産後コラム

無理は禁物!産褥期の過ごし方

 

 

わかば整体院院長の須崎です。

 

ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

本日は『産褥期の過ごし方と注意点』について書いていきたいと思います(^O^)

 

産褥期っていつのこと?

 

産褥期という言葉を聞いたことがありますか?

 

 

出産によってダメージを受けた体が普通の生活ができる程度まで回復するまでの時期を言います。

 

昔は、「産後一ヶ月間はできるだけ安静にして寝たきりで過ごすべき」と言われていたこともあり、それだけこの産褥期は体の回復に専念しなければいけない時期だという事です。

 

この時期は体はもちろん精神的にも非常に繊細で疲れが溜まっている時なので、体を大切にすることが最も大切です。

 

ここで無理をして「今まで通りの家事をしなければいけない。」「頑張って子育てをしよう。」と張り切って動き回るのは禁物です。

 

産褥期は、全身がボロボロになっているので無理をすると命に関わるような重大な症状が現れることもあるという事を頭に入れておきましょう。

 

産褥期はこんな状態!

 

出産によって母体には大きな変化が起こります。

 

それまで骨盤の中には赤ちゃんが入っていて赤ちゃんの成長に合わせて大きく広がり、出産のときに最大限まで開きます。

 

そのため出産を終えた骨盤はグラグラになり、非常に不安定な状態です。

 

骨盤の広がりは時間の経過に合わせて少しずつ元に戻っていきますが、産後1カ月程までは安定しません。

 

この期間に立ちっぱなしや動き回っていると、内臓が広がった骨盤の中に落ちてきてしまいます。

 

すると、骨盤は出産前の状態まで締まることができなくなり、広がったままになって腰痛や尿漏れの原因になる恐れがあります。

 

見た目的にもお尻が大きく下半身が太っているように見えるといった問題が発生します。

 

骨盤だけでなく、出産後は子宮も大きなダメージを受けており産後3週間~1カ月半程度は悪露と言って出血やおりものなどの症状が残ります。

 

また、出産時の会陰切開の傷や帝王切開の場合はその傷の痛みなどがしばらく残り、日常生活を送るのもとても大変です。

 

産褥期に日常生活を普通に送ろうとしてしまうと、これらの症状が悪化して傷口の炎症や他の病気の原因となる事もあるので注意しなければいけません。

 

 

産褥期の日常生活について

 

産褥期の日常生活では、家事や仕事のことはいったん忘れて自分の体のケアと最低限の育児に専念しましょう。

 

育児に関しても全てを自分でやろうと思うのではなく、できるだけ周囲の人の手を借りて行ってください。

 

産褥期の間は、ベッドの上で出来る授乳やおむつ替えくらいのお世話で十分です。

 

後は可能な限り体を横にして過ごし、眠れる時間があれば眠るようにします。

 

ただし、寝たきりになると筋力が衰えたり血栓ができることがあるので、時々体を起こしてみましょう。

 

暇に感じてしまうかもしれませんが、産褥期は全ての機能が弱っているのでパソコンやスマートフォンの画面を見る時間も減らすようにしましょう。

 

1か月程度このように過ごしていると、少しずつ体が楽に動くようになるのを感じるようになります。

 

食事をきちんととることも体の回復を促すために必要なことですが、産褥期はキッチンに立つ時間も極力なくした方が良いです。

 

出前を取ったり、家族に作り置きをしておいてもらうなどのサポートが必要になります。

 

 

産褥期にやってはいけないこと

 

●外出

赤ちゃんが産まれると、いろんな人に赤ちゃんを見せようと外出してしまうお母さんも少なくありません。

 

しかし、外出すると当然体は疲れますし、ストレスも感じます。

 

外に出たいという気持ちもあるかもしれませんが、しばらくは必要最低限の外出に留めた方が良いです。

 

悪露が続いていると、貧血のリスクも高く外出中に倒れてしまう可能性もあり、たいへん危険です。

 

●食事を抜く

 

産褥期は体がだるいので、食事を摂るのもおっくうになりついつい食事を抜いてしまう事があります。

 

赤ちゃんのお世話だけでも疲れてしまって、食事の準備もしたくなくなりますよね。

 

しかし、産褥期は特に体力と免疫力が落ちているので食事で栄養を摂ることがとても大切です。

 

授乳をしているお母さんは、母乳を通して赤ちゃんに栄養を取られているのでさらに栄養が必要です。

 

骨を丈夫にするカルシウム、貧血を防ぐ鉄分、筋肉や血管・肌のハリを保つたんぱく質は一日の食事のどこかに取り入れることをおすすめします。

 

●不潔にする

 

産褥期は体を清潔を保つことも大切です。

 

ただし、免疫力が落ちて細菌感染のリスクが上昇しているため、湯船に浸かるのは避けてください。

 

入浴を再開して良いかどうかは、一ヶ月健診の際に医師からOKをもらって判断しましょう。

 

産褥期は精神的にも不安定になりやすい

 

出産後は、環境や自分の体調が大きく変わり精神的にも非常にナイーブになる時期です。

 

女性ホルモンの急激な増減も精神に大きな影響を与える理由のひとつです。

 

他人のちょっとした一言で深く傷ついてしまったり、何の理由もなく気持ちが沈んでしまうといった症状が起こります。

 

また、子育ては楽しいこともたくさんありますが一日中赤ちゃんの泣き声を聞いて、抱っこや授乳、おむつ替えなければいけないのでとても大変なのです。

 

我慢しているうちにどんどん精神的な落ち込みがひどくなり、子供に愛情を感じなくなったり他人や物に当たったりというような行動に出ることがあります。

 

最悪の場合、産後うつになってその状態から立ち直れなくなってしまう恐れもあります。

 

産褥期の精神的な落ち込みを防ぐためには、周囲のサポートが必要不可欠です。

 

しっかりもののお母さん程何でも一人で完ぺきにこなそうとしてしまいがちですが、子育ては母親だけの仕事ではありありません。

 

夫はもちろん、母親や兄弟、親戚、友人など頼れる人はどんどん頼って手伝ってもらいましょう。

 

現在は、民間のサービスで子育てを支援してくれるところもあるのでどうしても周囲の手助けが借りられない時はそれらのサービスを利用するという方法もあります。

 

また、電話で子育ての相談に乗ってくれる相談窓口が各自治体で設置されているため、それらを活用するのもおすすめです。

 

産褥期は、身体的にも精神的にも辛い時期ですが周りの助けを借りながら乗り越えることができれば、その後は元気に子育てに取り組むことができます。

 

産後に無理をしてお母さんの体に何かあったら一番困るのは赤ちゃんですよね。

 

赤ちゃんとの幸せな毎日のためにも産褥期には安静に過ごし、出産で疲れた体を回復させてあげてください。

 

わかば整体院では産後のお悩みに特化した施術をしております。

 

詳細はこちらをご覧ください。

 

危険!産後に抜け毛が増える原因

 

 

わかば整体院院長の須崎です。

 

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本日は『危険!産後に抜け毛が増える原因』について書いていきたいと思います(^O^)

 

産後に抜け毛が増える?

 

出産を終えてしばらくは、体が思うように動かなかったりバタバタと忙しく過ごしますよね。

 

生活が落ち着いて自分の体に目を向ける余裕が出てくると、抜け毛がやたら増えたことに気付く女性が多いです。

 

髪の毛をくしでとかした時に大量の髪の毛がくしに絡みついていたり、お風呂でシャンプーをした時にごっそりと髪の毛が落ちていたり…といった状況を見て不安やショックを受ける人がたくさんいるのです。

 

産後に抜け毛が増えるのは決して珍しいことではなく、多くの出産を経験した女性が通る道です。

 

出産はそれだけ大きな変化を女性の体にもたらすという事ですね。

 

出産による過度な抜け毛は、産後の体の回復とともに徐々に治まっていくのが通常なので、過度に心配しなくても大丈夫です。

 

出産から、1年を経過しても抜け毛が一向に改善しない…という場合は、別の病気が考えられるので一度医療機関で相談してみましょう。

 

産後に抜け毛がどうして増加するの?

