体のお悩みは、たいてい人に言えないデリケートな部分のことが多く、他の人も悩んでいるかどうかわからず、漠然として不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。

 

でも安心していただきたいのは、ほとんどの体調や体質の変化は妊娠による骨格とホルモンバランスの変化に伴うものであり、産後には十分ケアしていけるものだということです。

 

悪阻やお腹の張り、早産の不安なども含めると、妊娠中は次から次へと予期せぬ出来事が起こり、後になって振り返ると1日として気が休まらなかったというママもいらっしゃることと思います。

 

尿に関して言うと、妊娠中は膀胱が大きくなる子宮に圧迫されるため、ただでさえ頻尿になる傾向があります。

 

そして尿もれとなると、状況によっては準備していないと困ることもありますよね。

 

最近ではかなり薄型でも十分な水分量を吸収してくれるおりものシートも出ておりますし、妊娠中は様々なトラブルと上手に付き合っていこうという、おおらかな気持ちも大切になってきます。

 

【妊娠後期の尿漏れの原因】

 

①膀胱が子宮に圧迫されて常に尿意を感じるようになる

 

赤ちゃんが大きくなるにつれて子宮も大きくなると、子宮の周りの臓器はいつもと違う位置に押しやられたり圧迫されたりします。

 

特に膀胱は子宮のすぐ下に位置しているため、その大きさの変化の影響をとても受けやすい部分です。

 

本来は、尿を我慢する力が勝っているので不意に出てしまうということはほとんどないのですが、子宮が大きくなると少しの尿でも膀胱が圧迫されて尿意を感じるようになります。

 

何気なく立ち上がった瞬間や座る時、歩いて移動している最中でも尿もれは不意にやって来ます。

 

花粉症持ちの妊婦さんは強い薬を飲むことも難しく、くしゃみや咳、鼻をかむにも尿意が気になり尿もれに悩まされる方が大変多いです。

 

②膀胱の筋力が弱まり尿道をコントロールしにくくなる

 

妊娠を維持するために必要な女性ホルモンの中に「プロゲステロン」と呼ばれる黄体ホルモンがあるのですが、このホルモンには骨盤の周りの筋肉や靭帯を柔らかくする作用があります。

 

そのため、尿道の開閉をコントロールしている尿道括約筋のコントロールが利きにくくなり、尿もれになりやすい傾向にあるのです。

 

これはほとんどの妊婦さんが経験されることなので、過敏にならず、尿もれをするから水分を控えるなどの節制は体に負担となりますので気持ちを楽にして付き合いましょう。

 

妊娠中はむくみが気になることから水分を控えがちになりますが、水分が足りないと人間の体はさらに溜め込もうとする傾向があります。

 

むくみが気になる時は塩分を控える方が効果的です。

 

水分は血液を保つにも羊水を保つにも大切な存在ですので、妊娠中は何度もトイレに行くということを周囲にも理解してもらいながら、水分補給にストレスを感じないようにしましょう。

 

【産後の尿もれ】

 

妊娠後期から始まった尿もれが、産後におさまる方もいらっしゃいますが、さらに気になるようになったというケースもまたあります。

 

それは、妊娠中に緩んでいる尿道括約筋は骨盤底筋に繋がっている筋肉であり、出産を経て骨盤底筋が伸びたままになると尿道括約筋も同じように開閉のための伸縮が追い付かなくなるからです。

 

分娩時間が長いとその分骨盤底筋にも負担がかかりますので、良い陣痛とタイミングの良い「いきみ」が理想的な理由には、安産の他にも産後の骨盤底筋の回復が早く見込めるというメリットがあるからなのです。

 

もしくは、知らないうちに分娩の際に膀胱の周りの神経組織に傷がつき、尿意そのものに気づきにくくなっているという場合もあります。

 

この場合は神経組織が修復することで徐々に感覚も回復しますので、尿もれパッドや生理用品を上手に活用して、体の回復を優先しながら過ごすようにしましょう。

 

【骨盤矯正で尿もれ解消】 

 

立ち上がったり抱っこをしたりするたびに尿もれが気になるという方は、骨盤を正しい位置に整えて尿道括約筋に繋がる骨盤底筋を鍛えるという施術も視野に入れると良いでしょう。

 

骨盤が定着していない間に重たい荷物を持つなどの負担になるようなことはなるべく避け、退院後も赤ちゃんのお世話以外のことは無理せず、時には後回しにすることも大切です。

 

産後、尿に関係するトラブルは骨盤の緩みや歪みが関係しています。

 

出産を終えて授乳のサイクルも整い、ママの外出が可能になったら、まずは骨盤の状態からメンテナンスしてみるのはいかがでしょうか。

 

そのままにしておいて治る症状なのか悪化していく症状なのかは、自己判断で判別するのは難しい問題です。

 

わかば接骨院では、産後のお悩みに応じた骨盤矯正の施術を行っております。

 

産後の骨盤矯正の詳細はコチラをご覧ください。

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