産後コラム

産後骨盤の歪みが起きる原因

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【産後の骨盤はまだ柔らかい】

 

妊娠中から、子宮が大きくなるのに合わせて骨盤は自然と広がるようになっています。

 

骨盤が広がらないと、子宮内の栄養や酸素の通り道も確保できないので、お母さんの体は命を育むために自然に準備を始めているのです。

 

出産直後から半年ほど骨盤は柔らかい状態が続くので、産後の骨盤のケアはどのお母さんたちにとっても重要な課題となります。

 

ところが体はすぐに回復しない反面、産後はゆっくりする間もなく授乳やオムツ替えなどの赤ちゃんのお世話に追われ、炊事・洗濯などの家事も山積みですので、お母さんの骨盤の状態をチェックしている余裕はありませんよね。

 

新生児のお世話が落ち着く頃には残念ながら骨盤は定着してしまい、万が一歪んで定着していても自力で整えるのは至難の業と言えるでしょう。

 

骨盤が歪んだまま定着すると、頭痛や腰痛・肩こりの要因にもなりますし、産後の下半身太りにも関係があるということがわかってきました。

 

柔らかいうちに骨盤のケアをしておくことで、様々なお悩みを回避することに繋がります。

 

歪んで定着してしまう前に、日頃の習慣についておさらいしてみましょう。

 

【骨盤が歪みやすい習慣に気をつける】

 

・うつ伏せ寝

 

うつ伏せ寝はお尻から骨盤の方向向けて重力がかかるので、骨盤が開きやすい姿勢です。

 

妊娠中は眠りも浅く、大きなお腹を守りながら快適な睡眠を取れる時間はあまりありませんよね。

 

寝る時の姿勢も妊婦さんそれぞれに独特の姿勢が多いです。

 

産後は赤ちゃんの隣で自分が全身を解放して熟睡スペースを確保することもできず、自分一人の布団やベッドなどは考えられない・・・といったお声もよく聞きます。

 

しかし骨盤をケアするという観点から考えると、骨盤ベルトで支えながら仰向けで、なるべくうつぶせ寝は避けるというのが産後の睡眠時の理想の姿勢と言えます。

 

・お姉さん座りやぺたんこ座り

 

新生児の授乳の時間は何よりも大切な赤ちゃんとのコミュニケーションの時間で、お母さんとしては楽な姿勢でリラックスしながら授乳したいと思われることでしょう。

 

しかし、その時にお姉さん座りやぺたんこ座りなどの姿勢が長く続くと、股関節が捻じれて骨盤が歪みやすくなり、そのまま定着してしまう可能性があります。

 

捻じれて定着してしまった骨盤は、単純に開いていたり倒れていたりする骨盤よりも調整するのが難しく、治療・施術に時間のかかることが多いです。

 

授乳クッションで高さを調節し、椅子に腰かけて背筋を伸ばしながら、骨盤にも股関節にも負担をかけずに授乳を楽しめると良いですね。

 

・片足重心

 

深夜に泣き止まない赤ちゃんを抱っこであやしながら、部屋中を歩き回ったりあやしたり、お母さんたちは一日中やすむことができません。

 

赤ちゃんを抱っこする時の姿勢はいかがですか?

 

重心が片側にばかりかかっていると、その股関節に負担がかかり骨盤が片側だけ歪むことがあります。

 

おんぶをしながら家事をするような時も、赤ちゃんの体重の分だけいつもよりも骨盤に重力がかかるので、両足に均等に体重がかかるのが望ましいです。

 

・重い荷物を片方の肩だけで持つ

 

本来、柔らかい骨盤を大事にするためには産後2ヵ月ほどは赤ちゃんより重たい荷物を持つことは避けていただきたいところです。

 

しかし健診などで他のご家族の都合がつかない時は、どうしても一人で出かけなければならないので、大きな荷物を持って赤ちゃんと外出せざるを得ない時もあります。

 

まだ骨盤が柔らかいその時期に、片方の肩に偏って重い荷物を持ってしまうと、それを支えるために骨盤や肩に負担がかかり支えきれずに骨盤が悲鳴をあげてしまいます。

 

どうしても産後に重たい荷物を持って出かけなければならない時は、リュックなどの両方の肩に均等に重力が分散するものを選びましょう。

 

・足を組んで座る

 

足を組みたくなる時、上に来る足の癖がついている方は、骨盤に癖がついてしまっているかもしれません。

 

足を組むと股関節だけでなく膝から下も捻じれるので、骨盤の歪みや膝の歪みを併発することになります。

 

これがO脚やX脚のメカニズムです。

 

足の裏に向かって体重が真っすぐ下りていかなければならないところを、骨盤や膝で歪みが生じていると思わぬ方向から負荷がかかり、筋肉が疲労します。

 

足を組まずに真っすぐ揃えて座る習慣は、骨盤の維持にも美脚のためにも効果的です。

 

【産後に骨盤矯正を取り入れる】

 

骨盤が歪んだり捻じれたりした状態で定着してしまうと、自力で骨盤を調整することはほとんど不可能です。

 

産後6ヵ月以内の骨盤が柔らかいうちからケアをスタートできると最も効果を得やすいのですが、お家の状況や赤ちゃんのお世話などでなかなかお母さんの身体は自由になりませんよね。

 

定期的に通うことが難しくても、できる時に骨盤ケアを始めておくことが、長い目で見た時にお母さん自身の健康に直結する大事な一歩となります。

 

わかば接骨院でも産後の女性のための骨盤矯正に関する相談・施術に対応しております。

 

産後の骨盤矯正の詳細はコチラをご覧ください。

 

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