 

出産が終わったあとに抜け毛が急増するのは、妊娠出産による女性ホルモンの変化が大きく関わっています。

 

髪の毛の量や質は女性ホルモンによる影響が大きく、女性ホルモンが活発な時は髪の毛もたくさん生えて艶のある美しい髪の毛を維持することができます。

 

しかし、何らかの理由で女性ホルモンが急激に減少したり、加齢とともに分泌量が減って来ると髪の毛の生えるスピードが落ちる、抜け毛が増えるといった現象が起こります。

 

女性の体は、妊娠すると赤ちゃんを産むための体へと変化するために必要な女性ホルモンをたくさん分泌します。

 

妊娠~出産までの期間で女性ホルモンがどんどん増えていき、出産時にピークを迎えます。

 

そのため、妊娠中に髪の毛の量が増えたり体毛が濃くなる女性も少なくありません。

 

そして、出産が終わると同時に女性ホルモンが一気に減少してしまうため、その影響を受けて抜け毛が増えるのです。

 

産後の抜け毛が気になり始めるのは、出産から13カ月経過したころです。

 

それに加えて出産による疲れ、ハードな子育てによる睡眠不足や栄養素の不足、環境の変化などによるストレスが女性ホルモンや自律神経に悪影響を及ぼし、抜け毛をさらに深刻化させてしまう恐れがあります。

 

 

産後の抜け毛は治るの?

 

産後の抜け毛は、妊娠出産に伴う女性ホルモンの変化と生活環境の変化によって起こります。

 

体の内側の変化は出産が終わり時間の経過とともに徐々に元に戻っていきます。

 

女性ホルモンが減ってしまったことが「抜け毛」の原因となってしまった場合、体が出産前の状態まで戻り女性ホルモンの分泌量も安定するためには産後半年~1年程度の時間を要するので、その程度の期間を目安抜け毛も落ち着くケースが多いです。

 

一方で生活の変化には本人だけでなく周囲の協力も必要不可欠です。

 

睡眠や栄養が十分に摂れない程の状態が続くのであれば、夫や家族、友人など頼れる人にできるだけ頼り、生活を安定させましょう。

 

女性は出産をしてお母さんになると、「私が赤ちゃんを守らなくちゃ!」「頑張って子育てしなければ!」と意気込んでしまい、自分1人で何とかしようとしてしまいがちです。

 

すると、ストレスも蓄積しやすくなり抜け毛をはじめとする体調不良も発生してますますストレスが溜まるという悪循環に陥ってしまいます。

 

 

産後の抜け毛を防ぐ方法

 

産後の抜け毛は、体が回復し出産前の状態まで戻ることによって改善していく可能性が高いです。

 

しかしながら、その間何の予防もしないでいると髪の毛の量が減ったままになってしまったり、白髪が増える、パサつきなどといった髪のトラブルが残る事もあります。

 

産後の抜け毛を予防・解消するためには以下のような方法があります。

 

◎栄養バランスが取れた食事

 

産後は、育児中心の生活になり食事時間が不規則になったり十分な栄養のある食事を摂れないなどの問題が起こりやすいです。

 

特に、授乳をしていると栄養不足になりがちなので栄養バランスのとれた食事を意識することが大切です。

 

栄養が足りていないと、髪の毛や頭皮への栄養も足りなくなります。

 

炭水化物やタンパク質はもちろん、脂質・ビタミン・無機質などをまんべんなく食べれるような食事内容にしましょう。

 

とくに海藻類は健康な髪の毛を作るために重要なミネラルを多く含んでいるため積極的に取り入れるのがおすすめです。

 

どうしても栄養が不足している場合には、サプリメントなどで補助してあげるのも効果的です。

 

◎睡眠をとる

 

出産が終わっても、赤ちゃんの夜泣きや授乳で十分な睡眠時間を確保できないという事も多いです。

 

睡眠不足になる事で、日々の疲れを回復することができず髪の毛を育てるホルモンも減少してしまいます。

 

さらに、睡眠が不十分だとストレスが蓄積し子育てにも悪影響が出ます。

 

夫や家族と交代で赤ちゃんを見るなどの工夫をして、最低でも一日6時間以上の睡眠をとるように心がけましょう。

 

◎ストレスを解消する

 

ストレスはホルモンバランスの乱れに繋がり、髪の毛の発育を妨げ、抜け毛がひどくなる原因となります。

 

産後しばらくは子育てにかかりっきりになりお母さんが多いですが、外出の機会や友人と話す時間が減少すると少しずつストレスが蓄積していきます。

 

体操やストレッチは家の中でも簡単に出来て、リフレッシュ効果が期待できます。

 

自分に合ったストレス解消法を見つけて、ストレスを溜めすぎない生活を送るようにしてください。

 

◎育毛効果のあるグッズを使う

 

最近では、女性向けの育毛シャンプーやトニックなどが発売されています。

 

育毛に効果的な成分が配合されているので、効率よく髪を増やすことができ、髪に優しい成分の商品が多いため健康で丈夫な髪を生やすことができます。

 

抜け毛が激しいと、見た目にも老けて見えるようになりますよね。

 

外見にマイナスの変化が起こるのは女性にとって深刻な問題です。

 

産後の抜け毛はある程度の期間が経過すれば落ち着いてくるものですが、自分にできる対策をしてできるだけキレイな髪を保ちたいですね。

 

わかば整体院では産後のお悩みに特化した施術をしております。

 

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産後にひどくなる頭痛について

 

 

わかば整体院院長の須崎です。

 

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本日は『産後にひどくなる頭痛について』について書いていきたいと思います(^O^)

 

産後の頭痛について

 

出産後にはいろいろな症状が現れるものですが、もともとあった持病が重くなったり、産前には何の症状も無かったのに出産後に急に慢性的な痛みや違和感に悩まされることがあります。

 

その中でも産後の女性に多い症状のひとつが「頭痛」です。

 

出産前から頭痛持ちだった人はその痛みが悪化する、頭痛の頻度が多くなるといった症状が出ます。

 

出産前に「頭痛になったことは一度もない。」という人は、産後急に頭に違和感や痛みが出現して苦痛に感じることも多いようです。

 

産後に頭痛がひどくなると、家事や子育て、仕事もままならなくなり生活に支障を来します。

 

頭痛はどの部分がどのように痛いのかによって対処法が違います。

 

間違った治療や対処をすると、かえって頭痛を悪化させる恐れもあるため、頭痛が気になる場合は専門医に相談してみましょう。

 

二種類の頭痛

 

頭痛には以下の二種類があります。

 

〇緊張型頭痛

 

頭全体が太い紐でギリギリと締め付けられているような痛みが特徴的なのが「緊張型頭痛」です。

 

緊張型頭痛は、いろいろな身体へのストレスが重なって起こりますが、特に肩や首への過剰な負荷が血流悪化に繋がりそれによって筋肉が緊張して痛みが発生します。

 

次の項目にあてはまる場合は「緊張型頭痛」の可能性が高いと言えるので、注意しましょう。

 

・頭全体が締め付けられるように痛い

 

・時間に関係なく痛みが続く

 

・肩こりや首コリがある

 

・頭の重さやクラっと立ちくらみを感じる

 

・お風呂に入ると症状が軽くなる

 

・我慢することができる(仕事や家事は可能)

 

・体全体が疲れてくると症状が重くなる

 

産後に緊張型頭痛を発症する女性は多いですが、その理由は産後の生活習慣の変化にあります。

 

子育ては子供を産んだその瞬間からスタートするため、お母さんに休む時間はありません。

 

毎日のように子供を抱っこして、家事をして、おむつを替えて…といった生活をしていると筋肉疲労がどんどん溜まっていき、血流も悪くなります。

 

環境が変わったことによるストレスも、体を緊張させて緊張型頭痛の悪化に繋がります。

 

〇偏頭痛

 

片頭痛は、血管が膨張しその血管が周囲の神経を刺激することに起こる、こめかみがズキズキと脈打つように痛む頭痛です。

 

片頭痛には以下に挙げるような特徴があるため、当てはまる人は片頭痛の症状が出ている可能性があります。

 

・こめかみの左右どちらかが脈打つように痛む

 

・気持ち悪さや吐き気があり、ひどい時には嘔吐する

 

・光や大きな音を聞くと痛みがひどくなる

 

・体を動かすと痛みが強くなる

 

・我慢できないほどの強い痛み

 

・じっとしているほうが痛みは和らぐ

 

これらの症状に加えて頭痛が始まる前兆として目の前がチカチカと点滅するような光を感じることがあり、これを「閃輝暗点」といいます。

 

閃輝暗点は片頭痛の特徴的な症状のひとつなので、医療機関での診断の際に閃輝暗点の有無を聞かれることがあります。

 

片頭痛はホルモンの影響を受けて症状がひどくなることが多いので、妊娠出産における女性ホルモンの増減が片頭痛の発症を誘発する可能性はあります。

 

出産前後は女性ホルモンのひとつである「エストロゲン」の増減が、片頭痛を引き起こす大きな原因のひとつになり得るのです。

 

出産の影響による頭痛

 

◆骨盤の歪み

 

女性は、妊娠することで女性ホルモンがたくさん分泌されるようになります。

 

その中でもリラキシンは出産に大切なホルモンです。

 

赤ちゃんの成長に合わせて骨盤が徐々に開き、出産時にマックスまで大きくなって産後は徐々に元の状態に戻っていきます。

 

しかし、この戻っている時の骨盤はゆるゆるになっているので、簡単に歪んでしまいます。

 

産後の骨盤の歪みが背骨や肩の歪みに繋がり、そこから血流が悪化していくために頭痛が起こることは少なくありません。

 

骨盤の歪みによる頭痛は、歪みを整えることで改善することができます。

 

◆女性ホルモンの増減

 

女性は片頭痛持ちの人が多いと言われており、特に生理前から生理中に片頭痛が現れがちです。

 

これは、女性ホルモンである「エストロゲン」の分泌量が影響しています。

 

生理前や生理13日目はエストロゲンがぐっと減るため片頭痛が発生しやすいのです。

 

そして、出産が終わるとそれまで出産のために急激に増えていた女性ホルモンが一気に減少します。

 

このホルモン量の急な変化が重い片頭痛を起こす引き金となるのです。

 

産後の片頭痛の対処法

 

片頭痛が起こった時は、とにかく安静にして暗く静かな場所で体を休めることが大切です。

 

体をリラックスさせようとお風呂に入ってしまう人がいますが、片頭痛の場合は血管が拡張してるため入浴は余計に血管を広げてしまう恐れがあります。

 

逆に、患部を冷やすことで血管が収縮し、痛みを抑える効果が見られることがあります。

 

また、チョコレートやチーズ、ハムなどは片頭痛の誘因因子になり得ると言われているので、片頭痛の危険性がある時は摂取を控えましょう。

 

さらに、片頭痛は睡眠と大きく関係していると言われており睡眠時間が不規則になると偏頭痛が発生しやすいというデータもあります。

 

休みの日に寝だめをしたり、徹夜をするのは避け、できるだけ睡眠時間を一定に保つことで片頭痛を予防できます。

 

痛み止めを飲むと症状が楽になりますが、授乳中は痛み止めの種類によっては服用ができないので、一度医師に相談してみましょう。

 

産後の緊張型頭痛の改善方法

 

緊張型頭痛は、全身の血流が悪くなり筋肉が硬くなることで起こります。

 

同じ姿勢を何時間も続けたり、重い物を持つ人、冷えやすい人、ストレスが多い人がなりやすい頭痛です。

 

このような頭痛を改善するためには、血流を良くして筋肉をほぐしてあげましょう。

 

片頭痛の対処法では避けた方が良い入浴ですが、緊張型頭痛の場合は筋肉の緊張を緩める効果があるので入浴はおススメです。

 

できれば毎日、首までしっかりと湯船に浸かりたいところですが、それが難しい人は蒸しタオルを首周りに置くのも血流の改善に効果的です。

 

運動不足による筋肉の硬化も緊張型頭痛の原因となるため、運動やストレッチを一日一回どこかで取り入れると良いですね。

 

その他、マッサージで血流を促すという方法もあります。

 

産後の女性は体も環境も大きく変化し、その変化に対応するのは想像以上に大変です。

 

長期的に続く頭痛は、命に関わるような重大な病気の可能性もあるので専門機関を受診してください。

 

わかば整体院では産後のお悩みに特化した施術をしております。

 

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周囲に迷惑も!産後ハイに注意!

 

 

わかば整体院院長の須崎です。

 

ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

本日は『周囲に迷惑も!産後ハイに注意!』について書いていきたいと思います(^O^)

 

そのハイテンション…産後ハイかも!

 

子どもを産むと女性の体には大きな変化が起こりますが、体の症状だけでなく精神的な面でも出産前とは違う状態になる事があります。

 

出産後にやたらテンションが高くなっている人を見かけたことはありませんか?

 

「子供を産むという大仕事をしたんだから喜ぶのは当然じゃない?」「テンションが高くて明るいんだから暗いよりは良いでしょう。」という意見もありますよね。

 

もちろん、子供が生まれるのはとても喜ばしいことですし、出産は人生で最大の幸せを感じられるイベントとも言われているのでテンションが高くなるのも当たり前かもしれません。

 

しかし、そのハイテンションが長く続いたり、異常なほど高いテンションだと周囲の人に迷惑がかかることもありますし、何よりも産後の体に大きな負担がかかります。

 

こんな症状があったら産後ハイかも!

 

産後ハイは、テンションが高く元気という点以外に目立った問題点が見つからないため、周囲も本人も産後ハイになっていることに気付かないことが多々あります。

 

次の項目にあてはまるものがあれば、産後うつになっている可能性が高いです。

 

◆子供を産んだ喜びを誰にでも話す

 

出産が喜ばしい出来事なのは確かですが、その喜びを爆発させて友人や知り合いに話し続けるのは周囲に不快感を与えることになり兼ねません。

 

聞かれれば話せばよいですが、冷静さを失わないようにしましょう。

 

◆出産の苦労や子育ての大変さをしつこいくらいに話す

 

出産の苦しみ・痛み、子育ての悩みなどを誰かに話すのはストレス発散のためにも必要です。

 

ただし、会うたびにそのような話ばかりをしていると自慢しているようにも聞こえてしまい、聞いている方もうんざりしてしまうので注意してください。

 

◆眠れないもしくは眠りが浅い

 

産後ハイの大きな特徴として、体の興奮状態がおさまらず不眠状態になるケースが多いです。

 

また、赤ちゃんの将来や子育てについて悶々と悩んでしまい眠りが浅くなってしまいます。

 

このような状態が続くと、子育てはもちろん普段の生活もままならなくなる恐れがあります。

 

◆子供の名前をキラキラネームにする

 

子どもの一生を左右することになるかもしれない名づけですが、産後ハイでテンションが高く冷静な判断ができない時に名前を付けると、後から「あれ?」と思うような名前を付けてしまう恐れがあります。

 

◆じっとしていることができない

 

産後すぐに家事を頑張ったり、赤ちゃんを連れて出かけたりアクティブに動き回ってしまう人がいます。

 

出産後は体が疲れ果てているはずなので、しっかり休ませなければ回復が遅れてその後の体調不良に繋がります。

 

じっとしていることができなかったり、周りから「休みなさい」と指摘されたら産後ハイになっている可能性を考えましょう。

 

◆他人に子供を産むことを周囲に勧める

 

自分の経験を語り、未婚の人や子供がいない人に子供を産むことを勧めるのはいけません。

 

世の中には、子どもが欲しくてもできない人もたくさんいるので、その人を傷つけてしまう事があります。

 

産後ハイの間にこのような行動を繰り返し、気が付いたら周りの友達がみんな離れていたという事もあるのです。

 

 

産後ハイになるのはどうして?

 

産後ハイになる理由は大きく分けて「ホルモンバランスの変化」と「妊娠出産による体の変化」「睡眠不足や育児の疲労」の3つです。

 

まず、「ホルモンバランスの変化」について。

 

女性の体は妊娠することで変化することは皆さんご存知だとは思いますが、その中でもエストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンが急激に増加し、出産に向けてどんどん増えていきます。

 

そして出産が終わると同時にこれらの女性ホルモンが一気に減少します。

 

このようにホルモンの増減が激しくなるとその影響を受けて、自律神経が乱れて極度の興奮状態になり、結果的に産後ハイになってしまうのです。

 

このホルモンバランスの乱れによる自律神経の変化は産後うつを引き起こすこともあります。

 

続いて、「妊娠出産による体の変化」も産後ハイの原因のひとつです。

 

妊娠すると赤ちゃんの成長に伴って子宮が大きくなり、外見的にもお腹も膨らんでいきます。

 

さらに、筋肉の付き方や骨盤の形も変化し出産が終わると徐々に元の体型に戻っていきますが、この体の大きな変化がお母さんの精神状態を不安定にし、産後ハイに繋がる恐れがあります。

 

そして妊娠中の悪阻や体型の変化によって熟睡できなかったり、産後の育児で眠れない日々が続くと睡眠不足が原因で脳が興奮状態になって産後ハイの原因になってしまいます。

 

 

産後ハイは産後うつの危険がある

 

一見、元気そうに見える産後ハイですが、産後ハイをそのまま放置しておくと産後うつになってしまう危険性が潜んでいるのです。

 

なぜなら、産後の女性の体は疲れ切ってボロボロになっているので、ある程度休憩をして体を休めなければいけないのですが、産後ハイになっていると脳が興奮状態なのでやたら元気に動き回ってしまいます。

 

すると次第に体も心も疲労が溜まってしまい、突然電池が切れたようにうつ状態になってしまう事が少なくありません。

 

子どもが生まれたことで喜びを爆発させているお母さんや、まじめすぎる性格の人はこのような事態に陥りやすいので注意が必要です。

 

産後ハイを防ぐためには

 

産後ハイは、自覚することが難しいので周囲の人が気付いて指摘してあげることが重要です。

 

産後ハイを防ぐために最も心掛けるべきことは、無理をしないという事です。

 

産後ハイになっていると、疲労感や痛みを感じにくくなっているため頑張り過ぎていることに気が付かず体が悲鳴を上げるまで無理をしてしまいます。

 

出産後の体は疲れているという事を自覚し、本人が分かっていない場合は周囲が指摘してあげて、体を休ませるよう促してあげましょう。

 

また、子供の名前ですが出産前に名前を考えておくことをおすすめします。

 

どうしても出産後は子供が生まれた喜びで、冷静な判断ができなくなっているため、落ち着いて考えられる時に名前を考えておきましょう。

 

そして、出産をすると生活が子ども中心になってしまうのは仕方がないことではありますが、趣味を楽しんだり一人になる時間を作ることが大切です。

 

このような時間を取ることで、育児を楽しむこともできますしストレスに潰されてしまう可能性も低くなります。

 

「自分1人で頑張らなくちゃ!」と考えてしまわず、周囲に相談したり素直に甘えたりしてください。

 

出産前に、産後ハイや産後うつの可能性・症状について話し合っておくことで家族も周りの人もサポートしやすくなります。

 

 

わかば整体院では産後のお悩みに特化した施術をしております。

 

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産後の骨盤歪みをセルフチェック

わかば整体院院長の須崎です。

 

ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

本日は『産後の骨盤歪みをセルフチェック』について書いていきたいと思います(^O^)

 

産後、骨盤が歪みやすい理由

 

女性は妊娠すると、ホルモンバランスが大きく変わります。

 

その中でも「リラキシン」は、出産に向けて分泌量が多くなっていき、出産時に赤ちゃんが出てきやすいように産道周りの筋肉を緩めてくれるのです。

 

リラキシンが分泌されないと、難産になってしまうなど、とても大切な女性ホルモンの一つだ言えます。

 

「リラキシン」の分泌は産後23日で止まりますが、関節や靭帯がゆるみやすい「リラキシン」の影響は半年程残ると言われています。

 

出産のために開いた骨盤は、出産が終わった3か月~4か月と時間をかけて元に戻っていくのですが、その間も関節や靭帯のゆるみやすい状態は続いています。

 

お母さんがたくさんの赤ちゃんグッズを詰め込んだ大きなマザーズバッグをいつも同じ腕や肩だけに下げたり、慣れない赤ちゃんの授乳の際に胡坐(あぐら)をかいていたり、イスに座る時にどちらかの足を組むのが癖になっていたりすると、骨盤が元の位置に戻るどころか、歪んだ形で固定してしまうのです。

 

また帝王切開での出産の場合、分娩による骨盤の開きはありませんが、お母さんの体で起こる出産に向けての準備は経膣分娩の場合と全く同じなので、「リラキシン」の影響での関節や靭帯のゆるみ、骨盤の開きは同じように起きてしまいます。

 

帝王切開でのケースでは、矯正下着や骨盤矯正ベルトなどを使う場合は、お母さんの腹部や子宮の傷や痛みが癒え、産婦人科医からの許可を得られてからということになります。

 

体の痛みをかばいながら無理な姿勢で赤ちゃんの世話をするうちに、骨盤に歪みが生じてしまうことも少なくありません。

 

帝王切開による出産の場合も、産後の骨盤の歪みには同じように注意が必要ですので、覚えておきましょう!

 

あなたの骨盤の歪みをセルフチェック

 

骨盤の歪みの細かな状態については専門家の診断が必要ですが、歪みの可能性については簡単なセルフチェックでも確認することができます。

 

1つでも当てはまる項目があったら骨盤に歪みが生じている可能性が考えられます。

 

日常生活からセルフチェック

 

・気が付くといつも同じ腕で赤ちゃんを抱っこしている

 

・スカートやパンツをウエストサイズに合わせて選ぶとヒップがきつい

 

・両肩の位置、腕の長さ、ウエストライン、ヒップの高さが左右で違う

 

・椅子に座るときは足を組む、床に座るときは横座り、ぺたんこ座り、体操座りが落ち着いて体も楽である。

 

・何をしてもよくならない肩こり、腰痛、に悩まされている

 

・生理不順、生理が重い、ひどい生理痛などに悩まされている

 

・姿勢が悪いと言われることが多くなった。

 

体の動きからセルフチェック

 

◎片足立ち 

 

目を閉じて10秒以上片足で立ち続けることが難しく、バランスを崩して倒れてしまう場合

 

◎その場足踏み

 

足元に目印をつけておき、目を閉じてその場で30回足踏みをし、足踏みを始めた位置か

30cm以上動いている場合

 

◎イスに座り、足を組んでみる

 

イスに座り左右の足を交互に組んだ時、どちらか一方を組みにくいと感じた場合

 

◎仰向けに寝る

 

足の力を抜いて仰向けに寝た時に、足先の倒れ方が左右で違う場合

 

ケースによって症状に違いが出る骨盤の歪み

 

「骨盤の歪み」は、骨盤のずれの向きや歪みの方向により大きく3つに分類できますが、歪みの種類により現われる症状にも違いがあります。

 

◎骨盤の前後の歪み

 

骨盤が前傾(骨盤が中心から前に倒れる)すると、反り腰・ひどい腰痛・背中のハリ・便秘・生理痛・腿のハリ・下腹の出っ張り・たれ尻になりやすいと言われています。

 

骨盤が後傾(後ろに倒れる)すると、猫背・首のこり・胸が垂れる・ポッコリお腹・下半身の代謝悪化による下半身太りが起きやすいと言われています。

 

◎骨盤の左右の歪み

 

骨盤が左右に傾いていると、肩こり・腰痛・腰のくびれの高さが左右で異なる・むくみやすい・O脚になりやすいと言われています。

 

◎骨盤の上下の歪み

 

お尻の筋肉がゆるむことでお尻が垂れたり、お尻の肉がたれてきて太ももまで太くなったりすることがあります。

 

足の長さが左右で違ってしまうことから、長時間の歩行や立ち仕事でひどい腰痛を引き起こすことがあります。

 

骨盤の歪みを放置していると、筋肉のバランスがおかしくなってしまい、血流やリンパの流れが悪くなってしまうので、その結果全身の新陳代謝の低下を招きます。

 

新陳代謝の低下は体調を崩すだけでなく、肌荒れ、シワ、たるみの原因となり、肥満やスタイルの崩れを引き起こす原因にもなってしまいます。

 

又、骨盤が歪んでしまうことで神経を圧迫し、坐骨神経痛、恥骨の痛みなどが現われることもあります。

 

産後の骨盤の歪み対策は産後6か月までに!

 

骨盤の歪みを治す方法は矯正下着からベルト、エクササイズなど様々な解消法が考えられています

 

赤ちゃんの世話をしながら、筋力をつけるためのストレッチを毎日欠かさずすることは難しいですが、ベッドに入るときに気軽に簡単に続けられる運動だけでも続けてみることは大切です。

 

骨盤の歪み対策に効果的な運動やストレッチは、インターネットを検索すればたくさん出てきますし、産後の骨盤矯正に関する書籍も多数あるので、自分に合った方法を見つけて始めてみましょう。

 

また、自分1人で進めようとするのではなく産後の女性の体の変化について夫をはじめとする家族に理解してもらい、協力を得ながら進められるとストレスも少なく前向きに取り組むことができます。

 

産後の骨盤の歪み対策は、女性ホルモン「リラキシン」の影響で骨盤にゆるみが残っている産後6か月までに骨盤矯正を始めることで、効果が現われやすくなります。

 

腰痛や背中・肩・首などにコリや痛みが出ているような状態で、安易な自己判断によるストレッチや筋力トレーニングをすることが、症状の悪化につながることもあります。

 

産後の骨盤の歪みによる様々なトラブルは、医療機関で専門家の診断の下、適切な時期に適切な治療を開始することが何よりも大切です。

 

わかば整体院では産後のお悩みに特化した施術をしております。

 

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産後の腰痛を悪化させる習慣

わかば整体院院長の須崎です。

 

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本日は『産後の腰痛を悪化させる習慣』について書いていきたいと思います(^O^)

 

産後ママを悩ませる「腰痛」

 

妊娠中、大きくなったお腹を支えるために、ママの腰や背中には大きな負担がかかっていました。

 

妊娠中の腰や背中への負担は、産後に適切なケアをせずに放置すると、腰への大きなダメージとなり、産後腰痛を長引かせる大きな原因になります。

 

そんな腰痛の原因の一つにもなりかねないのが、出産に向けてたくさん分泌がされるようになる「リラキシン」。

 

この「リラキシン」が持つ産道周りの関節や靭帯、筋肉をゆるめる働きのお蔭で、赤ちゃんはママのお腹の中から出てきやすくなるのです。

 

「リラキシン」の分泌は産後数日で止まり、出産のために開いた骨盤は産後3か月から4か月のうちにちょっとずつ元の位置に戻っていくのですが、「リラキシン」の影響は半年程残り、その間も関節や靭帯のゆるみやすい状態は続いています。

 

ママになったばかりの女性たちは、関節や靭帯がゆるみやすい中で赤ちゃんを抱っこしたり、授乳をしたりなどの育児を始め、ゆっくりと休む時間もないほどの忙しい毎日を送ることになるのです。

 

赤ちゃんを抱きかかえる、おむつを替える、ベビーカーを覗きこむなど、育児は腰に大きな負担がかかる中腰の姿勢を取ることも多くなります。

 

またたくさんの赤ちゃんグッズを詰め込んだ大きなマザーズバッグをいつも同じ腕や肩だけに下げたり、慣れない赤ちゃんの授乳の際に胡坐(あぐら)をかいていたりすると、骨盤は元の位置に戻るどころか歪んだ形で固定してしまうのです。

 

腰痛を自覚しながら、産後の忙しさから腰痛の治療や骨盤のケアを後回しにしてしまうことも、産後の腰痛をさらに悪化させ、長引かせる要因です。

 

産褥期と呼ばれる産後1か月の間にしっかりと体を休めず動き回ったり、骨盤がもとに戻る産後34か月の間に上のお子さんの面倒や、職場復帰などでゆっくりする時間もないまま骨盤の歪みにつながるような悪い姿勢が続けたりというようなことがあると、産後の腰痛は慢性化する恐れも出てくるのです。

 

産後の腰痛を悪化させる「いけない習慣」

 

日常生活の中での無意識の行動にも産後の腰痛を悪化させる習慣があると言われています。

 

◎長時間同じ姿勢で過ごす

 

産後間もない時期に職場復帰を果たされた頑張り屋のママも、腰痛に悩んでいる方は少なくありません。

 

職場ではデスクワークで、1日中パソコンの前に座ったままということはありませんか?

 

1日中立ち仕事をしている、長時間腰を曲げて作業をするなども同様で、同じ姿勢を長時間続けると、体の特定の部分にだけ負担がかかることになり、負担のかかる部位を痛めてしまう危険性が高くなるのです。

 

◎重いものを勢いつけて一気に持ち上げる

 

ベビーベッドに寝ている赤ちゃんを抱き上げる時に、中腰姿勢で一気に抱え上げるということはありませんか?

 

腰を高い位置に置いたまま上半身だけで抱き上げようとすると、腰に大きな負担がかかり腰痛の原因になったり、ぎっくり腰を引き起こしたりということも考えられます。

 

◎体を冷やす

 

気温の高い季節になり、1日中クーラーの効いた部屋で過ごす、薄着で過ごす、湯船に浸からずシャワーだけで済ますということが多くなっていませんか?

 

冷えにより血行が悪くなると、乳酸などの疲労物質が筋肉に留まってしまい、腰痛の痛みやだるさの症状が悪化してしまうのです。

 

その痛みが更に筋肉を硬くし、さらに血流を悪化させる悪循環ができてしまいます。

 

◎ストレスフルな毎日

 

慣れない育児、授乳により十分な睡眠時間を確保できない毎日を送るママはストレスを解消することも難しくなります。

 

あまりに大きなストレスは自律神経を乱し、交感神経と副交感神経の2つの分泌する量が崩れることから、体に様々な悪影響がでて、腰痛の悪化を引き起こします。

 

◎イスに浅く腰かける、イスに座る時に足を組む

 

イスに浅く腰かけると、前屈みの猫背になりやすく、猫背の姿勢は骨盤の歪みを引き起こします。

 

腰痛に加えて、血管や神経を圧迫することから脊髄にも悪影響を及ぼし、筋肉や椎間板、関節などにさらなる問題を引き起こすことも考えられます。

 

◎体に合わない枕やマットレスを使う

 

ゆっくり寝たはずなのに、朝目覚めると腰や背中が痛いということはありませんか?

 

枕やマットレスが体に合っていないと、睡眠中の体を支えることができずに腰痛の悪化を招きます。

 

産後の腰痛を解消する為に

 

◎長時間同じ姿勢を続けない

 

長時間同じ姿勢が続くような作業の場合は、腰痛の予防のためにも一定時間の作業が続いたら必ず体を休め、姿勢を変えるための作業休止時間を作ることが大切で、作業の効率を考えるうえでも効果的です。

 

外出もままならない子育て中のママは、寂しさを解消するため赤ちゃんが寝てしまった後スマートフォンでSNSに夢中になることがあるかもしれません。

 

長時間スマートフォンを見続ける姿勢も腰痛悪化につながるので、気を付けましょう。

 

◎赤ちゃんを抱きあげる、荷物を持ち上げる

 

膝を曲げることを意識して、体を赤ちゃんや荷物に近づけた状態で抱き上げるようにすると腰にかかる負担が減ります。

 

重い荷物など、勢いをつけて一気に持ち上げることがないように注意が必要です。

 

◎湯船に浸かってストレスを解消しながら血行促進

 

ほんの短い時間でも湯船に浸かることで、全身が温まって血行が良くなると、腰痛の解消につながります。

 

また、香りのいいお気に入りの入浴剤を入れれば、ホッと一息付けてストレスの解消にもつながります。

 

◎寝返りの打ちやすいマットレス、枕を選ぶ

 

寝返りを打つことで体の歪みが修正され、筋肉が動かされることで体の柔軟性も保たれるので、同じ姿勢が長時間続く睡眠中には「寝返り」が大切です。

 

体が沈み込むような柔らかいマットレス、頭が沈むほど柔らかい枕は、身動きがとりにくくなって寝返りが打ちづらく、腰に負担がかかります。

 

体に合った適度な硬さを持つマットレス、枕を選びましょう。

 

 

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産後ダイエットの敵!便秘を解消

わかば整体院院長の須崎です。

 

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本日は『産後ダイエットの敵!便秘を解消』について書いていきたいと思います(^O^)

 

産後に便秘が多くなる理由

 

大腸に長時間便が留まると、悪玉菌から有害なガスが発生し、腸内に毒素が溜まることによって血行が悪くなり、全身の代謝が悪くなります。

 

代謝が悪くなると、体内に取り込んだ食物を体の中で燃やしたり(エネルギーに変換する)、体の外に排出したりすることが難しくなり、むくみや体重の増加を引き起こします。

 

多くの産後女性が便秘に悩まされていて、便秘が産後ダイエットを邪魔する大きな壁の1つになっているのです。

 

便秘を引き起こす原因は様々ありますが、「産後の便秘」の原因はいくつかに絞られます。

 

①出産での傷口が怖くて、上手く排便できない

 

初産のお母さんには「会陰切開」も多くみられ、その傷が怖くて排便を我慢してしまうことから便秘になってしまうことが少なくありません。

 

また、妊娠中から出産を通して痔で悩まされるお母さんも多く、痛みを気にして上手く排便できない場合も益々便秘をひどくしてしまいます。

 

②「肛門括約筋」のダメージ

 

肛門を開いたり閉じたりする筋肉「肛門括約筋」に、出産の長時間にいきみにより大きな負担がかかり、筋肉の働きが弱まってしまい、便を押し出す力が弱まったり、逆に自分の意志に反して出てしまったりということがあります。

 

③腸の水分不足

 

出産後、1日に作られる600mlから800mlの母乳のために、お母さんの体内からは1リットルの水分が奪われています。

 

成人女性が1日に必要な水分量は2リットルと言われているので、授乳中には3リットルもの水分を取り入れる必要がありますが、毎日3リットルの水分を取ることは難しく、不足が出ると体内の水分が奪われ便が硬くなり、便秘の原因となってしまいます。

 

④育児疲れとストレス

 

赤ちゃんの世話や、お母さんの睡眠時間が削られる「授乳」など、体が妊娠前の状態に戻らないうちから始まる慣れない生活でお母さんは疲れ切ってしまいます。

 

また、不規則で慣れない生活がストレスとなり、ホルモンバランスが崩れて腸内環境が悪化し、便秘を引き起こしたり、お母さんの感じるイライラした気持ちが神経を緊張させ腸の筋肉を硬くし、さらなる便秘の原因になったりします。

 

⑤ 運動不足

 

妊娠中から出産後にかけての運動不足により、腸の働きが弱まることも便秘の原因です。

 

産後に多くみられる便秘には出産後特有の原因があるので、時間の経過とともに便秘が解消されていくケースもありますが、体の状態が戻るまでの間に便秘が癖になり、便秘が他の体調不良を引き起こすこともあります。

 

赤ちゃんの世話など忙しい毎日ですが、自分の体の状態をしっかり見つめることは体調を維持するために大切なことです。

 

便秘は3つのタイプ

 

産後に多くみられる便秘は3つのタイプに分けられるので、それぞれのタイプに合った対処法が必要になります。

 

◎痙攣性便秘

 

疲労や過労、ストレスが原因で、強い便意と腹痛を伴いますが、排便される量は少なく残便感が消えない人もいます。

 

便秘から下痢へと交互に起きることがあります。

 

消化の悪い物、冷たいもの熱すぎる物、香辛料など腸への刺激の強い食べ物は避けるように心がけましょう。

 

また便秘にいいと言われる食物繊維も、エリンギ・えのき・インゲン豆・切干大根・アーモンドなど不溶性食物繊維と呼ばれる物は却って便を硬くしてしまうので、アボガド・オクラ・山芋・納豆・昆布・わかめなどの水溶性食物繊維と呼ばれる物を摂るようにしましょう。

 

又、便が硬くならないように水分を取る場合は常温で、カフェインが含まれないミネラルウォーター、ルイボスティーなどがおすすめです。

 

紅茶やコーヒーなどは利尿作用があり、さらに体の水分が奪われてしまいます。

 

◎弛緩性便秘

 

トイレに行くのをつい我慢してしまう、腹筋が弱い、普段から運動をしないことなどが原因で、お腹に張りが出て苦しくなることもあります。

 

慢性的な便秘の中では最も多いタイプで、全体的に食物繊維が足りていないことが原因というケースもあります。

 

◎直腸性便秘

 

トイレに行くことを我慢する、下剤や浣腸の乱用などが原因とされており、直腸まで便は降りてきていても、便意を感じないというケースが起こります。

 

大きくて硬い便になります。

 

まずは小まめな水分補給が大切ですが、腸に刺激を与えることも大切で、朝、腸の蠕動(ぜんどう)運動を促すためにも目が覚めた時にコップ1杯の水を飲むことも効果的です。

 

薬を飲まずに便秘を解消する生活習慣

 

授乳中の薬の服用をできる限り避けるためにも、毎日の生活習慣から便秘にならない様に心がけましょう

 

◎1日に1回はトイレタイムを作る

 

赤ちゃんが心配で、ゆっくりとトイレに入ることもできないばかりか、便意を感じても我慢してしまうお母さんも少なくありません。

 

お母さんが体調を崩してしまったら大変です!

 

体調を整える意味でも、1日に1回はトイレタイムを設けて、ゆっくりとリラックスすることは便秘の解消にも有効です。

 

又、出産時の傷口は肛門とは離れていて、排便のいきみ程度で傷口が更に広がることはありません。

 

産後すぐは傷口の痛みがありますが、痛みも次第に消えていくので、排便の際傷口を心配し過ぎる必要はありません。

 

◎規則正しい食生活を送る

 

忙しい毎日に自分のことを全て後回しにしてしまい、食事を簡単に済ませてはいませんか?

 

朝食後のスムーズな排便は1日の生活リズムを作るので、眠っている腸を目覚めさせる朝食は特にゆっくり、しっかりと食べる必要があります。

 

(便秘を悪化させる食材)

 

食物繊維を含んだ食材が便秘の解消に効果的であることは知られていますが、一方で便秘を悪化させる食材があることを知っていますか?

紅茶、コーヒー、赤ワイン、ビール、クルミ、ヘーゼルナッツ、チョコレートなどに多く含まれるタンニンです。

 

タンニンは鉄分と一緒に取ると、鉄分の吸収を邪魔する働きがあるので、妊娠中貧血に注意していた方はご存知かもしれません。

 

また、消化吸収に特に優れた肉類に偏った食事は便の量が減少してしまうので、便秘を悪化させます。

 

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産後の腹直筋離開って?

わかば整体院院長の須崎です。

 

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本日は『産後の腹直筋離開って?』について書いていきたいと思います(^O^)

 

気づかないうちにも腹直筋離開は起きている?

 

アスリートやダンサーの鍛え上げられた腹筋がきれいに6つに割れてみえる状態は「シックスパック」と呼ばれますが、シックスパックの丁度中央部分には「白線」という腱があります。

 

この腱がゆるんで腹直が2つに分かれてしまう状態を「腹直筋離開(ふくちょくきんりかい)」と言います。

 

骨盤矯正のブログでは何度も登場する女性ホルモン「リラキシン」は妊娠中に分泌が増え関節や靭帯をゆるめます。

 

この「リラキシン」の作用のお蔭で分娩がスムーズに進行するのですが、腹直筋の中央にある「白線」もリラキシンの作用で同じようにゆるんでしまうのです。

 

白線がゆるむと妊娠で大きくなった腹部の膨らみを支えきれず、腹直筋が白線を境に離れてしまうことがあります。

 

おへそを中心として腹直筋が縦にパックリと裂けてしまうことが「腹直筋離開」です。

 

モデルさんの様に細い体、腹筋の薄い人、腹筋の弱い人など、全体的に筋肉量の少ない人に起こりやすく、本人に自覚がない場合も含めると妊娠後期から出産直後には多くの人が「腹直筋離開」を起こしていると言われています。

 

妊娠中の腹直筋離開は分娩時の回旋異常、逆子、微弱陣痛、前期破水などを引き起こす要因になると言われますが、産後の腹直筋離開もママにとって様々な辛い症状を引き起こします。

 

産後の「腹直筋離開」、辛い症状

 

腹直筋は胸の下あたりから骨盤の恥骨部分まで、お腹の前側を縦に広く覆っている筋肉で

お辞儀をする時に体を前に倒す前屈、身体を横に倒す側屈、身体をねじる回旋運動などの動作で使われます。

 

またお腹の中の臓器を守り、臓器の位置を固定し腹圧を維持する役目もあります。

 

分娩だけではなく日常生活の中でも排便、嘔吐、咳など腹圧を高める時に腹直筋が強く作用します。

 

腹直筋離開はすぐに自覚できるものではなく、離開にともなう様々な症状から気づく場合がほとんどです。

 

・お腹がポッコリと出っ張っている

 

妊娠期間に大きなお腹に引っ張られて伸びきった皮膚のたるみ、大きくなった子宮、胎児の影響で押しやられていた胃、腸などの内臓の戻り具合により、通常でも産後すぐにはママのお腹は妊娠前の様にすっきりとは戻りません。

 

しかし、出産後も妊娠中と同じくらいお腹が出っ張っている場合は腹直筋離開の疑いがあります。

 

これは臓器の位置を固定している腹直筋の離開によって、内臓下垂が引き起こされたことが原因です。

内臓下垂とは内臓があるべき位置より下がってしまう状態で、胃が下がれば「胃下垂」、腸が下がれば「腸下垂」と呼ばれます。

 

下垂した内臓は、骨盤部分から下に落ちることはありませんが、下腹に集中して内臓が溜まってしまいます。

 

つまり、ぽっこりお腹の正体は皮下脂肪ではなく、内臓がこの部分まで落ちてきてしまったことが原因でもあるのです。

 

・お腹に力が入りづらく、便秘が続く

 

腹直筋が薄く引き伸ばされている状態でお腹に力が入らず、排便が難しくなり便秘になります。

 

尿漏れが気になる場合もあります。

 

・腰痛、背中、肩こりが悪化する

 

良い姿勢を保つことができず腰に負担がかかるので、腰痛が悪化します。

 

お腹に力が入らず、姿勢も悪くなることから、背中や肩に負担がかかりコリや痛みがひどくなってしまうのです。

 

・体調不良

 

内臓下垂は血行不良による体の冷えや消化不良などの原因になり、体質の変化や体調不良を引き起こします。

 

「腹直筋離開」を自分で見つけることはできるのでしょうか?

 

腹直筋離開には痛みなどの自覚症状がないために、そのまま放置されていることも少なくありません。

 

出産後、ひどい腰痛やこれまでになかった体調不良に悩まされて、初めて腹直筋離開に気づく場合もあります。

 

また、20歳代での腹直筋離開の影響が60歳代になって腰椎や脊椎に関する症状として出てきたという症例もあります。

 

腹直筋離開は医療機関での診断でお腹を触るとすぐにわかりますが、自分でも簡単にチェックすることができます。

 

①仰向けになり腰幅に足を開き、膝を曲げます。

 

②軽く頭を持ち上げて、おへそを見るようにします(腹筋に力が入るように)

 

③その状態を保ったままお腹の真ん中、おへその上側、下側に指を当ててみましょう

 

お腹の真中に隙間がある、当てた指がお腹の中にズボッと差し込めるといった場合は腹直筋離開が起きている可能性が高くなります。

 

また、妊娠中キレイな丸い形のお腹ではなくゴツゴツとしたいびつな形であった場合、出産後ポッコリお腹がいつまでも元に戻らない、おへその周りがシワシワにたるんでいる、お腹に力が入らないといった腹直筋離開の典型的な症状がある場合も離開が疑われます。

 

腹直筋離開はおへその上下現われた黒い線が産後6か月程で消える「軽度」、出産直後でもお腹が妊娠中と変わらない状態で出っ張っている「中度」、出産後3か月以上がたってもお腹の出っ張りが全く解消されない「重度」に分類されます。

 

セルフチェックは腹直筋離開の目安にすぎません。

 

気になる症状や体に不安がある場合は自己判断せず、早急に医療機関にご相談ください。

 

産後の腹直筋離開は治りますか?

 

子宮は出産後6週間ほどをかけて元の大きさに戻ります。

 

また出産後1か月ほどは女性ホルモン「リラキシン」の影響が続いています。

 

産後1カ月間ほどは妊娠・出産で疲れた体を十分に休めることが大切です。

 

腹直筋離開がおきてしまった場合は、産後1か月ごろから適切な運動を続け、筋肉量を増やすことが腹直筋離開を治す近道となります。

 

ポッコリお腹をへこませるために腹筋運動を続けたり、自己判断で体を無理に動かしたりすると却って離開を拡げてしまい、尿漏れや、症状によってはヘルニアを誘発してしまう恐れもあります。

 

また腹直筋離開をしたまま、筋肉が固まってしまう例も珍しくありません。

 

医療機関での診断と専門家の指導の下で、それぞれの症状や体の状態にあった運動を続けることが必要です。

 

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産後のぎっくり腰が多い理由

わかば整体院院長の須崎です。

 

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本日は『産後のぎっくり腰が多い理由』について書いていきたいと思います(^O^)

 

忙しいママの腰には負担がいっぱい!

 

ぎっくり腰とは腰の部分の筋肉や関節に瞬間的にねじれる力が加わって起きる急性腰痛症のことです。

 

荷物を持ち上げようとした瞬間「ヴッ」と激しい痛みを感じ、全く動けなくなってしまうこともあります。

 

実はぎっくり腰の痛みをこらえながら来院される産後数か月のママは少なくありません。

 

産後のママにぎっくり腰が多くなる理由は様々に考えられます。

 

・骨盤の歪み

 

分娩時、赤ちゃんが無理なく外に出てきやすいように妊娠中にリラキシンという女性ホルモンの分泌が増え、ママの産道周辺の関節や靭帯がゆるみます。

 

ゆるんだ関節や、広がった骨盤は産後数か月をかけてゆっくり元に戻りますが、その間に無理な姿勢や腰への負担が続くと骨盤に歪み(ゆがみ)が生じ腰痛の原因となります。

 

腰痛だけではなく、歪んだ骨盤周りの関節や筋肉に瞬間的に大きな負荷がかかるとぎっくり腰を起こしてしまうのです。

 

・育児の無理な姿勢からの腰への負担

 

赤ちゃんへの授乳、赤ちゃんの抱っこや抱き上げ、おむつ替え、散歩中のベビーカーを覗き込んで赤ちゃんをあやす、赤ちゃんを抱きながら肩には荷物がぎっしり詰まったマザーズバッグをかける。

 

ママたちの1日の動きを考えると、中腰や前屈み、腰への負担が大きい無理な姿勢がずっと続いています。

 

なかなか泣き止んでくれない赤ちゃんを抱っこしたまま、家事や買い物もこなさなければいけません。

 

赤ちゃんのことを心配するあまり、腰にかかる大きな負担に気づかず無理な姿勢を取り続けていると、ぎっくり腰が突然起きてしまいます。

 

・ストレスや疲れ

 

慣れない育児でストレスや疲れが溜まります。

 

育児をしながら仕事に復帰されたママはなおさらです。

 

ストレスはママの自律神経のバランスを崩してしまい、血行不良を起こします。

 

血行不良は腰痛の原因にもなり、ぎっくり腰にもつながります。

 

・妊娠中・産後にわたる運動不足による筋力の低下

 

妊娠中は大きくなるお腹やお腹の赤ちゃんのためにハードな運動ができません。

 

出産後も育児などで自分の時間が取れず、定期的な運動は後回しになってしまいます。

 

そのためにママの筋力は全体的に低下し、腰を支える力がなく、ぎっくり腰が起きやすくなるのです。

 

ぎっくり腰を起こしてしまったら

 

体が動かすことができ、医療機関の診療中であればすぐに受診するようにしましょう。

 

ぎっくり腰を起こした直後は激しい痛みを感じますが、その後、痛みはあっても体を動かすことができる場合もあります。

 

動けるようになったと安心して適切な処置をしないまま放置してしまうと、痛みの原因である炎症物質が拡がって痛みが長引いてしまうことがあります。

 

痛みで体を動かすことができない場合や休日や深夜で医療機関の受診ができない場合は、とにかく安静にすることが大切です。

 

腰が沈み込むような柔らかいベッドやソファーで横になることは、腰の骨への負担を増加

させるので避けるようにしましょう。

 

痛みがなく、自分が楽だと感じる姿勢が1番ですが、仰向けに寝ると腰への負担が大きくなるので、普段から横向きで腰を丸めるように寝るようすると腰が楽になります。

 

腰が腫れて熱を持っているケースでは、まずは患部を冷やすことが大切です。

 

痛みは約2日間(48時間)痛みを感じる炎症物質が分泌され続けます。

 

熱を持っているときは、炎症物質が分泌されていると考えましょう。

 

炎症物質は冷やすことで分泌量を減らし、さらに痛みを和らげることも可能なので、凍傷に注意しながら冷やしてください。

 

ぎっくり腰が起きた直後はそれほど痛くなかったのに、2-3日目になって痛みが増してきたなど、痛みのピークが2-3日目だと感じる人が多いようです。

 

痛みが引いてくるまではしっかりと冷やし、ぎっくり腰の初期段階での入浴はやめてください。

 

腰の痛みは自己判断をせず、医療機関、専門家の診断を受けることが痛みを長引かせない、早く治すことにつながります。

ぎっくり腰にならないために

 

赤ちゃんは少しずつ大きくなって、抱き上げるママの腰にはもっと大きな負担がかかります。

 

歩き出すようになれば心配なことも増え、ママの1日はもっとハードになります。

 

出産後、腰痛でお悩みのママは専門家と相談しながら、すぐに腰痛のケアを始めることがぎっくり腰の予防にもつながります。

 

◎赤ちゃんを抱き上げる時には必ず膝を曲げる

 

よちよち歩く赤ちゃんを抱き上げようとするとき、赤ちゃんの両脇に手を入れて上半身だけで抱き上げると腰に大きな負担がかかります。

 

必ず膝を曲げて赤ちゃんに近づいてから抱き上げるようにしましょう。

 

◎おむつを替える時、ベビーカーを覗きこむ時など中腰の姿勢に注意する

 

重い荷物を運ぶ時も中腰のまま運んでいると、腰への負担が大きくなります。

 

反対に体をのけぞらせてお腹の上に赤ちゃんを乗せたような姿勢で赤ちゃんを支えることも絶対にやめましょう。

 

◎頑張りすぎず、自分にリラックスタイムのごほうびを

 

可愛い赤ちゃんのために、ママは頑張りすぎてしまいます。

 

周りの人に助けて頂き、少しだけでも自分のリラックスタイムを作ってみましょう。

 

香りのいい入浴剤でゆっくり入浴をすれば、血流がよくなり腰痛にもストレス解消にも効果があります。

 

ストレスを上手く解消することは、ぎっくり腰の予防につながります。

 

◎授乳クッション

 

授乳クッションの上に寝かせて授乳をすると、高さの調節もでき、腰への負担がぐっと少なくなります。

 

授乳クッションはイスやソファーに腰かける時に腰当としても使えます。

 

◎ウエストニッパーを使う

 

出産前に、産後すぐに使う産褥ベルト、退院後体調が落ち着いてから使うウエストニッパーを準備されたママも多いと思います。

 

ウエストニッパーは骨盤を固定することで骨盤が元の位置に戻りやすくなるだけではなく、腰痛の改善や重い荷物を運ぶ時にはぎっくり腰予防にもなります。

 

体形が元に戻ってもう使っていないというママも、腰痛の悩みがあればウエストニッパーを使うことをお勧めします。

 

骨盤の歪みからくる腰痛、産後に多くなるぎっくり腰予防には専門家のアドヴァイスの下、適切な運動を続けることがとても大切です。

 

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産後に肩こりがひどくなる理由

わかば整体院院長の須崎です。

 

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本日は『産後に肩こりがひどくなる理由』について書いていきたいと思います(^O^)

 

みんな肩こりに悩んでいる、なぜ肩がこるの?

 

夜やっと眠ってくれた赤ちゃんの天使のような寝顔を見ている時も、気が付けば自分で自分の肩をもんでいる。

 

産後、肩こりの悩みをご相談されるお母さまがたくさんいらっしゃいます。

 

・長時間の抱っこやおむつ替えなどでの無理な姿勢

 

・蓄積される育児疲労

 

・運動不足

 

・ゆっくりと入浴できないことからの血行不良

 

など、子育てをしながらの忙しい毎日に、肩こりの様々な原因は潜んでいます。

 

でも産後に肩こりがひどくなるのはそれだけが原因ではないのです。

 

骨盤の歪み

 

妊娠、出産は女性の体にとってとても大きな出来事で、気づかないうちに体の中では様々な変化が起きているんですよ。

 

妊娠後期から末期にかけて卵巣や子宮・胎盤から主に分泌されるホルモン「リラキシン」の分泌量が増えてしまうのも、その一つ。

 

リラキシンによって産道周辺の関節や靭帯(じんたい)がゆるみ、柔らかくなるので分娩がスムーズ行われています。

 

しかし!骨盤の靭帯(じんたい)や関節がゆるんでいる時期に、妊娠の後期でお腹はどんどん大きく重くなり、その負担から骨盤に歪みが生じることが多くなります。

 

お腹が大きな妊婦さんが「がに股」気味に歩くのも、骨盤の歪み、骨盤の開きが原因になっているケースが多いのを知っていましたか?

 

大変な出産を経て子育てが始まれば、忙しい生活のちょっとした積み重ねで骨盤の歪みが進んでいきます。

 

妊娠・出産時のホルモンによるゆるみは産後3ヶ月から4カ月をかけてもとの状態に戻ろうとしますが、バランスを崩してしまった骨盤は正常な状態に戻らなくなってしまいます。

 

この骨盤の歪みが、産後にひどくなる肩こりの最大の原因なのです。

 

骨盤が歪むとどうして肩こりに?

 

骨盤の中央部分にある仙骨(せんこつ)と呼ばれる三角形の骨。

 

この骨は背骨の腰のあたりの骨が関節を作って背骨と骨盤がつながっているのです。

 

背骨には首の部分で前方に、胸のあたりでは後方に、腰の辺りでは前方にカーブがついていて、真横から見るとS字カーブのようになっています。

 

骨盤が歪むと骨盤に繋がっている背骨のS字カーブが乱れ、背骨を支える筋肉が硬くなり、頭を支えている首の筋肉、さらに肩甲骨まわりの筋肉にコリができて、これが肩コリになるのです。

 

骨盤の歪みで身体のバランスが悪くなると

 

・血行不良からのむくみ、冷え性

 

・便秘

 

・自律神経が乱れることからの精神的不安

 

・女性ホルモンの乱れからくる重い生理痛や生理不順など女性特有の悩み

 

などを引き起こすと言われています。

 

骨盤の歪みにも種類がある

 

「骨盤の歪み」は骨盤のねじれ、傾き、開き、の3種類に分類されます。

 

◎骨盤のねじれ

 

横座りやイスに腰かけた時無意識に足を組んでしまうなど左右のいずれかに重心をかけてしまうクセや習慣がある人に多い歪みです。

 

お尻や腰回りなどに脂肪が付きやすく、下半身太りの原因となります。

 

◎骨盤の傾き

 

バッグを左右どちらかの肩だけに掛けたり、食事の時に片側の歯だけで噛んだりというクセや習慣がある人に多い歪みです。

 

前方に骨盤が傾く反り腰気味になる人が多く、女性では婦人科系の体調不良を持つ人が多くなります。

 

後方に骨盤が傾くと猫背になりやすく、血行不良が引き起こす体調不良がおこりやすくなります。

 

どちらにも肩こりや腰痛の症状が現れます。

 

◎骨盤の開き

 

妊娠中のホルモンによって引き起こされる産後の肩こりに影響する骨盤の歪みは、骨盤の開きです。

 

産後、骨盤の歪みからくる不調をそのままにしてしまうと、内蔵や消化器などの不調、さらにはO脚・X脚などスタイルにも影響が出てしまいます。

 

産後に骨盤を正しい位置に戻すことは、その後の生活、健康、美容にとっても大変重要なことなのです。

 

骨盤の歪みをセルフチェック!

 

骨盤に歪みがあるのか、簡単なセルフチェックをしてみましょう。

 

◎床にテープなどで目印をつけます。その目印の上にまっすぐに立ちます。

 

◎目を閉じた状態で、腕を大きく振り、太ももを高くあげながら 目印の上で50回、その  場足踏みをします。

 

50回の足踏みが終わったら目を開けてください。

 

目印から1以上動いている場合は骨盤が歪んでいる可能性があります。 

 

右側に動いている場合は骨盤が右側に、左側に動いている場合は骨盤が左側にズレている可能性があります。

 

前や後ろに動いている場合は骨盤が前や後ろにズレている可能性があり、猫背や反り腰も考えられます。

 

骨盤の歪みを矯正したい!

 

骨盤矯正は正常分娩の場合は産後1か月から、帝王切開の場合は産後2カ月頃から始めることが目安です。


骨盤を気にし過ぎて、出産直後からガードルや骨盤ベルトを着けるお母さまがあります。

 

骨盤を締めすぎると悪露の正常な排出を妨げることになり、母体の回復を遅らせる可能性もあります。

 

母体の回復には個人差がありますので、出産直後は医師や助産師からの助言を受けるようにしましょう。

 

帝王切開では赤ちゃんは産道を通っていませんが、骨盤が「リラキシン」の影響を受けてゆるくなる状態は正常分娩と変わりません。

 

医療機関と相談の上、体の回復を優先しながら少しずつ骨盤矯正を始めることをおすすめします。

 

自分に合った骨盤矯正を

 

産後の肩こり、骨盤の歪みには大きな個人差があり症状も様々だからこそ、「この悩み、実は私だけ…?」と不安に思ってしまうこともありますよね。

 

また、産後に骨盤矯正をせずに数年が経過してしまった場合、矯正に時間がかかることがありますが、骨盤矯正をすることで今後の体調、体型が変わってきます。

 

こういったことが自分自身のコンプレックスにならないためにも、骨盤矯正には自宅でのケア、医療機関で専門家の助言のもと行うケアなど様々な方法があるので、状態や症状に合った骨盤矯正を見つけていくことがとても大切です。

 

一人で悩みを抱えずに、専門機関などでまずは気軽に相談をしてみてくださいね。

 

わかば整体院では産後のお悩みに特化した施術をしております。

 

詳細はこちらをご覧ください。